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最近の何だか(2012/9月終わり)

1/2というか3/4が終わったというところで箇条書きで。
  • 社内で顔が売れてきたのか、種々雑多なご相談をいただくようになってきた。面白くなってきたとも言えなくもない。
  • 某案件で某大手弁護士事務所に相談に行く。土地勘のない案件だったので、相談に行ったのだけど、蓋を開けてみれば、特別法上の議論はあまり関係なく(その辺がよくわからなかった)、フツーに民法上の議論で対応可能というアドバイスだった。まあ、土地勘のないエリアだったのでしかたがないのだが、何か悔しい。
  • 某案件でのメールのやりとりで、苛立ったこともあり、ついキツ目の口調でメールを返してしまって反省。それぞれに制約要因があるなかでやっているということを忘れてはならない。
  • 来年度に向けての準備があちこちで始まる。はじめてのことなので興味深い。

もし最高裁が民法900条4号ただし書の違憲判決を出したら(東大ローレビュー)

東京大学法科大学院ローレビューの第7巻が出た。で、その中の論文の一つがこれ。著者は、現役判事にして、同校で客員准教授ということで、講義もされている。

タイトルを見た時点で、個人的には、判事の方が、実際の事件ではないとしても、判決について、「もし」という形で記事を書かれている点で、こういうことをしても、裁判所の中で問題にならないのだろうか、と、変なところがまず気になったが、個別の事案に関する話ではないので、大丈夫ということなのだろう。

内容自体は、表題のような事態が起きた場合に、判決(厳密には決定だろうとのことだが)対象の事案以外において何が起こるか、違憲判決が出た後の他の事件(過去のものも含め)に対する影響、処理の仕方について検討されている。まあ、相続という生々しくドロドロした分野に直結する条文が対象になっているから特に、なのかもしれないけど、裁判官の視点を垣間見ることができたような気がして、興味深かった。自分が関与している事案以外についてまで、関心は持たないのが通常なので、何だか新鮮な気分。

町の忘れもの (ちくま新書) /なぎら 健壱 (著)


京都に行ったときに、ガケ書房で購入した一冊。

かつての町にあって、今はなくなりつつあるものを、惜しむように写真と文章に収めたもの。下町小僧もそうだったが、何気ないものを見過ごさずに拾い上げていく視線の優しさが、好ましい。単に呑んだくれているばかりではないのだ(呑んだくれているだけのことも多いみたいだけど)。

世代的にはなぎらさんよりも1回り以上下だけど、それでも、共通に懐かしさを感じるものがある。ヤクルトの宅配の箱、路上にロウ石で描いた絵、銭湯の脱衣カゴ、ビルの手動のエレベーター、石製の滑り台、「勝手口」の表示、ほうじ茶の焙煎、そういうものになんとも言えない懐かしさを感じたのだった。

そういえば

例によってOPUSの話ですいません。とりあえず4枚一通り聴いたわけですが、何より、CDをプレイヤーに掛けたのが久しぶりだなと思い至ったのでした。なんだかんだで家でもPCの前にいることが多いわけですが、そうなると、音楽を聴くのも、ついようつべとかに行くとか、PCのiTunesに向かいがち。気軽に様々な音楽にアクセスできることそれ自体はもちろん悪いことでないというか、良い事のはずなんだけど、その一方で、CDとかもこれじゃ売れなくなるよなと変に実感するわけです。そういう意味で、このタイミングでCD出す理由として「パッケージメディア」がきちんと出せるうちに出しておく、という達郎さんの話もむべなるかな、という気が、改めてするわけです。

とはいいつつ、配信系に全面に移行するのは、個人的には違和感が強い。今のところは、最悪なくなっても諦めがつくもの、または、配信のみのもの、しか買っていない。理由は簡単で、データは再生環境が将来変わったときに、引き続き再生できるかどうか、心もとないというところが大きい。加えて@takujihashizumeさんが以前エントリにされていたように、iTunesから買うと最悪、ダウンロードしたばずのものにアクセス権をApple側が否定してくるリスクがあるというのであれば、なおのこと、不安感が強い。好きなときに聴けるという安心感が欲しいから音楽を買うわけで、欲しい物が手に入らないとわかっているのに、金を払う気にはならないというだけにすぎない。

