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WIND OF MOON

アニメ、漫画(たまにドラマや音楽)の感想・雑感を気の向くままに綴っています。
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No  299

アニメ【NARUTO】374、375話 疾風伝スペシャル

「師の歩んだ道!仙術修行開始~」スペシャル 2010年4月8日放送
■374話「暗号解読」
脚本/吉田伸 絵コンテ・演出/高橋滋春 作画監督/小林ゆかり 総作画監督/徳田夢之介
■375話「第一の課題」
脚本/吉田伸 絵コンテ/サトウシンジ 演出/木村寛 作画監督/徳倉栄一 総作画監督/金塚泰彦

主役大活躍!!!やっぱりナルトが出ていると、内容が明るいわvv

仙術チャクラを取り入れるべく、妙木山へ修行しに行ったナルト。原作だと飛び飛びなところをアニメはまとめてある。
サスケの八尾捕獲話と並行して進んだ原作とどっちがいいとか比べられないが、原作よりも小さい視聴者が見ているアニメでは、まとめた方が分かりやすい。

自来也の師は三代目火影(人間)と、フカサク(蛙)の二人(一人と一匹)って事ですね。
同じくナルトも、師は自来也とフカサクとなりました。

やろうと思えばペインから逃げられた自来也ですが、ペインの謎に迫れるのは自分だけだと、文字通り命を賭けて、ナルトに宛ててメッセージを遺した。

●原作よりも、暗号解読で【イチャイチャ タクティクス】を読み上げさせられるカカシの狼狽ぶりがお気の毒ながらも笑えました(^^;)。


師の復讐を誓うナルトですが、『伝説の三忍』の自来也さえ手こずらせるペインに、ただ闇雲に向かっても命を落とすだけとフカサクはたしなめます。

フカサクがナルトに修行をつけようと思ったのは、ただナルトが『予言の子』で自来也の弟子だからというだけではなかった。
忍術チャクラが己の体内のエネルギーを使い消耗していく術であるのと違い、フカサクが授けようとしている術は外部の自然エネルギーを取り込む仙術。
その取得には、己のチャクラが多くて『ど根性のある者』でしか習得できないらしい。

●ガマ吉の、忍術エネルギーと仙術エネルギーの説明ソフトクリームの件、私も分かりやすかった(^^;)。

●大ご馳走で歓迎されたナルト。
まぁカエルは虫、大好物だからね(^^;)。

●もう一丁ムシネタ。
あんなにカラフルな虫に毒はないんでしょうか???


螺旋手裏剣の修行と同じく、影分身して経験値を増やすやり方で今回も修行に励むナルトですが、杓で打たれつつ修行続行。自来也よりも飲み込みが早いそうです。
多分それは頭よりも体で理解する方がナルトは得意だからなのでしょうね。勿論、筋が良くなければできない事です。
ド根性のある者、という話で俄然やる気が出たナルト。
乗せられて単純だけれど、ただそれだけではやり遂げられないのも事実。
彼の精神は屈強なんですね!


●アニメでは自然エネルギーを『六尾の章』(勝手に命名)でシラナミが使っていました。
ホタルの体にエネルギーを取り込むのに使ったやつ。
『六尾の章』から原作に話がシフトしやすいように、との構成だったんでしょうね。


演出でいいなぁ、と思ったのは、ナルトと自来也との回想シーン。
サスケに、親兄弟が居ないナルトに自分の気持ちが分からないと突っぱねられたナルト。
同じ様に、両親を殺されてからおかしくなってしまった大蛇丸を止められなかった自来也。
自来也は自分の両親は殺された訳ではないからと、大蛇丸と立場が同じではないという意味で分かり合えなかったとナルトに話します。
結局大蛇丸の件があって里に腰を据えず、火影になる資質を持っていたのにならなかった。
ナルトも、火影になると以前は豪語していたけれど、サスケ一人も救えないのでは意味がないと最近では言っています。勿論、火影になる夢を捨てた訳ではないけれど。

『人が本当の意味で理解し合える時代が来るとワシは信じとる!!』

答えが出せなかったときにはナルトに託すと言った自来也は、心底ナルトを弟子にして良かったと思ったのでしょうね。長門が間違った道へ進んでしまったから余計に。

その時の描写…どこかのお寺の境内で、自来也とナルトが話しているのですが、
日差しが夏の様に強く、木漏れ日から覗く陰影が濃くて、彼らの抱えているもの・心情の様に感じてしまったんです。
すぐさまコミックス42巻の自来也とナルトの表紙絵を連想してしまってもいましたが。

明るく振る舞いつつも心に抱えている重いもの~黒い影
そして、たとえ自分が成し遂げられなくてもそれは火の意志と同じ様に、師から弟子へ受け継がれる希望の伝授~目映い光
それを陰影のコントラストで表現した今回の演出は秀逸だと思いました!

【ど根性忍伝】はかつてナルトの父四代目も感動した様に、ナルトをも感動させます(あの木ノ葉のナルトらしき忍者、超カッコよくね?ナルト、自分を美化してる?)。
間違いなく自来也の思いは四代目、ナルトにも伝わっている。
今となっては時代、世代を超えて平和を説く自来也からの大切なメッセージが込められている。
(エロばっかじゃないんだよ!)

「サインなんか要らない」
そう。
自来也からはそんな物理的な物ではなく、目には見えなくとも、大切なものはナルトの心にちゃんと残されたから。



ところでご覧になりましたぁ?
今夏の劇場版では四代目大活躍の予感です!!!
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