はてなキーワード: サンバとは
人がぎゅうぎゅうに詰まっていればあきらめもつくのだが、ひとりきりで乗ると、あの箱の中は、ちょっとした自分専用のスタジオになる。
わたしのローファーがそっと床をたたく。コトン。ドン。――あの低い響きがいい。まるでバスドラム。
自然と手が動く。指先で軽くリズムを刻む。床の下は空洞なので、やけに低音がよく響くのだ。これが妙に気持ちいい。次に手でリズムをとる。パパパン、パパパン、パン。自然とお気に入りのサンバのリズムになる。あとはもう止まらない。
途中でふと思う。もし監視カメラの映像を見ている人がいたらどう思うだろうか。
「またやってる、あのローファーの人」
なんてあだ名がついているかもしれない。だが、そんなことはどうでもいい。あの数秒間の“無重力の時間”を、ただ上品にじっと立って過ごすなんてもったいない。わたしにとってエレベーターは、心のメトロノームを整える大切な装置なのだ。
演奏もノッてきて、いまにも踊りだしたい気分のなか、ピン、という到着音が鳴る。
ドアが開く。演奏は終わる。
ドラムス、わたし。観客、ゼロ。拍手もゼロ。だが、なぜか心はちょっとだけ晴れやかだ。
何事もなかったように髪を直し、まっすぐ前を向く。
外の世界に出ていくわたしの足元では、ローファーがまだ、ほんの少しだけ跳ねている。
ときどき、こういう文章をAIにつくってもらうのが最近のちょっとした気晴らし。
たかが十数秒の移動時間に、上下関係も礼儀作法も、そして日本独特の「気づかい文化」も、すべて詰まっている。
欧米では、女性と乗り合わせた男性は奥に立ってはいけないという。
女性の背後に男性が立つと不安を与える――そういう理屈らしい。だから女性はドアのそば、男性は奥へ。それでバランスがとれる。
ここでは、奥が“上座”である。上司や来客を奥へ通し、目下の者が手前で「開」ボタンを押す。つまり、最後まで残ってボタンを押す者こそが、いちばんの下座なのだ。
エレベーターが動き出すと、自然に手前の位置に収まり、指を「開」ボタンに添える。
――目下の女性は、番人のようにドアの手前に立つ。
最後の瞬間まで(開)を押し続け、すべての人が安全に降りるのを見届ける。
そして、最後に自分が降りるその刹那、体をよじらせてまで(閉)ボタンを押す。
去りゆく背中に向けて、残された人たちが少しでも快適であるように。
ピン、と到着音。
最後に指先をひねるようにして(閉)を押すと、ドアはすっと静かに閉まった。
――誰も気づかないほんの一秒の所作。
けれど、その一秒のために、日本のエレベーターは今日も穏やかに上下しているのだ。
ときどき、こういう文章をAIにつくってもらうのが最近のちょっとした気晴らし。
まだ頭のエンジンがかかりきっていない時間帯に、人と人とが沈黙のまま、数平方メートルの箱の中で呼吸を合わせる。
そんな朝に限って、なぜか私は両手いっぱいにごみ袋を持っている。しかも三袋。
いつもはこまめに出しているのに、今朝に限って溜まっていた。
昭和のころなら「燃える」「燃えない」くらいで済んだが、いまは「プラ」「紙」「ペットボトル」と分別がややこしい。
そして、よりによって――
「一階まで直通で行きたい」と願う日に限って、乗ってくる、乗ってくる。
二階でひとり、三階でまたひとり。
そのたびに私は、ごみ袋を抱えたまま少しずつ後退し、ついには奥の壁の隅へと追い詰められる。
ごみ袋が前の人に触れないように、腕の角度を微調整。
ペットボトルの袋がカサッと鳴るたびに、全身の神経がピクリと反応する。
――これが朝の神経戦である。
やっとのことで一階に到着。
