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2025-08-05

anond:20250804144611

先進国で「外国人による不動産取得の制限」がほとんどない/極めて軽微な国一覧

国・地域実質的購入規制代表的な軽微規制(参考)制限を設けていない主な理由
イギリス国籍居住資格にかかわらず購入可2023年から海外法人は「海外企業公簿」への実質所有者登録必要①長い私有財産保護伝統ロンドン等を国際金融ハブとして維持 ③EU離脱後も資本流入を確保
ドイツ外国人ドイツ人と同一条件で購入可(許可不要なし①開かれた市場経済憲法上の平等原則製造業主体のFDI依存
フランス国籍要件なし。登記・税手続きのみなし観光立国として別荘・投資需要を歓迎 ②EU内部市場の非差別原則地方財政登記税)確保
スウェーデン住宅商業用は許可不要農地のみ県行政庁許可農地取得許可小国開放経済として外資導入を重視 ②登記情報の完全公開で透明性担保
オランダ外国人・非居住者とも購入自由一部自治体の自居住義務国籍依存港湾物流中心のオープンエコノミー住宅不足は供給拡大で対応
スペインNIE取得のみで購入可。軍事施設近接地は別途許可ゴールデンビザ終了・非EU課税強化の議論あり観光・別荘需要外貨収入活用人口減少地域空き家対策
ポルトガル国籍制限なし。税番号(NIF)取得等の手続き黄金居留プログラム不動産要件撤廃(2024)財政再建期の外貨誘致 ②都市再生ファンド等と連動した投資促進
米国連邦外国人住宅土地購入に一般的制限なし一部州で農地等を対象に対中等規制法案進行中①強固な私有財産権 ②多額のリフォームサービス雇用創出 ③住宅ローン証券化市場の厚み
フィンランドマンション(housing company株式)は無制限土地付き戸建ては国防省許可必要近年ロシア市民向け購入禁止法案を審議中住宅会社制度により都市部は実質自由EU法との整合を保ちつつ安全保障担保

共通して規制を設けない/少ない主な理由

私有財産保護への高い信頼
外資導入による地域経済活性化リフォームサービス需要など)
OECD FDI Restrictiveness Index で「開放度が高い=投資流入が多い」と実証
EU加盟国資本移動自由原則により国籍差別規制が困難

規制を強化した場合に起こり得ること(実証事例ベース

影響ポジティブ(狙い)ネガティブ副作用代表的事例
住宅価格・賃料外国人需要が集中していたエリア価格短期的に下落し、地元購入機会が拡大効果は局地的・一時的資本が隣接都市や別資産シフトカナダBC州15%課税後、対象地区で追加6%下落
取引量・建設投資過熱抑制市場の安定性向取引量・新規着工が減少し建設雇用地方税収が縮小カナダ外国人購入禁止(2023〜)で住宅転売件数が急減
家計負担格差中長期で賃貸市場圧力軽減高額物件限定策では中低価格帯に波及せず格差残存IMF「Housing Markets Broken?」NZ・加の分析
マクロ経済・FDI投機資本流入抑制外貨収支変動リスク軽減外国直接投資が減り関連産業雇用付加価値が減少OECD分析「FDI制限は失われた投資コスト
透明性・コンプライアンス資金洗浄匿名所有への対策UK登録制度など)登録負担増で中小投資家が撤退市場集中を招く恐れUK海外企業公簿運用状況

政策設計ポイント

段階的アプローチ全面禁止よりも地域価格限定課税や実質所有者登録から開始
供給拡大策との組み合わせ:許認可迅速化やインフラ整備による供給増なくして価格抑制限定
国際的イメージ資本流動性の両立:規制導入時には投資保護例外規定を明示し予見可能性を確保

結論

多くの先進国は「不動産市場の開放=成長と雇用創出」というメリットを重視し規制を最小化しています。ただし住宅価格高騰や安全保障懸念高まるカナダニュージーランドのように規制へ転換する例もあり、目的明確化したうえで多面的政策を組み合わせることが重要です。

2025-08-04

バカ「すべき規制投機目的不動産取得の抑止であって主体国籍関係ない。 」

国民民主参政外国人不動産取得規制に前向き 法案への態度は「リトマス紙」

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.sankei.com/article/20250803-XPES357HHVIUDM4ABJXJGZT5QU/

coper

すべき規制投機目的不動産取得の抑止であって主体国籍関係ない。

的外れ外国人外資憎悪 産経新聞 国民民主参政不動産

2025/08/04

  

