感想とか述べたくなったので…。こちらの誤解だったらすいません。
【雑誌】BUSINESS LAW JOURNAL No.43 10月号 ― 法務アウトソーシングの目的は、コストカットじゃありませんtacさんの記事。違和感を感じたのは分かるけど、違和感を感じると言われたことに、逆に微妙な違和感を感じてしまった。
大きめの訴訟とかM&Aとかの外部弁護士費用とかだと、どうしてもある程度大きな金額が外部に出ることになるから、減らせるものなら減らせないか、と思うのはある意味当然ではないかという気がするのだが…
また、相見積もりをとって事務所を決めるプロセスが、決めた後で案件を動かしていく中での法務部との相乗効果に影響することについての懸念をお持ちのようだけど、懸念しないといけないのだろうか?相見積もりを取るような真似をされると相乗効果が下がる、というような事務所を選ぶことの方が寧ろ問題ではないかという気がする。
それにいわゆるbeauty contestについて言えば(僕もやっているのを見たことが何回かあるだけで、実際にやったことはないのだが)、見積もりを取ると言っても、実際にはインタビューとかをして、相手が提供できるスタッフの陣容を見たり、feeのかからない範囲でレポートを出してもらって、その質やスピードを見るということも含まれるわけで、そういう形での検討を通じて、相乗効果がよりよく発揮できる相手かどうかという見極めのようなこともするケースもあると思う。
時間的な制約とかでできない場合を別にすれば、相乗効果を含め、費用対効果の最大化を図るうえで、相見積もりを取るなどのプロセスをするのは、寧ろ当然なのではないかという気がする次第。