ドアが開くと同時に、三袋を引き連れて外へ出る。空き缶がカラカラ鳴ってまるで子ヤギの鈴だ。
ごみを置いて手が空いた瞬間、エレベーターの中のあの沈黙が少し懐かしく思える。
ほんの数十秒の乗車時間――だが、そこには社会の圧縮ファイルのように、気づかいと緊張と分別の哲学が詰まっているのだ。
ときどき、こういう文章をAIにつくってもらうのが最近のちょっとした気晴らし。
駅から近いくせに、人通りは少なく、どこか路地裏のにおいがする。
飲食店と事務所と、なぜか整体院が混在している、昭和の名残のようなビルだ。
朝のエレベーターはたいてい俺ひとり。
無音の箱がゆっくり上昇していく短い時間が、ちょっとした気持ちの切り替えになる。
その日も、いつものように慣れた指先で「ピッ」とボタンを押した。
七階に着くはず――だった。
ところが。
薄暗い照明の奥へ、赤い鳥居がずらりと連なっている。
遠近感が狂いそうなほど、ずうーーっと続いている・・・ようにみえたが、錯覚だった。
だがボタンを見ると、「8」が光っている。
……押し間違えたらしい。
そうか、と胸の奥で何かがコトンと鳴る。
前の会社は八階だった。
意識しなくても、指が“丸八”を覚えていたのだ。
「八幡神社の丸八」みたいだな、とふと思う。
そっと「閉」ボタンを押す。
赤い鳥居と“丸八”の光が、じわりと胸の奥に残っていた。
七階の扉が開く。
でも時々思う。
そのせいで、ふと別の世界のドアが開くのかもしれない――と。
ときどき、こういう文章をAIにつくってもらうのが最近のちょっとした気晴らし。
――マンションのエレベーターというのは、ちょっとした“自治社会の掲示板”である。
あの狭い壁面には、住民の息づかいと管理組合の苦労と、そしてときどき発生する謎の個人制作チラシが、ぎゅうっと貼り並んでいる。
消防設備点検のお知らせ、粗大ごみ出しのルール徹底、管理組合理事会の案内。
そして、上下階の騒音問題――おそらく管理人にクレームがいったであろう案件も、「○階の皆さまへ」などと、やんわりと、しかしじわじわ刺す文体で貼られている。
中には「〇階付近」と、ギリギリ個人特定にならない程度に範囲を狭めてくる注意書きもあり、これがまた絶妙にいやらしい。
管理組合名義とはいえ、実質“言いたいことを管理人に外注”している感がにじみ出ている。
通常、掲示物は管理人が貼るのだが、ごくまれに、明らかに住民が勝手に作って貼ったものを見かける。
文章は微妙に感情的、フォントは謎に凝っており、そして貼り方が妙に強い。
よほど業を煮やしたのだろう。
ある朝、エレベーターの鏡に直接貼られた紙を見て、思わず声を失った。
「鏡を手あぶらで汚すな!!」
……おいおい、それを剥がすとき、鏡が汚れるだろう。
いや、鏡が傷つく可能性すらあるぞ。
注意のために鏡をむしろ“犠牲”にするとは、なんという本末転倒。
いや、あなたのほうがよっぽど鏡の美観を損ねてますよ、と心の中で突っ込んだ。
たぶん、あれは隠居爺だ。
日々やることがなくて、イライラが溜まっているに違いない。
エレベーターが小さな舞台なら、あの爺さんは毎朝そこで、独自の幕間劇を上演しているのだろう。
エレベーターが一階に着く。
ドアが開くと同時に、外の空気が少し冷たく感じる。
振り返ると、鏡に貼られた勝手チラシがどことなく誇らしげに揺れていた。
オレンジレンジは、特別好きだったわけじゃないしCDも持ってなかったけど(たしか弟はmusiQを持ってた)、カラオケに行けば絶対誰かが歌ってたから、久しぶりに聴いてもすぐ口ずさむくらい、どの曲の歌詞も覚えてる。
中でも、イカSUMMERは、カラオケで1番聴いたし一緒に歌った。
