iOS8またはiOS9が搭載されている64ビットプロセッサが内蔵されているiPhone・iPad・iPod touchで、時計の自動設定をオフにした後に1970年1月1日に設定して再起動すると、アップルマークが表示されたまま動かなくなるという不具合が発見されたことをお話ししましたが、このバグはソフトウェア更新がなされることで解決したことになっていました。ただ、既にこの現象を起こしていた機種には適用されなくなり、サポート外であれば数万円の修理代をもらうことになってしまい、まるで意味をなさないことになってしまっていました。
ところが、自然放電させた状態で充電し再起動させると、何と復旧するという報告がウェブ上で挙がっています。
この騒動が起こって以降、ウェブ上では自然放電で治るという報告とiPhoneなどのバッテリーを外せば治るという報告が挙がっていました。しかしながら、後者の場合はiPhoneなどを分解する必要性があるため、もちろんながらサポート対象外になります。となると、前者のケースを試す方が安全とも言えます。
ただ、自然放電がどのくらいでそうなるのかは機種によって違うでしょうし、これで確実に治るとはアップルは明言しておりません。治れば儲け物という感覚で行うべきでしょうね。もっとも、興味半分で行うのはいけないわけで。