メルクマール

重苦しいのは、敵が強大で、その出方を待っている状況だからでしょう。イカロスもニンフも、このままで済むわけが無いと思っているし、守形ははっきりと危機感を感じている。でも、積極的に打って出ることができないのが、もどかしいのです。守形は情報収集には勤しんでいますが、なにか策があるのか。智樹は何も考えていないように見えますが。

そうこうするうちに、『第二世代』のエンジェロイド、カオスがやってきました。とても強力なようですが、ただ彼女もシナプスに絶対服従というわけではなく、自分の欲望のために動いているようです。「愛」とは何かを知りたいという。

カオスは、イカロスやニンフが、愛のためにシナプスを裏切った、と認識しています。それはまぁ正しいのでしょうね。そもそも彼女たちは、シナプスでは道具当然に扱われていました。でも智樹は、そんな彼女たちを不憫に思って、普通の女の子として接します。それは、恋愛というよりは慈愛でしょうけれど、その智樹の優しさが、イカロスやニンフの恋愛感情を呼び起こしたのです。

「エンジェロイドには愛はプログラムされていない」とカオスは言いますが、エンジェロイドは単なるプログラムで動くロボットでは無いのでは。メカというよりは生体に見えるので。緑髪の少女は、エンジェロイドたちを「私の娘たち」と言っていたので、彼女の遺伝子を使って作られた生体機械が、エンジェロイドではないでしょうか。そして同じ母親を共有しているので、エンジェロイドたちは姉妹だと。　生体だとしたら、プログラムできない部分が残っているはずで、それは愛に飢えた母親の性質を受け継いでいるし、男性の好み（つまり智樹がタイプ）も、受け継いでいるのかもしれません。

ここらでスカッとしたいところですが、そのためには、智樹にハッスルしてもらう必要があるのでしょう。ニンフのピンチがキッカケになるでしょうか。

EDテーマは『帰らざる日のために』で、ドラマ『われら青春！』の主題歌ですね。これの前番組の『飛び出せ青春！』の主題歌、『太陽がくれた季節』のほうが有名ですが、それは1期でやりました。青春学園シリーズが好きみたいですね。どことなく物悲しいフレーズが、青春の光と影を表現しています。

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