戦国とも言える2012年のパリーグ。1位から5位までの間か7ゲームにひしめき、状況次第では5位のロッテまでがクライマックスシリーズ進出の可能性が残るというふうになっています。
そんな混戦の最中、やっと頭一歩抜け出したのが日本ハム。今日の試合でロッテに勝った結果、クライマックスシリーズ進出マジックを0にして、3位までを確定。クライマックスシリーズへの出場権を決めました。2位の西武は楽天に勝ったので、1位と2位のゲーム差は2.0のままなものの、明日・明後日に控えた直接対決で、明日日本ハムが勝てば、いよいよ優勝へのマジック(4)が点灯するにまでなりました。
恐らく、この西武との2連戦が天王山、雌雄を決する大一番になるのは間違いないです。先述の通り、日本ハムが1つ勝てばマジック点灯、2つとも負けるとゲーム差なしになる可能性が出てくる、最悪2試合とも引き分けると日本ハム・西武ともども優勝が少々苦しくなる(どちらかというと西武の方が苦しい比率が高いのかもしれない)というふうでしょうか。
正直な話、ロッテはお得意様だった日本ハムも西武とは少々分が悪く、西武ドームで戦った先日の3連戦も負け越しています。日本ハムはホームになる札幌ドームで戦えるのが唯一の救いなのかもしれません。
西武に関しては10連戦の中盤(第4戦・5戦)になり、少々疲労が出始めるところ。仮に日本ハムが総力戦に挑んできた場合、かなり台所事情の苦しい西武にとっては痛い戦いになるのかもしれません。
鬼が出るか蛇が出るかと思っていたので、正直栗山監督はよくやってます。ファンから厳しいことを言われるんじゃないかとか言いたくなるとかあったと思いますけど、ここまで率いてこられたのは予想外でした。元中日監督の落合さんと同じように評論家上がりでコーチ経験の全くない中での就任。前任の首脳陣の一部が残ったとはいえ不安でいっぱいでしたよ。
ここまで来たら突っ走ってほしい。一気に連勝で西武とのゲーム差を広げてもらいたいですね。