当時は、学校にも行かず、家にも帰らず、小学校からの腐れ縁と2人、公園でだべるかカラオケで歌いまくる日々だった。
彼女はオレンジレンジが大好きで、たしか特にNAOTOのファンだった。
だいたいカラオケでは花とかラヴ・パレードとかしっとり系を歌ってから、イカSUMMERで盛り上がってた気がする。
コミカルで楽しくてただただ明るい、なんか可愛らしい曲。
久しぶりにイケナイ太陽を聴いて、そしたらやっぱりイカSUMMERも聴きたくなる。いつも最初のところは何言ってるか分からない。たしか当時はにゃんころり〜とか歌ってた気がする。ちょっとはねてもにゃんころり〜。
どんな歌詞だよ、と検索してみたら、夏の暑さに浮かされて見る夢の寝言のような、でも何かロマンチックなことを言っていた…。にゃんころりどこいった。言ってないにも程があって1人で笑った。
123で夏がくるっ
腐れ縁の彼女がソファに立ち上がって動き回りながら歌ってたの思い出す。スーパーウルトラちゅらちゅらよ!
歌の後半に好きなパートがあった。
ずっと大好きな人とはっちゃけてる感じだったのがふと落ち着いて、切なくなるのかと思わせたところで
ここが、大好きだった!!思わず一緒にhooooo!!と叫んで、なぜか涙が止まらなくなった。
なんでイカSUMMERで泣いてんだ。こんなに明るくて意味不明で楽しい曲で。
でも涙が止まらない。
いつも2人でブリブリベイベhoo!!ってやってたよおおおお。
涙が止まらない理由を落ち着いて考えても、懐かしかった以外思いつかない。
懐かしいと泣いたっけ。
当時に戻りたいとは思わない。将来とか未来とか明日みたいなそういう概念が無い、もしくは見ないようにしてた気がするそんな頃。辛くはなかった。まっしろだった。
間違いなく今が一番楽しい。
懐かい、と、泣く、がつながらなさすぎるけどこれが年を取ったということなのか。
たしかに、オッサンだと思ってたマユリカが実はタメで、阪本とは誕生日が数日違いなことを今回知った。
じっくり聴きたくなってYouTubeでイカSUMMERのMVを見てみた。思えばカラオケばかりで原曲はほとんど聴いたことなかった。にゃんころりと歌っていたところは、サンバの格好のお姉さんが「マンゴロウィー」と言っているように聴こえた。もしかしたら日本語に訳せばあの冒頭のロマンチックな歌詞になるのかもしれない。
膠原病で紫外線を避けなければいけないので、「買って良かった」じゃなくて「無いと生存できない」ものになるが
②Amazonで買ったノーブランドのUVカット手袋(人差し指と親指の指先だけ開閉できるやつ)
③サンバリアの完全遮光日傘(2段折、3段折、S〜LLまで合計10本くらい)
④オーダーメイド完全遮光カーテン(基本的に一切開けないので、隙間から光が入ってくる2枚組ではなく1枚組でオーダー)
⑤ドラッグストアとかで安売りしてる日焼け止め(SPF35以上かつジェルタイプかつウォータープルーフで、白いモロモロが出なけりゃ何でもいい。安いやつを大量に買っておくんじゃ)
【補足】
サンバリアは帽子も2つ持ってるけど、これ被ってるとすぐ滝汗かいて熱中症っぽくなるのとデザインがあんまり好きじゃないので限られたシーンでしか利用してない。パーカーも持ってるけど同様。
ロサブランのアームカバーがあまりに蒸れてつらいため、涼しさを求めてモンベルのアームカバーも購入したが……あんなメッシュ素材のペラペラ生地、UVカット加工してあろうがメッシュの隙間から紫外線ゴリゴリ透過するやろ!! と感じたため、たまに夕暮れ時に使用するだけにとどめている。
え? 日光浴びないと鬱になるって?
