福島#8 桧枝岐村にて
この週末はどんな週末でしたか?私は日曜の昼からインド出張で、昨年も行った大学の夏イベントには行けず、、、妻と子供たちで行ってもらうことになってしまいました。残念。なのでMumbaiに向かう機中でこれを書いています。
お盆に行った福島旅のネタ、続きます。尾瀬沼から戻ってきて家族で桧枝岐村の集落へ。尾瀬沼での汗を村の温泉で流してさっぱりした後、JAストアに。温泉の後アイスクリームを食べたいと言っていたのですが、アイスが置いてなかったのでね、、、。地元の方が使うスーパーには便利ですね。山歩きして、温泉入って、アイス食べて。満足。
スーパーを後にして、桧枝岐村軽く散策。歩くと道端にたたずむ六地蔵。六地蔵は地蔵菩薩の六分身。檀陀、宝印、宝珠、持地、除蓋障、日光で、衆生救済をするお地蔵様。いろんなところで見かけますが、村々にありますね。桧枝岐村の六地蔵様は享保15年(1730年)に建立されたそうです。村は山深い里で、東北の冷害に悩まされ凶作ともなると死人が出ました。生き残るため、口減らしで幼子の間引きもあったようです。このお地蔵様はその弔いと、生きた家族を慰めるために建立されたそうです。昔そんな話を読んだことがあります。そういえば宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」も冷害に悩まされぬよう、豊かな稔りへの祈りでした。
六地蔵様から少し山側に上ったところに、有名な桧枝岐歌舞伎の舞台があります。江戸時代に建てられたそうですが、明治26年(1893年)の村の大火で焼失てしまったそうで、現在あるのは明治30年代に再建されたものです。建築様式がほかの農村舞台と違うらしいですね。国の重要有形民俗文化財だそうです。一度見てみたいものです。
席もたくさん石段で造られており、山里の中にこんな場所があるのは圧巻です。