それと、パッケージメディアのパッケージの部分も、音楽を聴くうえでは、個人的には無視できないという気がしていて、それを欠くことになる配信ものは、そういう面でも違和感が残る。ライナーノーツとかブックレット、パッケージの作り・手触りから伝わってくるものというものもあると思うので。

仕方がないことではあるのだろうが、何だか微妙な気分である。こんなネガティブなことを書いて、意味がないのかもしれないが、黙っているだけでも仕方がないと思ったのでメモをしておく。



OPUSが来たのを見るなどして考えた。

20120926.jpg
まずお断りを。達郎氏に縁のない皆さんには迷惑なエントリがしばらく続く予定です。すいません。

で、最初に、きちんとモノが来たということに感謝。このアルバムとセットだったシアターライブのチケットについては、以前に書いたようにケチが付いたので、今回は、CDが2セットとか入っていることもなく、無事に来て一安心(全部のディスクがきちんとしているかどうか、まだ確認していないが、それは追って)。とりあえずボーナスディスクから聴き始めてみます。それぞれの感想はまた後ほど。

それはともかく、この、所謂ベスト盤が出るにあたっては、プロモーションなどがあちこちであったのですが、その中でも、ご本人へのオフィシャルインタビューがあって(1回目から、たどれます。全5回。)、それを読んでいて、僭越ながら、自分の今、というか今までのの状況と重ねあわせて、「うーん」と思ってしまったのでした。

下手な要約はしたくないですし、詳細は原文を見ていただくほうが良いのですが、ご本人の売れ方であれ、デジタル化等のテクノジーの変遷であれ、一緒に仕事をするミュージシャンの問題であれ(リズムの要の青山さんを某Musicianに持っていかれたのは結構打撃だったのではないかと拝察します)、様々に変わりゆく状況の中で、30年以上もの間、自分の「腕」一本で食べてきた職人さんへのインタビューなのであります。ご本人も、ご自分のことを、ミュージシャンという上から目線の表現ではなく、一人の職人であると言っておられますし、職人、という意味合いのARTISANという名前のアルバムも出されたことがあります。

そういう、自分の「腕」、当世風に言えばスキル、で食べていく、という意味では、弁護士さんにも通じるところがあるでしょうが、企業の法務、特に、一つの企業の中で法務一筋で行く、または、同じ企業内で各部署を経験しながら、社内でのキャリアパスをたどっていく、というような生き方ではなく、一つの職種で会社を変わっていくという生き方には特に、重ねられるところがあるのではないかと、極めて僭越ながら、そう思うのであります。達郎さんのファンの身贔屓かもしれませんが、氏の音楽に興味のない方であっても、そういう意味で、前記の意味の法務の方にとっては、このインタビューには、それなりに得るところがあるのではないかと、思う次第です。

今日の諸々

ぐだぐだですが、箇条書きで。
  • 気温の変化に身体が追いついていない感じが続いてます。通勤電車の車内は冷房効きすぎだったりするのも効いてますが…。毎年のことではあるのですが…。
  • 一気に涼しくなっているなあと思うと、TL上ではかき氷を堪能されている方もいて、人それぞれだなあと思ったりします。
  • いつもの某勉強会でした。関係者の皆様ありがとうございました。
  • 明日いよいよ山下達郎のアルバムが出るということで、宣伝活動も盛んで、コンビニに寄ったら、女性自身にもインタビューが出ていて、さすがに買えませんでしたが、立ち読みしてしまいました。
  • で、そのアルバムについては、ワーナーのサイトで予約をしていたのですが、そこから発送のお知らせが来ました。今回もチケットの時のトラブルを起こした某飛脚さんが配達してくれるらしいので、若干の不安が残ります。手に取るまでは安心できないというかなんというか。

非公式ルート

前にも似たようなことは書いたかもしれないが…。
senri4000さんのところのエントリを見て、思いついたというか、感じたことのメモ。

法務というところが何をするところか認知されていないのか、時として、「それって法務の仕事か?」という相談が来ることもある。法務というより人生相談じゃないのか、ということで2時間とか付き合うともれなくゲンナリする(休日出勤しているときにそういう目にあうと特に...最初の勤務先でそれに近いことがあった)し、そういうことにばかり付き合っていると、本来の仕事に割くべきエネルギーが割けないということにもなりかねない。

