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WIND OF MOON

アニメ、漫画(たまにドラマや音楽)の感想・雑感を気の向くままに綴っています。
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No  341

アニメ【NARUTO】412話感想(追記あり)

過去編 木ノ葉の軌跡
■412話「ネジ外伝」2010年12月23日放送
脚本/宮田由佳 絵コンテ・演出/岸川寛良 作画監督/容洪

主役が回想でしか出て来ない(しかもセリフもない)けれど、とても良いストーリー構成だと思います。
(で、赤丸役で竹内さん。猫のヒナのCVの次は犬!?)

原作との整合性もきちんとされているし、こういう話をアニメ・オリジナルで望みます。

原作ありきの作品の映像化は、ただ単に原作に沿うだけでは物足りないし、かといってオリジナル部分が多すぎたりするとパラレルに感じられればまだしも、全く別物になりかねないですから。


中忍試験中に起こった木ノ葉崩し。
多分その当時は混乱で何が起こっているのか、受験者や観戦者には分からなかった筈。
大蛇丸が里の転覆を狙っていたのは原作で分かっていたけれど、サスケを狙っているという情報も流れていたとは。
今回の話が血継限界狙い繋がりとして、この話のベースにあると思うのは考え過ぎかもしれないけれど、そんなところも原作とリンクしていると考えると面白い。


普段は額当てに隠れているネジの呪印。
彼が苦悩していた事と、ナルトと拳を交えて考え方を変えた事を、この呪印を見て改めて思い出しました。


木ノ葉崩しはこうやって見ると、かなりなピンチだったのが分かる。
砂をそそのかした音、そして今回どさくさで入り込んだ白眼狙いの雲。
それにしても土遁使い多いな~


◆かなりな手練の雲忍、ネジの立場まで知っているところもかなりだ!

雲忍との決着に何と宗家のヒアシが出て来るとは!!!
だけれど、『かなりな手練の雲忍』をあっけなく倒せたのはヒアシが相手だったからこそ!
かなりな手練でも時間通りに倒されなくては話がまとまらないけれど、時間の関係であっけなく倒されるなんて過去に何度もあって、「あれ? 強敵の筈なのに弱いじゃん!」なんて突っ込み入れたくなったのはしょっちゅう。だから、この辺りも上手いと思いました。

人の心の中って見えないし、話している事や公にしている事が全てではないから、自分の良い様に解釈したり、挙句邪推したりする。
きちんと理解しようとすれば関係がこじれる事もないのに…と思わせる事って多々あると思います。
でも他人を分かってあげるには、まず自分から心を開かなくては相手も警戒したままなんですよね。
宗家に対する思いと分家に生まれた立場は確かにネジを強くしたけれど、過去の自分を省みて自分の弱さをヒナタに伝えたネジは、以前よりも人間が大きくなって魅力的でした。
ナルトはそういう苦しさから抜け出させる術を授ける才能があるんだなぁ。
苦悩していたネジに、そこから脱出するきっかけを与えたのはナルトだから。
ナルトの良さ、というか他人の良さを認めるネジなんて、きっと以前は考えられなかっただろうなぁ。
そのナルトを褒めた時のヒナタのはにかみで、ヒナタは勿論、一緒にいたキバもネジへの見方が変わったのを感じ、和やかな雰囲気にほっとしました。

それにしても、同じ血継限界で三大瞳力の一つである日向家の白眼の管理が徹底しているのに対し、あれだけ羨望されたうちは(の瞳力)はどう対処していたんだろう。輪廻眼もね…
結局、今残っているのが日向家だけなのは考えさせられる。


宮田由佳さんの脚本、以前から良かったですが、今回のも良かったです!


◆追記◆

●ネジの呪印ですが、原作では『』ですが、アニメでは『×』にしたのは、何か理由があるんでしょうか?

●以前白眼を狙ったのも雲忍。
どれだけ白眼に執着しているんだ!

それから、ネッ友さんに指摘されて原作を見たのですが、
木ノ葉崩しのとき、ヒアシが襲来した敵に対して迎え撃っていて、そんな中ネジの応援に駆け付けていたとしたらすごい瞬身ですね!


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