三重県四日市市にある第三セクターの四日市あすなろう鉄道の施策が話題になっています。
四日市あすなろう鉄道は、2014年に近鉄の内部線と八王子線が近鉄(75%)・四日市市(25%)が出資する第三セクターとして設立され、以降は近鉄の子会社として運営されています。
鉄道フリークの間では、全国でも数少ないナローゲージ(超狭軌)で走る列車が拝めることでも知られていますけど、実は、もう一つあすなろう鉄道の手掛ける有名な施策があるのです。
四日市あすなろう鉄道では、高校受験のシーズンになると、受験生を対象に無料で往復乗車のできる「高校入試応援キャンペーン」を行っています。
このキャンペーンは、2019年に行われ始め、以降毎年2000枚出るほどの人気企画になっています。行われた経緯に関しては、近鉄の職員が出向で来ている人の発案であることもあり、詳細は不明とのこと。ただ、四日市あすなろう鉄道の知名度向上を担った施策ではないかと言われています。
このキャンペーンは、先日行われた海星高校の推薦受験から始まり、その後三重県立高校と特別支援学校、そして海星高校の一般入試で行われるそうです。
このキャンペーンを受けるためには、受験票が必要になります。つまり、高校入試を受ける際に必要なものを忘れないようにするという意味合いでもいいアイデアだと思います。実際ネット上でも同様の意見が挙がっているので、この施策は非常に素晴らしいものです。
なお、往復乗車券には日永大宮神明社で合格祈願御祈祷済みとのことなので、受験生のささやかながらもお力にならんとしてくれています。みんな頑張れと言ってくれているので、受験生の皆様は、最後まであきらめずに受験を受けて下さい。