インターネット大好き、あれこれ買っては投げるものぐさ三十路女が買ってよかった、今後の人生でも使い続けたいなと思っているものを自己満でまとめます。価格は自身が購入時のもの。
PRでもなんでもないのでジャンル無秩序、順不同。随時更新予定。
280blockerというやつを使っているが、うざすぎる広告からおさらばできるならなんでもいいと思う。
インスタ経由でブログを開いたときなど、アプリのない世界の煩雑さに愕然とするし、広告の波に揉まれながらネットの海を泳ぐ人を見かけると教えたくなる。いろいろとややこしいから言わないけど……。
存在の是非を問いたい方はアプリを作成・承認している方々へどうぞ。
自室のカーテンは両開きのため2台必要なところ、ケチって一台で片開きできるようにつけている。
カーテンくらい自分で開閉しろと言われそうだが、1日に消費できる行動ポイントが著しく低い人間には無理な話。床が極めて散らかっているので、カーテンまで辿り着くのも一苦労だし。
アプリで曜日ごとに開閉時間を設定するだけで、朝には陽射しが差し込み、夜には室内光を漏らさない常人としての暮らしが手に入る。
レール下部に金具が飛び出しているタイプだと使えないので注意。これをつけるためにわざわざカーテンレールを買い換え付け替えた(この行動力は何?)が、それだけの価値はあったと感じる。
日時と曜日の表示が購入の決め手。デジタルにしたのは、アナログ時計をパッと読む力に自信がないから……。
3,300円とお安いがそれなりにオシャレだし、防水だし、シリコンのバンドも手に馴染むしで気に入っている。
これまで見た目第一で買った時計をいくつも放棄し、日時はスマホで見ればいいやと考えてきたが、やはり手元で見られると便利。当たり前だけれども。
時刻、温度、湿度がひと目でわかるデジタル置き時計。およそ3500円。
大きすぎず、小さくなく、視認性ピカイチ。裏面に磁石付き。自室と職場両方に置いている。
デザインも豊富なので、好みや部屋の雰囲気に合わせて好きなものを選べるはず。
Switch Botの温湿度計を使わないのはハブやスマートスピーカーを持っておらず無意味なため。水まで捨ててくれるなら買うんだけど……。
スマホ下部につけたまま使える、巷で人気の小型バッテリー。およそ4000円で購入。
手のひらサイズで5000mAh、日常的に持ち歩くのにぴったり。
コンセントに直接刺せるAnker Power Bank (5000mAh)も購入したが、やや重い&大きいため持て余し中。使い分けるならこちらは10000mAhにすればよかった。
2016に買った一代目が2023に壊れ、二代目を購入。初めて使ったときにはさらさらさとしっとりさにえらく感動したのを覚えている。
普段使いしているとピンとこないが、たまに普通のドライヤーを使うと落差を感じるので、効果は確かだと思われる。
市販のブラもユニクロの旧ブラキャミも、とにかくなんでもズレてしまい、ワコールに10,000円以上払ってサイズオーダーをし続けること数年。
ある日久しぶりにエアリズムブラキャミに手を伸ばしたところ、なんと全くズレない! いつのまにか進化していたのです。
オーダー品の1/5の値段だし、エアリズムだから蒸れないし、上からキャミソール着る必要もないしで万々歳。
ブラキャミが合わず、何か現状にお悩みがあるならワコールのサイズオーダーもおススメ。
薄くてサラサラなユニクロのパンツ。およそ600円。ちなみにヒップハンガー派。
6個で990円のGUのパンツ(安くてびっくり)を常用していたところ、友人から「尻がサラサラになるよ」と勧められて購入。
尻がサラサラになった感じはしないものの、綿のものより蒸れず、洗濯時も乾きやすく、ズボンに響かないところがお気に入り。
