FC岐阜、昨日は神奈川県横浜市神奈川区にあるニッパツ三ツ沢球技場でY.S.C.C.横浜と戦いました。
あれからどれくらい経ったのだろう・・・と長渕剛さんの♪乾杯の一節じゃないですけど、そう言いたくなるほど岐阜は長らく勝っていません。足掛け2ヶ月強、実に9試合勝ちから遠ざかっています(5敗4分)。天皇杯を挟んでいるので、あくまでリーグ戦だけですけど、ここまで長く勝っていないとのことで、チームワースト記録にもなったそうです。
そして、この試合は先述した天皇杯を挟んで挑むことになっています。Y.S.C.C.は休養十分で挑むのに対し、岐阜はサブ組メインで挑んだ天皇杯の後とはいえ、中2日しかありません。しかも横浜・F・マリノスに対し、最終盤に追い付かれ、PKで負けるという精神的にも堪える負け方をしており、メンタル面で回復できているのかも心配になってきます。
さて、朝早くから東京に着いて、本来ならキックオフ2時間前に着くスケジュールで来たはずなのに、少し思惑がずれたことで、結果的にキックオフギリギリの時間に着いてしまったとさ(苦笑)。やっぱり、豊洲に行く・登戸に行く・ぼっちのパネルコンプは盛り過ぎたか(ニヤニヤ)。
だから、ニッパツでのスタメシは全くもって期待しておらず、小田急内で食べてきて正解だったと思ったけど、ハーフタイムで営業終了・1222人しか観客がいなかったとはいえ、メイン席側の売店がハーフタイムでほぼ完売なのは、何ともはや・・・。残っていたのはチーズケーキだけだもんなぁ(汗)ホーム側の売店がどうだったのかはわかりませんけど、状況はほぼ同じだったかもしれない。
試合開始前から雨がぽつぽつと降り出し、前日発表の天気予報とは全く違うことに最近の天気予報の精度が落ちてきているなぁと思いながら見ておりました。
はっきり言ってしまえば、Y.S.C.C.に主導権を握られっぱなしの試合でした。それでもY.S.C.C.に完全に流れが行かなかったのは、相手側のシュート精度が酷かったからかもしれません。ホント面白いくらいに決まらない。ウチはほとんどシュートを打たないでもどかしいと思っている中で、Y.S.C.C.のサポーターは何でこんなに打って入らないのともどかしく思っているのでしょうな(汗)。それもそのはず、この日の試合のシュート数、岐阜は6本に対しY.S.C.C.が14本なんですよね・・・。明らかに精度の悪いY.S.C.C.。
そんな天気予報の精度の悪さとシュートの精度の悪さが因果関係でも引き起こしているのかと思いながら、見ていた後半18(63)分、左ウィングでパス回しをして相手の動向を窺うと、北龍磨選手が左隅に抜け出すと見せ掛けて、田口裕也選手にパスを回す。その間にボールを追い掛けようとした荒木大吾選手がペナルティエリア内に倒れた中でも主審は笛を吹かず試合を続行(恐らく岐阜のアドバンテージがあるので吹かなかったのだろうけど、明らかにY.S.C.C.びいきの目立つ主審だったから、Y.S.C.C.にファウルを取らせたくないとも見えるので、何とも(苦笑))。そんなこともあって、田口選手は相手選手をかわしながらもシュートチャンスを見出し、見事先制点を挙げました。
写真は、ゴール裏に駆け寄ってきた田口選手(右端)達。コアサポの面々とアツいハイタッチを交わしていました。脱臼するなよ(ニヤニヤ)。<野球の門田博光さんじゃないんだから(苦笑)。
しかし、喜びもつかの間。後半31(76)分にY.S.C.C.の菊井篤資選手に見事なまでのゴラッソを決められてしまいます。選手が戻り切れなかったこともあるのでしょうけど、あの距離から左隅に決める精度の高さにあっぱれですよ・・・。ここだけ見ると、またY.S.C.C.はたった一つのプレーでガラッと変えてしまうのではないかと危惧しておりました。
