Saijiki 蕎麦の花
蕎麦はまだ花でもてなす山路かな 松尾芭蕉
奥会津を旅していてちょうど見かけた蕎麦の花。少し早めに植えられた蕎麦がちょうど咲いていました。新蕎麦の時期はもう少し後かな。松尾芭蕉を伊賀上野に門人が訪れたときも蕎麦の季節には早すぎたようですね。会津も蕎麦が美味しいんですけどねー。私たちが行ったのも少し早すぎました。
蕎麦の花といえば、蓬坪生まれの李孝石(イ・ヒョソク)の短編「蕎麦の花咲く頃」(1936年)を思い出します。いつ読んだのかなぁ。この小説の舞台となるのは江原道平昌郡蓬坪(ポンピョン)。平昌は2018年冬季五輪の開催地で名前を覚えた方も多いんじゃないですかね。ここはKoreaの蕎麦どころだそうで、蕎麦の花は作中でとても重要な風景です。作中の一夜の回想とともに蕎麦の花が咲く情景が心に残る名作です。
いつか機会があれば行ってみたいですね。高速バスで行けるよなぁ。東ソウルのバスターミナルから平昌経由、江陵行きの高速バスで約1時間50分。仕事では、、、どうかな。