カビダニ対策として、④で湿度が65%以上とわかると稼働させている。6畳間にはちょうどいいサイズ。
夏場は半日でタンクがいっぱいになるので、置き型で数ヶ月おきに交換するタイプの除湿剤がいかに無力かわかるはず。
デシカント式は強力だが室温も上がるため、夏場に部屋を快適にするためならコンプレッサー式、部屋干し乾燥用ならデシカント式がいいと思う。
どんなに湿度が高くても、60%制限をした上でも、つけたまま寝ると喉にダメージを感じるので注意。
自転車に乗る際に重宝している。日焼け止めも大事だが、物理に勝る防御なし。
いかにもオバサンくさいが、体裁より実利を優先するようになることこそ、老いであり成長なのだろう。
普段はSHIRO アイスミントボディミスト(50ml 約2000円)を持ち運び、過酷な日はシャツクール 冷感ストロング(100ml 約500円)を使用。
冷感より気化熱に期待し、ほとんどかかない汗の代わりに吹き付けているため、さほど中身にこだわりはない。
汗拭きシートと違って、日焼け止めやメイクを落としてしまわないのがお気に入り。
晴雨両用、遮光率100%、150g以下の超軽量、イージーオープン、ショルダーバッグに難なく収まるコンパクトな日傘。
柄も豊富で、お値段3〜4000円。
長時間外にいる日はサンバリア100の長傘(約14,000円)を使用。お高いだけあって骨がグラグラせず、生地も分厚くて涼しいが、嵩張るのと畳むのがめんどくさいのとで3段折りは手放してしまった。
もはや日傘は日焼けを気にする乙女のアイテムではなく、地獄の暑さに抗うための防具である。負担と効果を天秤にかけ、老若男女持ち運べる日陰を手に入れるべし。
シリコン製で、水筒のような容器で持ち運べる氷嚢。約2500円。
ポケットは大中小とある中で最も小さく、一日中使うには心許ないが、ストレスなく持てるサイズ。
あまりにも暑いと水分を摂ろうが汗をかこうが熱中症不可避のため、物理的に身体を冷やすアイテムはありがたい。
以前は瞬間冷却剤を買い込んでいたが、保存時嵩張る・パンチ力が弱くてなかなか発動できない・持続力がない・使用後の処分が面倒なためこちらの圧勝。水を入れて凍らせ、溶けたら水を捨てる、それだけのこと。
アントワネット江藤のイメージがあまりにも悪すぎて相対的に進次郎が超有能に見える。
進次郎はサンバンを揃えた自民党自慢のサラブレッドだったけど、手腕を育てるための機会に恵まれないまま祀り上げられ無能な神輿になるリスクがあった。
そこに来て、「どんなクソみたいな仕事をしてても、最低最悪よりはマシだからで何故か評価される最高の環境」がいきなり飛んできた。
これは本当に凄い。
世界が小泉進次郎に味方しているとさえ感じるような状況だが、この程度のことはよくある「幸運は掴める用意の整った人が手にする」でしかないのも事実だ。
そもそもエリート政治家一家に産まれ常識を学ぶ機会を意図的に取り上げられた環境で育てられた60代のジジイなんていつ失言してもおかしくないのだから。
ただ、自民党にとって幸運だったのはアントワネット江藤の失言が極めて個人的な無能によるものであり、自民党組織に与えるダメージが極小であったこと。
あまりに一個人として脳みそと常識と人間性が足りていない発言は、「こんなアホを大臣にしてしまった自民党も運が悪かった」という諦めさえも齎している。
つまり、自民党は期せずして次期ホープの実戦投入に最高な条件を確保すると同時に、いつの間にか癌細胞に変異していた老人の切除に成功したのだ。
運が良すぎるだろ……チャンスは掴む機会がある奴の手元に転がり込むってのは事実だけど、それにしたってそもそもこんなものが転がってくる事自体が運が良すぎるだろ……。