そんな悪い雰囲気を一気に消し飛ばしてくれたのが、途中交代で出場した粟飯原尚平選手。
後半44(89)分、アディショナルタイム突入寸前の中、上田智樹選手のゴールキックから始まったプレーは、同じく途中出場の野澤陸選手を経て、石田崚真選手に。石田選手は縦ポンのロングボールを放つと、イ・ヨンジェ→松本歩夢→粟飯原の途中交代組でパス回しを図り、相手に詰め寄られているのもあって、右隅でフリーになっていたイ選手に再び回します。
右サイドに駆け上がったイ選手はクロスを展開し、Y.S.C.C.の選手に弾かれるものの、いいところにボールは巡り、駆け上がってきた北選手が回収し、そのままシュートを選択。その球がこのままだと枠外に外れると思ったのか、粟飯原選手が頭で軌道修正を図ったのが、見事に左枠隅に吸い込まれ、決勝点となりました。実に3/31以来の4得点目(意外に思われるが、まだ4得点目なのだ)、そう最後に勝った3/31の松本山雅FC戦以来の得点で勝利を引き寄せたのです。あの時はアディショナルタイム最中だったけど、粟飯原選手は(終盤に)何かを起こすジョーカーのような役割を果たす選手に成長したんだなぁ。まるで2017年の難波宏明さんのような活躍ですわ。あの時のナンチャンは神懸っていましたからね・・・。
皆が去るシーンになってしまった写真をここに出しておきますね(泣)。左端の24番の選手が粟飯原選手ですが、この写真だけ見ると、何かやらかして落ち込んでる姿にしか見えない(苦笑)。
結果として、松本山雅戦以来の勝利。粟飯原選手が長いトンネルを抜け出させるシュートを放ったことで、もたらされました。ぽつぽつ程度だった雨が、この時ばかりは雨粒がはっきりわかるほどの雨になっていました。夜空が歓喜の涙で祝福してくれたんだと思うと、雨も悪くないね。
試合終了後にやって来た選手の代表として田口選手がトラメガ持って感謝の言葉を述べていました。
0-1だったら、田口選手がMOMなんだろうけど、今回は違うのよね(ニヤニヤ)。
ところで、田口選手は今回の試合で8得点目。ルーキーイヤーの点数に並び、キャリアハイタイ(2年目の得点数)まであと1得点。前半戦終了まで残り2試合あるので、前半戦終了まで2ケタ得点も十分狙えます。岐阜のJ2昇格のためにも、藤岡浩介選手と共に両輪となって活躍を願うばかりです。
そして、ヒーローインタビュー後にやって来た粟飯原選手。先程も書きましたけど、ミスタージョーカーというふうに呼んでもふさわしい活躍を見せてくれていまよ。
なお、トラメガを渡された時、サイレンを鳴らしてしまい驚愕する(爆)。持ってるなぁ(ギャハ)。
その間には、岡本享也選手がやって来ました。この日はスタメンで出場していました。児玉潤選手が北海道コンサドーレ札幌に電撃移籍したことで巡ってきたチャンスですね。
悔しい逆転負けの中でも来てくれました。もちろん、そんな岡本選手を讃えるのも兼ねて、ゴール裏のサポーターは温かく迎えておりました。是非とも、このままレギュラーで出場してほしいものです。
実に2ヶ月以上ぶりの勝利に酔いしれる岐阜ですが、この勝ちを生かすためにも、次のアウェイ・ガイナーレ鳥取戦は負けるわけにはいきません。
相手は和歌山県で行われたFC大阪戦を逆転で落とし、引き分けを挟んで5連敗と調子も悪いです。ここで相手を叩ければ、再び上昇気流に乗ることができるでしょう。そうなれば、再びホームに帰ってくる、前半戦最終戦・岐阜市民総力戦にもなるヴァンラーレ八戸戦に意気揚々と挑めると思います。
ケガ人が多くて苦労した時期もありましたけど、大ケガになった茂木秀選手以外は何とか帰って来れそうです。とはいえ、ここは全員での総力戦で難局を戦い抜きましょう!