とはいうものの、そういう形で、ある程度入り口を広くとっておくことで、本来の職掌部署から上がってくるべき話がよその部署から上がってきたり(告げ口みたいな話にならないように取り扱う必要があるのだが)して、会社全体でみた時の漏れとかが防げたりするメリットもないわけではない。いわゆる「給湯室」「タバコ部屋」というような場ではないが、インフォーマルな形でも情報が入ってきてくれる方が、何も入らないところに置かれるよりは、ずっと良いはず。積極的に情報を取るのも重要だけど、自分でコントロールできることには限りがあるから…。

「本業」以外のところも、間接部門として事業部門にサービスするという観点から、「本業」とのバランス、優先順位付けを守りつつ、対応していくことが、結局のところ「本業」にも役に立つ、ということなんだろう。こういうところは、別に外資でもあるわけで…。

商標教室(基礎篇) /小谷武 (著)


@takujihashizumeさんが紹介されていたのを見た直後に、旅行中に、京都某所のbook offで1300円で捕獲。旅先で読了していたのだが、エントリを書くのが遅れた。内容紹介という意味では、前記のエントリ及びそこにリンクが貼られているところをご覧ください(投)。

個人的には、商標という制度を、商標法の制度に囚われることなく、制度の枠外も含めて、高いところから鳥瞰して、その本質、機能について、説明されているのが印象的。こういうことをするには、やはり、相当の経験が必要なはずで、なかなかできるものではないのだろう。個別の制度の話にいきなり入って商標の森で迷子になる前に、この本の内容を理解することは重要なのではないかと思う。また、鳥瞰しているといっても、別にむやみに抽象度が高いわけでもなく、事例と商標の実物を示して論じられているので、実務経験がなくても理解しやすいのではないかと思う。
(僕自身は現状それほどどっぷり商標業務に関わっているわけではないので、そういう必要性があまりないのだが…)

残る2冊も読んでみたいので、気長に探してみる事にしようと思うが、できれば、倒産したという発行元に代わり、他のところで、3冊とも継続的に読めるような形になってほしいと思う(Updateもしたうえで、だけど)。

BUSINESS LAW JOURNAL (ビジネスロー・ジャーナル) 2012年 11月号

例によって例のごとく気になった記事について感想をば。一部で話題の某記事は、スルーする(謎)。


まずは、定期購読者優先イベントに期待、ということを声を大にして(謎)言っておく。期待してますよ~(笑)。

個人的な一番のヒットは、仲裁機関の選び方。今まで悩んだことはあるものの、決めるための情報がいまいち集められなかったので、こういう数字まで込みのデータやアジア仲裁機関間の比較があるのは、助かる(今の職場では親会社が決め打ちしている雛形とかが多いので、逆に悩みようもあまりないのだが)。次回にも期待。
仲裁人について、中立性を保つため、仲裁人の国籍指定まで合意しておくのが望ましいとの指摘は、言われてみるとなるほど、という感じ。
この位の細かさで、仲裁人の選び方まで、記事にしてもらえたら更に良いのかもしれない。

第1特集も、面白かった。表題からして駆け引きの話が中心になるのかと思ったら、駆け引きよりは、事前の情報収集、分析及び交渉で起こりうる自体の想定、役割分担も含めての交渉の準備、経過の文書に拠る記録化、並びに、気後れしないこと、というあたりの重要性が説かれているのが、ある意味印象的。まあ、アクロバティックなものよりも、地道さが大事というのは、当たり前なのかもしれないけど。各社の実務担当者の方々の経験談(「これまでの「交渉」の話をしよう」も含め)は、いつもの如く興味深い。

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体調についてのメモ(2012/9/22)

例によって例のごとく。
  • くしゃみが昨日から止まらない。気温が下がって風邪を引いたのか、何らかの理由で鼻炎なのか、よくわからない。耳鼻科に行こうとしたら、今日は祝日で休みだった。ついてない。
  • カイロプラクティック。概ね良好なるも、何故か左の肩甲骨の辺りが堅いとのこと。思い当たるフシがないのが、微妙に気持ちが悪い。