1.現実を見よう

外国人による不動産取得の制限について

2025年時点の主な国・地域制度を整理しました。

  

ニュージーランド

永住者のみ「通常居住者」として既存住宅を購入可能

社会住宅投資物件への外国人購入は禁止オーストラリアシンガポール人には例外措置あり。

購入には海外投資庁の承認必須

  

カナダ

最新の2024〜2025年にかけて居住者に対する不動産取得制限が強化。

住民以外への課税や購入禁止法案が州・連邦複数検討中

 

スイス

外国居住者スイス居住かつ居住許可がない者)は不動産購入に行政許可必要

許可なしでは登記不可で無効となる。

 

サウジアラビア

外国人が購入可能物件指定地域内に限定

   

トルコ

州や都市ごとの占有割合制限10%以内)あり。

軍事国境地帯など一部地域外国人購入禁止

  

ベトナム

中国と同様に土地国有で、

外国人住宅短期リース(最大50年)で取得のみ可能

  

タイ

外国人土地所有不可。

コンドミニアムなら建物限定して所有可、土地は最長90年のリースまたは法人設立による間接所有

   

オーストリア

EUEFTA市民権保有者、または居住許可EU法人を通じて購入可。

  

ハンガリー

EU市民許可制。

  

ポーランド

アパート許可不要だが、土地付き住宅国境地帯購入には許可必要

  

シンガポール

コンドミニアム購入には許可不要

独立住宅(戸建て)・土地付き住宅購入には政府特別許可必要

加えて、追加購入印紙税(ABSD)も課され、国籍居住歴により税率が異なる 。

  

 

2.アメリカでは?

アメリカでは州ごとに外国人による農地インフラ所在地などの購入制限が強まっており、

2024年以降、複数州で中国ロシアなど特定国民を対象にした禁止法が成立 。

 

連邦レベルでは、「Real Estate Reciprocity Act」が提案され、

外国政府と対等な扱い(=その国で米国人購入不可なら、米国も同様に制限として、

50 %課税を通じた制約を提案中 。

  

   

3.日本で爆発的に不動産購入しまくって問題になっている中国では?

土地所有禁止

外国人居住実績 ・自己居住目的 ・1物件限定物件購入が許される。  

賃貸事業目的での所有は不可能

    

相互主義で言えば中国人の不動産取得は大幅に制限するのが合理的であり

強力な制限をしても中国文句を言えない。

    

   

4.バカ向けのまとめ 

投資過熱防止だけではなく

国家安全保障領土保全

農地資源保護

文化社会宗教的要因

配慮されて世界中の国で外国人外資による不動産購入が制限されているよ!

 

これが外国人憎悪なら世界中外国人憎悪ってことだね!

それともはてブに多い中高年バカ左翼的には

世界では普通のことでも日本人がやるのはヘイトジャップは劣等民族から!」ってことかな?

      

      

5.まともな人向けのまとめ

外国人による不動産規制を掛けるのは世界的に当然のことで

日本のノーガード振りの方こそが異様であり、早急な規制制限が求められます

   

的外れなのはcoper君と彼に☆をつけたはてブ高齢うすらリベラル左翼の皆さんの方であって

彼らの構成成分は以下の二つです

  

A

時事に疎く社会の関心や世論に暗く、

前世紀の暗記型ポリコレによって”いい人”の構えを作る以外には

社会議論に参加するプロトコルを持たない低能善人

  

B   

日本社会積極的敵意を持っていて

これを破壊するために悪意を持って問題すっとぼけている昭和左翼

  

  

確実にBもいますが大半はAです。

彼等はどんな短い新聞記事でも読み通せず物事の背景などから見合わせることも出来ず

「善人っぽいこと」 「よいこっぽいこと」をコメントに書くことだけに全精力を割いたゾンビです。

 

社会について考えを持っているふり・意見のあるふりをやめて

今日ご飯のこととか家族や友人や仕事のことだけ考えて善良に暮らせばいいのにねっていつも思います

頭が悪いんだからキャパを越えたことに関するものを読む必要ないでしょう。読めないんだから

2024-08-14

anond:20240814103226

EUとか米国法EU法の要求矛盾して域外企業が両方に同時に準拠できないって時々揉めてるじゃん できるんだよ

2023-03-19

chatGPTとGPT4の著作権問題について。

これ、学習元、そのまま出してくるソース問題、まだ解決されてなくね?

