日本ハム×楽天、今日は北海道で巨人戦が行われている関係上、久しぶりの東京ドームでの3連戦だそうで。
先発は日本ハムがスウィーニー選手、楽天は岐阜県関市出身の長谷部選手。そのためか、ぎふチャン(岐阜放送)では試合の模様がO.A.されていたようですが、残念ながら名古屋からは映らないので、CSのGAORAで見ることに(内容はぎふチャンおよび他の地上波でやっていたものと同じもの)。
今日の試合は珍しく記録ラッシュ。
まずは楽天の指揮官である野村監督の通算3000試合出場(監督指揮)。
本当なら勝って指揮官の偉業を称えたいところだったんですが、連敗中の楽天の現状が出てしまったのか、初回にリック選手の3ランで大きく勝ち越せても、先発長谷部選手が5回1/3をルーキーでありながら、2回の新外国人ボッツ選手のソロアーチと5回の金子誠選手のタイムリーの2点で抑えてくれても、その後の中継ぎ陣がふんばれず、6回に小谷野選手の犠牲フライで1点差にまで追いつかれた状態で9回裏へ。
何とか2アウトまでこぎつけ、万事休すと日本ハムのベンチからは嫌なムードが流れる中、その雰囲気を変えたのが、持病が出たため休養を取っていた稲葉選手。
この稲葉選手が登場したことで、通算1500試合出場達成。
稲葉選手にとっては、野村監督のヤクルト時代の申し子だっただけに、いいところを見せたかったというのもあるかもしれないのですけど、西武が負けていたというのもあって、負けられなかったというのもあったのでしょう。そんな様々なシチュエーションの中、持病を押して打った渾身の当たりがヒットになり、これで通産1500本安打のダブル達成。またこの当たりが呼び水になり、森本選手の同点タイムリーに繋がるまでになりました。
ここで一気に畳み掛けたかったんですが、あと1本が出ずに引き分け。
特に楽天の最後に投げた木谷選手のフォークメインの投球術が冴えてましたね。敵ながら天晴れです。
結局、自身の記念すべき日に勝てなかったからか、終盤および延長以降渋い顔の取れなかった野村監督でしたけど、この木谷選手のピッチングを見て、心の中ではニヤリとできたかもしれません。
で、あと1本が出ずに引き分けになった日本ハム。
解説の金石さんは、負けに等しい引き分けに変わってしまったと嘆いていましたが、今まで日本ハムが勝っても西武が勝ってしまいという状況が続いて、なかなかゲーム差が縮められずにいた、そして負けが付かず引き分けで0.5ゲーム縮められたんですから、よしとしたいところですし、スレッジ選手が肉離れを起こして登録抹消になり、軸がまた抜けた中でここまでやったのは本当によく耐えた・粘ったと思います。
最後に、記録達成を果たした野村監督および稲葉選手、本当におめでとうございます。
野村監督は今年勇退するのか、まだ続行になるのかはわかりませんが、1日でも長く指揮を取って日本球界に貢献して下さい。
稲葉選手は、年齢的な衰えが隠せないところまで来ている中、次の記録(2000本安打)達成というのはなかなか苦しいかとは思いますが、1本でも多く安打を放ってほしいものです。