現在、鈴鹿ポイントゲッターズに期限付き移籍中の三浦知良選手。これまで13試合出場しているものの、ケガだけでなくスピード・パワー・テクニックがJFLでも差があるのに加え、鈴鹿の不祥事でJ3ライセンス取得に必要な百年構想クラブを取り上げられてしまった、それに伴うのか順位も低迷とよくないことだらけ。兄の三浦泰年監督は2025年まで契約というふうになっているものの、どこまで『擁護(養護)』できるかも問題になってくることでしょう。
そうなると、カズの移籍問題が再び急浮上してきたんですわ。現状鈴鹿に残るのではないかと言われているのですが、一部報道では来年1月の契約満了をもって「横浜に戻りたい」と言っているようなのです。とはいえ、来年J1に復帰する所属元である横浜FCや同じJ1の横浜・F・マリノスで戦えるレベルではないとわかっているのか、「J1でのプレーというのは今は全く考えていない」とも述べています。ということは、最有力になるのは、J3にいるY.S.C.C.横浜なのではないかと思われます。ただ、横浜市のある神奈川県という縛りに変えれば、6チームあるので、J3のSC相模原も候補に挙がるでしょう。
しかし、他のチームも手を上げてくるでしょう。特に前回も欲しいと名乗りを挙げていたチームは、横浜FCと熱心に交渉をするのではないのでしょうか。
ただ、あくまで『客寄せパンダ』としての価値なんですよね・・・。ほぼ同じ日に中村俊輔選手が現役引退を表明しました。まだ他でもやれたのでしょうけど、ある意味引き際を見極め、引退を選んだのだと思います。そう思うと、カズは引き際を見極め間違えたのかという見方もできます。横浜FC以外でのプレーを選択しなければいけなかった時に引退すべきだったのでしょうけど、本人がやりたいという限りはやらせるべきだと思うし、誰かが引導を渡すことができれば、本人も納得するでしょう。それが自身の価値が無くなる時なのか、兄という後ろ盾が無くなるか、横浜FCが『クビ』にするか、全くわかりませんけど・・・。
そう思うと、日本代表になれなかったあの日が、現役の原動力だとしたら、岡田武史さんの「外れるのはカズ、三浦カズ」は呪縛にも取れる発言だったのかな・・・。