から学習元をCloseにしたんだろうけれど、EU法学習元を明らかにしないと制裁するって法律作るが、そうなったら、もう公開しないといけないような。

どうするんだろうか。

2022-09-18

anond:20220918141732

日本法律日本が認可してる。基本的にはどこの国も自国で認可するよ。EUとかは国内法とEU法が両方適用されるはずだけど。

2018-02-06

anond:20180206121841

フランス大統領女性遍歴に無知というか興味がないので推測ですが

まり不倫しまくってるという事ですかね?

それがダメだっていう話なんですが

仏国法かEU法か知らないですが仮に大統領でも不倫したら法的には奥さんは賠償請求できるのでは?

その請求中世欧州では無理だったわけで

それが改善されて今日に至ってるのでは?

間違ってますか?

2017-05-23

[]国連特別報告者ケナタッチ氏の批判に関する日本の質疑と英国での質疑の違いよ

国会ウォッチャーです。

 衆院本会議で、共謀罪法案が通過する予定です。これについては、もうどうしようもないけれど、明日の参院法務委員会での審議入りは、阻止しないといけません。何度も言いますが、基本的に反対派にはノーチャンスなので、できるだけ先延ばしして、情勢の変化を待つしかないわけです。大体審議入り時点で30時間とか抜かしてたのに、審議入りに同意したことが一番の失策だったなと思うので、山井和則さんは反省して欲しい。審議入り時点が一番抵抗しやすかったわけでね。参院農林委員会桜井充議員のもあとで起こすかもしれませんが、まずは法務委員会から。

参院法務委員会の仁比聡平議員質疑

 仁比さん、めちゃくちゃ怒ってましたね。普段は温厚な方ですが。

仁比

「略)ジョセフ・ケナタッチ国連特別報告者が、安倍総理大臣に送付した書簡がありますが、大問題になっていますが、大臣としては、どのように検討されたのですか」

金田勝年

5月18日、先週金曜日ですが、国連人権理事会プライバシー権利特別報告者が、日本政府に対する書簡におきまして、えープライバシー権利特別報告者が、日本政府に対する書簡におきまして、現在国会で審議中のテロ等準備罪法案につきまして、懸念を表明されたことは承知をしておりますしかしながら、書簡の中で記載されております、懸念や指摘事項の多くは、本法案の内容や、国際的組織犯罪防止条約の義務等につきまして、必ずしも十分な理解の無い中で、記載されていると見受けられると理解しております。えー(菅とと共通カンペを読み出して急にスムーズになる)、直接説明する機会が得られる無く、公開書簡一方的に発出されたこと、そして同書簡の内容が著しくバランスを欠き、不適切な内容であることにつきましては、外務当局において、強く抗議をしたものと承知しておりますそもそも国連は、国連安保理決議や同種の会議において、繰り返し表明しておりますとおり、わが国を含む、残された数少ない未締結国に対しまして、国際組織犯罪防止条約の一刻も早い締結を求めている、プライバシーの、プライバシー権利特別報告者は、独立した個人資格で、人権状況の調査、報告を行う立場にあり、その勧告等は国連の立場を反映するものではないものと考えております。申し上げるまでも無く、テロ等準備罪は国際的組織犯罪防止条約を締結するに伴って、必要なものとして新設するものであるところ、二つございます。一つは、対象となる団体を明文で組織的犯罪集団に限定することにより、一般会社団体労働組合などが適用対象とならない、そう明確にした点、それからもう一つの点は、したがって、こういう考えのものと、本法案は、プライバシー権利を含め、およそ人権を不当に制約するものではないことは明らかである、と関係省庁と調整しておりますし、同時に外務当局において強く抗議をしたものと承知をしております。以上であります。」