今日は、まだ恋人同士だった頃に旅行先で着たコーディネートにした。「これなら前も着たし大丈夫だろう」と思ったら、旦那に「その組み合わせでデニムってのがダサいから黒パンツとかにしたら」と、なんと出先で2回も言われた。
あの頃は思ってたのに言わなかったのか、私の何かが間違ってたのか、非常に気分が悪かった。
旦那は出かけるたびに「そこがダサい」「その組み合わせはどうなのか」と言うので正直うんざりする。部屋着とかランニングウェアとか、仕事着とかにもちょこちょこ指摘が入る。
彼はオシャレが好きで自分はオシャレセンスが高いと思ってるのでいろいろ私の格好が気になるのだろう。私も「え?そこ変えればめちゃよくなるのに!」とか人に対して思うことはなくはないので気持ちはわかるっちゃわかるが。
とは言え、自分的に考えてこれで行こうと思った組み合わせだ。最初の内は「別に私は変だと思わないけど?」「私はこれでいいと思うけど」と気にしてなかったけど、何度も言われると当然悲しくなるし機嫌も悪くなる。
私だって、好きで結婚した人には素敵だと思われたい。ネットで私が持ってる服を使ったコーディネートを調べてみたりもするけど、それでも彼のおめがねにはかなわない。「え?それで出かけるの?」とか言われる。そんなことが続くと「今日はいい感じじゃん」とか言われてもそれはそれで腹立つのだが。
今日は夫婦で商業施設に出かけた。黒いスニーカーが欲しいなと思って「これいいな」と店で私が手にしたものはすべて「それよりこっちの方がいいんじゃない」とか「そのメーカーの靴はその色って感じじゃない」とか「さっき君が選んでたのよりはこっちの店のやつの方が似合うよ」などと言う。
でも、彼が選ぶものを私は自分で身につけたいとは思わないのだ。私は好きじゃない感じ。
というか、私がさっきから選んでる靴、どれもめちゃくちゃ定番メーカーの定番品番なんだが。(その定番さが彼にとってダサいのかもだけど)adidasのサンバがダメって言われることってある????
別に私はオシャレではない。でも、自分のことを特段ダサいとも奇抜だとも思ってない。私は私の好きなものを私の好きなように着て、気分よく出かけるのが好きだ。その〇〇かわいいねなんて言われたり、過去に男性とのデートで「似合ってるね」なんて言われて嬉しかった過去だっていくつも持ってる。お店で店員さんとキャーキャー言いながら選ぶ瞬間も楽しい。
そういう思い出のある服も「ダサい」と片付けられるので「何度もダサいとか言わないで」とか「わたしはこれでいいの」「好みが違うから仕方ないよ」と言っても「だってダサいんだもん」みたいなことを言われる。「好みが違うんだな」でお互い済ませられればいいんだけど、彼は見逃せないのだろう。
最近は「ダサい」が地雷ワードのようになって、言われたら私の機嫌はすぐ悪くなるようになってしまった。はいもーまた気分最悪でーすってなる。
私も、彼が選ぶファッションを「自分の好みではないな」と思うときはときどきある。当然、口には出さない。自分の好みではないだけで、本人が気持ちよく着てるなら特に言う必要がないからだ。
出先でわざわざダサいと指摘して、この人は私をどんな気分にさせたいんだろう。だったらあなたが私の服を買ってよと言ったら何故俺が買わなくてはいけないのだって顔するし。
最近は自分の服をお店で選ぶとき「また旦那にダサいとか言われるんだろうな」と彼の顔が思い浮かんで買い物が全然楽しくない。
今日はGWだしと思って出かけたが、そんな感じで昼からずっと気分が落ち込んでるので、別に無理して夫婦で出かけようとしなくていいかもしれないなと思った。連れて歩くのダサいなと思う人より、今の私を素敵だと思ってくれる人とお出かけすればいいよね。
言わないでって言っても言ってくるし。付き合ってた時は言われなかったし、散々私のセンス見た上で結婚してるだろうに何なんでしょうね。
👵「…じゃあ次はサンバかえ?」