急転

というほどのことではないのだが。

遅めの夏休みを取って帰ってきたら、一気にいろんな話が舞い込んできて、急ぎのものが多かったり、打ち合わせに時間がかかったりして、3日しか働いていないのに、いつもより疲労気味。会社にいる時間それ自体はそれほど変わらないのだけど、慌ただしいのと手間のかかる話があった分だけ疲労度が増している感じ。帳尻があったような気が勝手にしている。まあ、拘束時間自体長くなる話でもないので、他の皆さんの激務ぶりに比べればたかがしれているのかもしれないが。

ともあれ、来ているBLJについては、明日読む予定。
(そういう割に、某イベントとかの宣伝とかは某所でしていたりするのがアレなのだが…)




電話会議にて

色々していたら日付はまたいでしまったが、その辺はアレということで…。

久方ぶりに本国との電話会議だった。夜の会議だったから家からBBで出るということも考えたけど、資料とかがあったら便利かもしれないということで、会社から出てみた(だから帰宅が遅くなった)。出席者の人数も多く、僕自身は、結果的に口を開くチャンスがつかめなかったのだが、その分他の人が英語で話すのを聞いていた。

日本人の人で、純ドメで育って後から英語を学んだ人の英語を聞いていて思ったのは、文章が長くなりがちということ。関係代名詞とかが使えるから、つい使ってしまう。確かに、文法的にOKかもしれないけど、書き言葉のように書いたものが手元に残らないし、途中に「あー」とか入ったりすると、文章の最初と最後の間があいてしまいがち。その結果、誤解されたり話がそれたりしやすくなるのではないかという気がした。

寧ろ、個々の文章を短くして、その間に接続詞の類をきちんと補う必要があるな、と改めて感じた。そういうのは慣れが必要な話だと思うので、日々意識しないといけない。この辺は日本語でも同じなのだろう。契約書の文章とかではない、事業部門の人への説明の文章などにおいては、特に。

条文の読み方 /法制執務用語研究会 (著)


なんとなく買って、旅行中に読んでみた。内容については、はしがきに次のようにある。

本書は、「法解釈」の世界と、「法制執務」=「立法」の世界とをつなぐ、いわば架け橋となるような内容を目指して、基礎的な法制執務用語や、立法の世界の常識について、ご紹介しています。




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帰宅しました

いちいち報告は不要かもと思いつつ書きますが、帰宅しました。行っていたのは京都でした。写真とかも撮りまくったのですが、感想とか写真とかは追って。仕事で気になることがあったので、BBは始終見ていたし、メールを書いたり、職場に電話して上司と話をしたりしていたので、完全にoffとまではいかなかったのですが、旅に出て、普段とは異なる場所に身をおいたことで、若干リフレッシュしたような気がしているので、まあ、よかったのでしょう。

契約書の見方・つくり方 (日経文庫) /淵邊 善彦 (著)

#出かける前に慌てて仕込んでいるので、後日追記予定。



「ビジネス法務の部屋」で山口先生が取り上げておられたので、近所の図書館で借りてみた。契約書関連の書籍は、契約法務の業務もしている関係上既に手元に一定数があるので、買うかどうか一瞬ためらったのだった。一読してみると、山口先生がコメントしているだけあって、この手の本についてはある程度「擦れっ枯らし」になっていても、十分読む価値があるのではないかと思う。

フォーマットとしては、契約書共通のお話を冒頭にしたうえで、各種契約書についてポイントを解説というよくある形なのだけど、要所要所になるほどと思うコメントがあった。個人的には合弁契約のところでのtag along/drag alongの解説(前者は、多数株主が撤退する際に少数株主を保護することになり、後者は少数株主が残ってしまうと、第三者に売却しにくいという場合に、少数株主にも一緒に売るよう要求する場合に使われる)とか、OEMの性格の説明(事案によって異なるが、製造委託、ライセンス(商標、特許・ノウハウ)、開発委託、共同研究開発、販売代理店契約、など種々の側面を持ちうるので、注意が必要)という辺りは、頭の整理をしてもらったような気がして有用だなと感じた。


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After the love has gone....?