仁比

「なるほど、と自民党は言ってますが、驚くべき国際社会に対する不遜な態度じゃないですか。このケナタッチさんは個人、ということを、官房長官もえらく強調されていましたが、人権理事会の決議に基づいて、プライバシーに関する権利に関する特別報告者としての任務に基づく照会でしょ。これ、さまざまな、国際人権国際法に関して、こうしたやりとりが行われることありますけども、この4項目情報提供を求められていますが、情報提供をするべきものではないんですか」

金田

「ご質問の、プライバシーに関する特別報告者の指摘に関しては、その書簡の中身を精査をいたしまして、外交ルートを通じて、しかるべき回答をするものと承知をしております。」

仁比

しかるべき回答って、求められている情報提供をするのが、日本政府の務めであって、法務省はそこに関わって、実際にさっき大臣少しおっしゃりはじめたけども。だから私は国際社会について、国連にそれを言ったらどうですかといってるんです。情報提供をしっかりやるというのが政府の立場でしょ、それをね、書簡が届いた、いきなり不適切だ、抗議するっていう、国連人権理事会に対して極めて不誠実な態度だと私は思うんですが、大臣そういう認識は無いんですか。」

金田

「(国連対応は外務省だけど、聞かれたからあえて答弁しただけだもん、とおっしゃる)」

仁比

特別報告者から、わが国官房長官に対する反論が出ております大臣ご存知なのかどうか知りませんけども、

”私が日本政府から受け取った強い抗議は、ただ怒りの言葉が並べられているだけで、まったく中身のあるものではありませんでした。その抗議は、私の書簡実質的な内容について、ひとつの点においても反論するものではありませんでした。私は安倍晋三内閣総理大臣にあてた書簡に書いた、すべての単語ピリオドコンマに至るまで、維持し続けます日本政府がこのような手段で行動し、これだけ拙速に、深刻な欠陥のある法案を、押し通すことを正当化することは絶対にできません。今こそ日本政府は、立ち止まって内省を深め、よりよい方法で物事をなすことができることに気づくべきなのです。私が書簡にてアウトラインをお示ししたすべての保護措置を導入するために、必要な時間をかけて、世界基準民主主義国家としての道に、歩を進めるべきときです(つまり今は世界基準民主主義国家ではないと)”

 このような反論が出されるほど、今の日本政府の対応は極めて不誠実。言い方を変えますと、国内で、異論反論を、数の力で封殺する、国際社会の、人道法にのっとった、指摘に対しても、こうやていわば感情的に反発する、これ異論を封じて、何がなんでもって言う安倍政権に対する、この書簡は痛烈な批判だと思うんですけども、大臣いかがですか。」

金田

「ただいまご指摘の報道があることは承知しております日本政府として正式反論を受けたわけではないことから、コメント差し控えさせていただく。いずれにしても先ほどから申しておりますように、特別報告者からの指摘に対しては、外交ルートを通じまして、しかるべく回答をしていくものと承知をしております。」

仁比

「(この批判をうけている法案の責任者あんたで、あんたの答弁の内容がダメだって言われてんだぜという仁比議員)」

外交はうまくやっている安倍政権はさすがだにゃあ。

ケナタッチ氏は日本だけに意見をしているわけじゃない(イギリスの例)

 twitterとかはてぶとかを眺めていると、内政干渉だ、日本だけ甘く見やがってまた国連は、みたいな痛い主張をされている方がたがおられますが、国連人権理事会は、日本も批准している国際人権規約に基づき定められた組織です。また条約は国内法に優越ますので、当然日本の国内法に関して意見、勧告をする立場です。ケナタッチ氏は2015年国連人権理事会において初めて任命されたプライバシー担当の特別報告者です。特別報告者は、独立した個人資格とされていますが、この意味は、国連無関係の人、ということではなく、人権理事会の指示を受けずに行動できる、という意味です。特別報告者には国連人権理事会だけでなく、総会にもレポートを提出する権限があります。彼はもともとデジタルプライバシー専門家のようで、EUで活動していたため。就任早々イギリスインターネット監視法(Investigatory Powers Bill)に対して意見を出しています。これはほんとうにクソみたいな法律ですが、イギリスマンチェスターのテロのような事態が頻発していますので、昨年12月に、2年近い議論の末、成立したものです。これは、端から端までクソみたいな法律だと私は思いますが、以下のリンクにあるような意見を提示しています。まぁ簡単に言うと、くそみそに言ってるわけです。ガーディアンインタビューには、オーウェルよりもひどいとか、冗談想像するよりもはるかに上を行っていて驚愕したみたいなことを言っています

