水着回と思いきや、またずいぶん情報量が多かったので、”綺羅星十字団の思惑”、という切り口で考えてみたいと思います。 STAR DRIVER 輝きのタクト 第17話 『バニシングエージ』 の感想。
綺羅星十字団の目的は、「旅立ちの日」を迎えることだと、これまでの語られてきましたが、今回はさらに、「その時、世界は我々のものになる」とヘッドが語っていました。つまり世界征服なのでしょうか。確かに、古代銀河文明の遺産を自由に活用できるならば、世界征服も可能でしょうけれど。
でも、ヘッド自身の思惑は、本当にそこにあるのだろうか。アバンで病室の誰かを見舞っていましたが、その人物が、彼の思惑に関係していそうな気がします。
前回、ヘッドはタクトに負けてしまい、それなりに追い詰められているはずです。第3フェイズならば勝てると自信があったのに、勝てなかったわけで。その追い詰められた焦りが、クーデーターまがいの行動に駆り立てたのでは。また、サイバディを復活させることには死の危険がありますが、あの様子では、復活を試みるのでしょう。命を賭けるに足る目的が、彼にはあるのでしょうか。あるいは、自分の命なんてどうでもいいと思っているのでしょうか。彼の思惑は謎です。
一方、カナコ(頭取)の思惑は、一番わかりやすいと言えます。彼女は純粋に、世界の平和や、身の回りの人の幸せを願っていて、そのために行動していますね。古代銀河文明に関わってしまったからには、それを人類のために使うよう導くのが、自分の使命だと考えているようです。
新キャラのマドカのことを、カナコは「あの子は危険なの」と言っていましたが、それは自分や周囲の人にとって”危険”という意味ではなく、マドカが危なっかしいと心配しているのでしょう。 実際、サイバディの復活で「死ぬ確率が高いらしいよ」と聞いても、「いいわね、ゾクゾクするわ」と不穏なことを言っています。マドカにはたぶん、これといった思惑は無く、スリリングに楽しめればいいという、刹那的な生き方なのでしょう。
一方で、タカシのことは全然心配していません。カナコを裏切った形になりましたが、彼の思惑は、タクトとまた勝負して勝ちたい、だと思えます。第3話でタクトに負けてエンブレムを失い、11話ではシモーヌを利用して、彼女のサイバディに同乗する形で勝負を挑んで、また負けました。その執念からして、3回目も狙っているはずで、バニシング・エージに移籍したのはそのためでしょう。気が済んだら帰ってくるだろうと、カナコは思っているのでしょうね。
ベニオの思惑は、シルシを受け継ぐ家柄なのに、、それを失った悔しさからでした。
ケイトはどうなのだろう。綺羅星十字団は巫女を探していますが、自分が巫女であると名乗り出ようとはしません。むしろそれを隠すために、あえて綺羅星十字団に入り込んだのが、彼女の思惑なのでしょうか。
このように、綺羅星十字団は見事にバラバラの思惑で動いていて、しかもヘッドの思惑など肝心なところがわかっていません。それが、この物語を分かりにくいものにしていますが、それぞれの思惑の行方を楽しむべきなのでしょう。
タウバーンがさらに進化して、必殺技、「タウミサイル」が使えるようになりました。搭乗者自らがミサイルになるという、斬新な技ですが、『Flatout Ultimate Carnage』というゲームで前例があります。レースゲームですが、なぜか「ドライバーを射出する」というボタンがあり、それを押すと、なぜか、ドライバーが射出されます。僕はこのゲームを持ってるのですが、頭が変になりそうでした。
スガタが気がかりです。「王の力」が通用しなくなったことが、ショックだったろうから。ワコを守るために力を欲している彼は、どういう行動に出るでしょうか。
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カナコの夫が予想外に大きく関わってきそうですが、年齢的にタクトの祖父との関連はあるでしょうか。口調も相まって、サリナ部長の達観した物言いにも彼らと同質のものを感じるのですが。
ダイ・タカシはコウとマドカ、それにバニシングエージを監視しているように感じたのですが、対等条件でのタクトとのサイバディ再戦も望んでいるかもしれませんね。
冒頭の昏睡している人物(男?女?)が気になりますが、目覚めるなら未発表のドライバーかもしれませんし、ニチ・ケイトに似ているのでは?という考察もあり、そうなるとこれまでの予測にかなり修正が入りそうです(汗
それに女性ならば、スガタとワコの関係に被りそうな?