#事前の仕込みですいません。
いやまあEW&Fなんですが。それはさておき。思いついた時にメモしたものですいません。

契約交渉とかって、話がまとまって、調印してやれやれという感じになりがちけど、そういう話でいいはずもなく、履行過程が重要というか、そもそも契約書は、履行することでリスクを制御可能な範囲に抑えようとしつつ利益を挙げるために締結しているのが大半のはずだし。

ただ、法務は履行過程に関与する度合いが、契約書締結までの過程と比べると低くなることも多くなって、トラブルになるとまた呼ばれて、縁遠くなっていた間に何をしていたのか、というのを追いかけて、ということもありがち。全部の取引について逐一モニタリングするというのは、M&Aみたいなものを除けば、トラブルが起こる確率を考えると、そこまでの労力が法務の全体のリソースからすると、掛けられないというのも仕方がないのかも。

期限管理とかはDBを上手く使えれば(別にエクセルでやることだってできるし、過去にはやっていたこともある)、リマインダーを関係者に送るだけなら、それほど大騒ぎにならずに済むけど、紙に書いてあることと実態との齟齬が大きくなってきたら変更契約の議論をするとか、判断の要素の入るものは、ちょっと省力化が難しいわけで、その辺をどこまでやるかというのは時々気になる。まあ、万能の答えはあまりなそうなのだけど…。

How deep is your love/Bee Gees

#旅行中ということもあり、事前の仕込みですいません。しかもyou tubeネタ出し…。そこまで毎日何か更新することにこだわる理由はないはずですが、単に更新していないと気持ち悪いので...。



先日TL上で話題になった英語の歌で無難にカラオケできそうな曲の続き、というか、なんというか。英語もわかりやすいし、音域は若干広いかもしれないけど、何よりもそれほど長くない。ちなみに歌詞はこちらなどからたどれます。


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旅に出ます

遅めの夏休みで数日旅に出ます。国内某所に行きます。まあ、一応戻るまでは行き先は内緒にしておこうかと。不気味な存在感(苦笑)を保つためにも、事前に全日分ネタを仕込みたかったのですが、力及ばず、その日の分は出先からエントリをするか、後で遡及するかします。X100をこのために買ったので、まともな写真が撮れたら挙げるつもりではいますが、どうなることやら(苦笑)。

仕事的には某案件の某処理を上司に押し付ける形になり、気がかりなところもありますが、どのみち国内だし、BBは持っていくので、まあ、状況のモニタリングはできるわけです。そういう意味では完全にオフにするのは難しいですが、逆に切り離されるとこちらとしても怖い部分もあるので、その辺のバランスは、なんとも悩ましいところです。

それでは。

最新重要判例200 労働法 第2版 /大内 伸哉 (著)


アモーレと労働法の大内先生の一人判例二百選の第二版が出たので、入手して一通り目を通してみたので感想などを。

この種の判例の要旨+αの本という意味では、もちろんジュリスト増刊の判例百選が有名で労働法判例百選も手元にあって、あちらも通読しようと思ったのだけど、途中で挫折し、逆にこちらは何とか一通り目を通すことができた。その差異はやはり、判例百選は、判例ごとの見た目の体裁が整っておらず、かつ、判例ごとに著者が異なるため、全体としての統一感を欠いているという印象が強かったというところが大きい。こちらの方が単一著者で、それが常に内容の統一性が保証するものではないのかもしれないが、安心感はあったし、紙面も記事の判示引用部分は網掛けしているなど、見た目も比較的整っていて(記事の分量が多くて行間が詰まっていて見難いところも若干あったけど)、それだけでまず読みやすかった。

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最近の何だか(2012年9月半ば)

こんな感じで(謎)。某案件ばっかりですいません。
  • 某案件で古い契約書などを引っ張りだして紐解く。複数の文書が作成されているが、文書のみ残っていても作成経緯までは記録がないので、知りたい情報は得られなかったが、まあ、仕方がない。
  • 本国からの依頼で、某作業を新規ですることになるが、やり方について上司も交えて協議。不明点を確認しつつ対応することになる。
  • 別の某案件で、遠隔地の生産現場の某マネージャーにヒアリングをしなければ、と思っていたところに、トイレで出会ったので、捕まえてヒアリングをする。出張で来ていたとのこと。face-to-faceでないとなかなか本音は聴き出しにくいので、ちょうど良かった。
  • さらに別の某案件で、エクセルファイルの表に加筆修正。修正履歴がうまく残らず、僕がどこに手を入れたかわかりにくくなるので、悩んだ挙句に、加筆した箇所のセルの色を変える形にした。何だかいまいちな気がするが仕方がない。