http://www.ohchr.org/EN/Issues/Privacy/SR/Pages/AnnualReports.aspx

 当初案の概要を言うと、イギリス国内で行われるインターネット通信の全てを監視する権限警察に与える、警察監視する組織は無い。また英国内で活動するコミュニティプロバイダーのEnd to End encryption (E2EE)を禁止する、という法律でした。修正してもクソみたいな法律ですが、一応修正案では、警察活動が適正であるかどうかを監視する独立のコミッティーが設けられること、E2EEの禁止はしないが、英国内のサービスプロバイダーは復号する技術を確保すること、英国外の会社はこの義務を負わない、というところまでは修正されました。この修正を主導したのは、労働党と第4会派の自由民主党です。普通の国では、一応数で決まるにしても、絶対原案通り通さなければならないなんていうこだわりはなく、ごくごく当たり前に野党の指摘事項に対して、与党協議して法案を修正していくのです。昔元民主党の嶋聡さんがカナダだかドイツだかの議員と話したときに、「えっ野党なのに法案修正に参加するんですか」と驚いて聞いたところ、「国会議員が法案の修正をしないなら何をするんだい?」といわれたというエピソードを話されていましたが、まぁそういうことでしょう。(委員会質疑を通して公開で修正していく議会と、非公開の党同士の協議だけで修正して、委員会疑義に答えないわが国の議会の違いがわからない方がいらっしゃるようです。)

 そしてイギリス議会ディベートとりまめにも、ケナタッチ氏の指摘事項は取り上げられています

http://services.parliament.uk/bills/2015-16/investigatorypowers/documents.html

https://www.publications.parliament.uk/pa/cm201516/cmpublic/investigatorypowers/Memo/IPB36.htm

https://www.publications.parliament.uk/pa/cm201516/cmpublic/investigatorypowers/160324/am/160324s01.htm

 またこの法案に関しては、プライバシー担当だけでなく、表現の自由担当などからも同様のSerious concernsが示されていますが、英国が「極めて不適切だ!」なんて怒ったりはしてないですよ。

以下は英国下院での質疑です。質疑者はジョアンナ・チェリースコットランド国民党議員です。答弁者はデヴィッドアンダーソン、この法案に関する政府の専門委員です。

チェリー

「三番目に、法案の合法性についてお聞きします国連特別報告者が、この法案に懸念を表明し、この法案には、EU法、または英国に課されているEU人権に関する条約のオブリゲーションにこたえていないのではないかとしています。彼は特に、このような権限が、一見して、欧州司法裁判所のSchremsの判例に、または欧州人権裁判所のザカロフの判例が示したベンチマークに反していると提言しています。このレポートをご覧になりましたか。」

アンダーソン

「見ました」

チェリー

「彼の指摘にあなたはどのような見解をお持ちですか」

アンダーソン

「彼はヨーロッパ法あるいは国際法が要求しうる一つの側面についての見解をかなり拡大しておられると思いました。私は、それが唯一の見解であるとは思っておりませんし、250人の優秀な弁護士サインを添えて、ガーディアンにも送ったところです。(このコメントはまず第一にガーディアンの一面インタビューで示されて、そののち年次報告書で挙げられた。)

 例をお示ししてよろしいでしょうか。ハンガリー事件で1月に示された欧州人権裁判所判例では、”大規模なコミュニケーション監視は、差し迫った事件兆候に対しては容認されうる”としております。これは(議論が)進んでいるところであると思います。また、このような権限に対しては、適切な法的なセーフガードが必要であることを示唆しているだけであろうことは、賢明な方には同意していただけると思います

 私は欧州裁判所の中でも現在つの見解があるものと承知しています。私はその点で、特別報告者に同意しないわけでありまして、また250人の弁護士の方も、この法案に賛成する立場を明らかにされております。もちろん、もっと判例クリアになっていくと思われますが、夏ごろまでに、ルクセンブルグデービスワトソンの件が結審すると思われますので、それを待ちたいと思います現在のところ、私はこのような例(大量監視)に対する判例は明確になっていないものと考えております。」

