そら#10 5月22日、金星と水星が近くでみられますよ
夕方の西の空で明るく光る金星が5月に入ってだんだんと高度を下げてきて、一方で水星は6月4日が東方最大離角となるためだんだんと高度が上がってきます。金星と水星という二つの内惑星が5月22日に夕方の空で最も近づいてみることができます。とても角度にして1度ですからずいぶんと近いですよ。
日の入り後、まだ空が明るいうちに、西の空に金星と水星を探してみてください。時間が経つと空が暗くなって見やすくなりますけど、一方で高度が低くなるために雲や建物などで見づらくなります。
金星はマイナス4等星、水星はマイナス1等星程度。ちょっと見えにくいかもしれません。
金星は見てもなかなか水星を見たね!という方は少ないかもしれませんので、いい機会ですよ。
注意!双眼鏡等で見ようとしたら、誤って太陽を見てしまうと危険。観測は日の入り後です。
上記画像の著作権に関して:
Credit: National Astronomical Observatory of Japan
*国立天文台の著作物利用ガイドラインによる表示。