あらゆる領収書は経費で落とせる (中公新書ラクレ) /大村 大次郎 (著)


この手の本は正直どこまでホントなのかよくわからんと思っているので、近所の図書館で借りてみた(借りるまでに相当待たされたけど)。アマゾンでは既に新品が手に入らなくなっている…足が速いねえ。新書は。




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1年と6ヶ月

定期ポストになってますね。すいません。

相変わらず、ひとくち支援の会へのひとくち送金は続けています。

そうそう、ハタチ基金からは先日領収証が届きました。メデタイ。これで確定申告で税金が取り戻せる…(何か違う)。その分はまた寄付の原資にする予定。
20120912.jpg


最近同じ事しかワンパターン化しているが、こういうことも継続が肝心ということで…まだしばらくは行く予定。

First light?

カメラの話ばかりですいません。そこそこ嬉しいので、ご勘弁を。
20120909_2.jpg
とりあえずX100で最初に撮ったもののうち、ここに上げても良さそうな内容のものを1枚だけ貼ってみる。日曜日にいじってみて感じはつかめたような気がしている。

銀塩のレンジファインダー機のような外見だけど、中身としては今のデジカメなので、細かな設定項目があって、その設定が結構面倒くさい(だからまだ全部は終わってない。最低限の設定だけした)。デジカメの液晶部分の保護フィルムも上手く貼れずに難儀した。ハクバの保護フィルムは、X100専用という割に微妙にサイズがあってない…。

自分の扱いのずさんさを考えて、レンズ保護用のフィルターも買ったのだが、実はそのままではレンズにつかない。ステップアップリングが必要で、それと単体で買うのと、込みでレンズフードを買うのと大差ないので、フードも更に買って、つけてみた。また、レザーケースも買ったのだが、フードまでつけた状態では入らず、ステップアップリング+フィルターだとかろうじて収まるという感じ。まあ、フードをつけたときにはケースの上の部分は使わないだろうというよみなのだろう。それはそれで納得はするけど。

プールにて(2012年9月)

前に書いたことの若干のupdate.

通うペースは日曜から土曜までの1週間で2回というところは、概ね保たれていて、一回辺りで泳ぐ距離は、ちょっと伸びて2kmを超えた。最近は2.25km(250m*9)ということが多い。できれば、2.5kmまでいきたいような気がするのだけど、時間制限を考えると、今の泳ぐ速度では厳しいところ。まあ、特に何か求められているわけではないので、頑張る必然性はないから、どうということでもないのだが。

緩くても継続させることが大事(ここのblogと同じだ)ということなので、まあ、引き続きボチボチと行く予定。

デジタルカメラを買った

買ったのはFujiのX100。自分なりの優先順位をつけて整理していったらそうなったということ。まあ、かなり個性のはっきりしている機種だから、万人向けにはなっていないので、他人様にはおすすめし難いかもしれない。

今のデジカメでの不満の大きなところは、やはりモニターを見て写真を撮るのが気分的に宜しくない、何よりも反応速度が遅くなるような気がするというところや、絞りのコントールとかをもっと自由にしたい(したところでどうにかなるのかというツッコミは無視)とかあって、その一方で、全体の取り回しを考えると、大きなカメラは避けたいし、一方で今までの銀塩カメラでの経験からすれば画角的に標準近辺の単レンズ一本でもそれほど大きな問題は感じないだろうという判断があり、そういうところを勘案するとこの機種になったということ。

見た目の第一印象としては銀塩カメラのインターフェイスを意識しているのがよく分かる作りで、店頭でデモ機を購入前に何度もいじってみた感じでは、基本的な動作はしやすそう。実際に使ってみた結果の感想については別途エントリに上げる予定。

治安維持法 - なぜ政党政治は「悪法」を生んだか (中公新書) /中澤 俊輔 (著)



この本を読んだ続き、ではないのだが、読んでみた。治安維持法は日本史の授業とかで悪法ということで習うわけだけど、それ以上の詳細については、あまり学んだ記憶が無い。本書は、その成立から廃止までの間、条文の変遷、運用の歴史を紐解くもので、著者の博士論文を元にしたものとのこと。