第一フェーズの能力が確定しているドライバーは少ないですが、大体自分の欲するものを満たす方向に力が働いているようですね。おそらく「大きな力」を望んでいるヘッドとスガタは、似たもの同士でもあるようです。
ヘッド側につくか最後までタクト側か、スガタを中心にこちらも三角関係が形成されているようですが(笑)、カナコも夫とタクトの、どちらにつくかで揺れ動いているのかも知れませんね。
部長はOPで出てくるポジション考えると、重要なキャラの気がしたり
関係者以外秘密のはずの古代銀河文明の遺産について、外から来たはずなのに知ってますし
先週から「表巫女の封印」という単語が出て来てるので、もしかすると裏巫女がいて、彼女がそうだったりするのかな、とか思ったりもしますが
いずれにしても、結構偉い人なんじゃないかな、と
冒頭の男性は、カナコの夫でしたか。誰だろうと思っていました。カナコと同じ思想だとすれば、平和主義の穏健派でしょうか。
昏睡している人物は、なんとも言えませんね。ヘッドの野心と関わっているのでしょうけれど。
ヘッドの第一フェイズの力は、確かに謎です。”リビドー”こそが、第一フェイズの力なのかもしれませんが。
■ワコの祖母との関係ですか。それは意外な線ですね。あるかもしれません。
部長は、たしかに不思議です。しるしを持つわけでも、島の出身でもなく、綺羅星十字団でもない。でも、なぜか事情に通じている。どこかの政府が送り込んだエージェント、などがありそうな線でしょうか。
今回の話で何故か「スクライド」という作品とダブらせてしまいました。
その作品では、アルターという能力があり、その能力のエネルギー源は向こう側と称される場所から得られていて、その向こう側の無尽蔵ともいえるエネルギーを狙う本土側とネイティブアルターの戦いという設定があります。
この作品もそのおちなのかなと思いました。
そして、その作品の中にアルター能力の精製といって本土がネイティブを連れ去って人格を壊してまで何でもやって能力値を上げて本土の駒にするというのがあったのですが、
マドカやカナコ、バニシングエイジのメンバー達はそれなのかなと思いました。
無理やり銀河美少年にされた連中。
そして謎な部長はストレイト・クーガーというキャラにように
本土での精製の結果、無理やり向こう側(ゼロ時間の先)を見せられ銀河美少年のたどり着く先へ行ってしまい、その影響で体はボロボロ、余命幾何もなく、残り時間を学園で有意義に過ごすつもりだった。とかかなと思ってしまいました。
そして、本土から来たラスボス相手に足止めして
「あの無鉄砲でワコにぞっこんな彼が私はお気に入りなのさ、強い子だ、惚れがいがある。のこりの命を懸けるに値するほど。」
とか。
「タクト君、君は限界を超えてしまったんだなぁ、だったら進め徹底的にな。レイジ、少しくらい時間ができたら帰ってやれよ、魚ちゃんのとこ…ろに…(肘掛けにおこうとした手が滑り落ちだらりとのびる)」
的なスクライドパクリなおちがまっているのかなとか思いました。
>搭乗者自らがミサイルになるという、斬新な技
これについては銀河美少年のたどり着く先はこの技なのかなと思いました。
銀河美少年 タウバーン
ではなく
銀河美少年 タクト
になり、サイバディを超え生身でサイバディを超えた力を現実で使えるようになる。
第一フェーズのように。
しかしそのころには、リビドーの搾りかすになり力は使えなくなっている、とか
ワコやスガタは、古代文明の守護者として、古代文明によって作られた存在なのでしょう。綺羅星十字団は、古代文明を横取りしようとしていて、古代文明の技術を部分的に使って能力を強化しているのでしょう。
タクトが、よくわかりません。島の住民ではないですし。実は、古代銀河文明を狙うために人類が作った、どちらかと言えば綺羅星十字団寄りの存在、という可能性はあるかもしれませんね。
もはやタクトは、ほとんどタウバーンと一体化しているように見えて、タウミサイルはその技なのでしょう。既に第4フェイズとかに移行しているのでしょうか。