チェリー

「ではあなたの見解では、司法判断は、拮抗した二つの潜在的な議論の方向性があって、我々はそのシチュエーションを詳しくは存じませんが、デービスワトソンの司法判断が今年後半に出れば、よりよい方向性が示されるかもしれないということでしょうか」

アンダーソン

「またストラスブールビッグブラザーウォッチアンドリバティの件もございます。この件は結審がいつかは私は知りませんが、少なくとも、基本的に二つの見解があるということでございます。(この、反対意見がある、ということを認められないのがわが国の与党)一つは、大規模なコンテンツへのアクセスは、たとえ機械によるものであっても間違っていて、非常に強力な規律に従った場合でも、人々のプライベート生活に実際に、最小限の介入することも許されない、という見解。またもう一つは、より実践的な、これは程度の問題であって、どうしても必要な場合には、その場合に応じて必要な程度のプライベートへの介入をすることは仕方ない、とする見解です。」

チェリー

個人的情報について簡単に伺いたいと思います。それが可能であれ、不可能であれ、医療に関する情報のような英国市民が一人ひとりもっている情報についても、大量監視によって収集される危険性はありますか。」

アンダーソン

「私は法的にはそれは排除されていないと考えています。どちらにせよ、それが正当化されるかどうかは、第一に、国務大臣サインをしたかという点、第二に裁判所がそれを認めたかどうかという点に依存すると考えております。(一般人監視対象にはならないわけであります。と安倍、金田ならいうところですね)」

チェリー

現在の法案で、この大量監視対象には、子供も含まれ可能性があるという理解でよろしいですか」

アンダーソン

「くりかえしますが、法的にはその可能性は排除されておりません。(わが国でしたら、子供監視対象になることは考えられないわけでありますというところだね)」

チェリー

「では、このような内国安全テロリズムに関する調査が、子供対象にして行われるなどということは到底正当化できないということには同意していただけますか」

アンダーソン

データセットの対象の件に関しては、私の所掌するところではないので、お答えは差し控えさせていただきます個人情報用途につきましては、私が知る限り、情報局コミッショナーのほうで数年間保管され、そのレビューを受けることとなっていると承知しております。彼に聞くのが適切であると思います。」

んで、いちおうケナタッチ氏も、2017年報告書で、とてもではないが、完璧ではないが、監視委員会の設置など、最低限の修正がされたことは歓迎したい、というような報告をしていますよ。おそらく、次回の報告書で、日本は名指しで批判されると思いますが、わが国の官房長官はじめの面々はカエルの面にしょんべんで、いっさい気にされないと思いますがね。

 あと、大事な点ですが、日本を除いた全ての先進国は、個人通報制度留保していないので、共謀罪に限らず、国の法律により、国際人権規約に反する扱いを受けた場合には、国連に直接、個人通報することができます。日本が各国が持っている共謀罪を導入するとされている今回の法案に対して、ケナタッチ氏は、裁判所ほとんどチェック機能果たしていないという現在の司法制度の問題点を指摘していましたが、人権理事会そもそも個人通報制度の窓口ですから、この点についても日本には厳しく当たってくると思いますよ。

追記:これによって、イギリスの野党はすごいって言いたいわけではないので、そこはもにょるわけですが。特に、この法案に対する労働党の腰砕けっぷりはひどいもんで、テロが頻発する内情を勘案して、おおっぴらに反対することができずに、アンディ・バーナムあたりが、労働党のクセに、積極的に法案通過に協力してるのはもうなんだか終わってるなぁとは思っているわけです。

 ちなみにこの法律の成立によって、英国で行われる全てのインターネット通信の記録が残されることになり、イギリス事業者大臣裁判所の求めに応じて全ての暗号を復号する義務を負うようになります。つまり、ある個人のAさんがインターネットで何を買ったか、何を検索したか、どんなSNS発信をしたか、全てのログを取って、必要に応じて解析する、という立て付けの法律ですので、まぁオーウェルよりひどい、という意見も当然でしょうが、ここで言いたかったのはあくまで、国連特別報告者にコメントされたからって英国政府は抗議なんてしてないってことと、最低限英国政府は、法案が何をするのかについてはごまかさずに正面から示している、という、この2点です。労働党が「確かな野党」的ポジションにいる、ということが言いたいわけではないわけ。まぁ本当に最低限の修正だけはしたんだろうけどね。

 
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