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最近のもろもろ

何だかよくわからないので(苦笑)。いくつかまとめて。

夏休みを今月中に取るのだが、その一方で冬休みについての準備も。どこに行くにしても、ここ数年と同様にどこかへ出かけることを企むのであれば、チケットとか宿はそろそろ動かないとまずいような気がしている。どのみち、ネットは遮断しないし、BBとかで捕まるような範囲にしか行かないので、逆に休みは取りやすいという見方もできるわけで…。

夏休みのついでに、デジカメについて、新しいのを買おうかとも思っている。コンパクトは、買ったのは、シンガポールから東京経由で最初にNYBarを受けに行った時に経由した上野のヨドバシで買ったので、もう5年以上前だし。小さいのは便利だが、もうちょい色々できるものが欲しい。あと、モニターではなくファインダーを覗きながら写真を撮りたいと思う。一眼レフは基本的に大きすぎるように思うので、どうしたものかと悩む所。と、言っても候補はいくつかに絞られていて、こうして悩んでいるうちが華なのだ…。

うろ覚えで恐縮だけど、某自称「しがない」先生が、blogを長く続けているのは珍しいと言っていた。まあ確かに。僕が始めたのは2004年だけどあの頃からコンスタントにblogを継続しているところは確かに多くない。「しがない」先生ほどのクオリティのものは書けないので、比較なんておこがましいけど。twitterとかも良いのだけど、自分のlogとしての検索の容易さとか、特定のプラットフォームへの依存を避けるとなると、結局blog以外の選択肢はないと思っているのだが…。



so much in love

何だかネタが思いつかない(というか、思いつくネタは準備が間に合ってない)ので、久方ぶりのyou tubeから一曲ということで、歌いたい気分に併せてこの一曲。

先日TL上でカラオケで英語の歌を歌うなら、無難な曲はどれか、という話が出ていたが、カラオケでリードのところを歌うだけなら、この曲も候補に上げていいかもしれない(Timothy SchmitのversionはJOYSOUNDに入っているし)。何より短くて、すぐ終わる。

個人的には、達郎さんの一人アカペラのカバーが一番耳馴染みがあるし、以下で紹介するカバーの中でも、完成度が一番高いと思う。

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どこで終わるのか?

時事ネタはあまり取り上げないが、この件は何故か気になっているので、引き続きメモをしておく。

前にこのエントリで取り上げたオリンパスの内部告発者の方に対する処遇の件。最高裁の決定が出たけれど、それで話が一件落着というわけにはいかなかったようだ。新聞記事の一例はこちら
要するに何も事態は変わらず、以前の部署に留め置かれているどころか、子会社への出向などが打診されるという状態なので、損害賠償訴訟に及んだということらしい。
(詳細は原告の方のサイトがあるが、検索すれば出てくるので、リンクは控えておく)



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形だけを作る

なんだそりゃって感じで(苦笑)。抽象度を上げないと書けないので、いつもに増して謎ですいません。

諸般の事情で、中身が無い議論、中身の無い作業でもやらないといけないということもある。外形を整えることで外部の利害関係者に安心してもらうとか、結論は先に出ているけど、こちらからその結論に誘導したくない事情(営業的な配慮とか)があるので、相手が同じ結論(取引をまとめないという結論の場合は、特にそうなんだけど…もちろんそういうことをしても法に触れないような状況下ではあるが)にたどり着くように導くための外見を整えるとか、まあ、そういうことはあるわけです。

当然のことながら、事情を知っている人間の目から見ると、費用対効果があるようには見受けられないわけで、だからといって、一刀両断にできるだけの、力(ありとあらゆる意味で)があればよいのだけど、それが足りていないと、結果的に、そういう意味のない作業をした方が、トータルで見て(どの範囲を「トータル」と考えるか、がこれまた論点なわけだけど)ある種の最適解ということもある、とまあ、そういうことになる。

と、グダグタ言っても、そういう作業をするのは、モチベーションは、上がるはずもなく、クオリティもあんまり問われないから、保つだけでも難しい。この手の話はどこに行ってもあるのだけど、いつ何時ぶち当たってもいい気持ちがしないんだよなあ…と思う夜であります。

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