任天堂が元気になっています。
今年の4~6月の決算で、売上高が前年の2.5倍を上げ、営業損益や純損益は2年ぶりに黒字になったそうです。
4~6月の売上高は1540億円で、本業の儲けを示す営業損益は162億円の黒字(前年は51億円の赤字)。そして一時的な損失などを加味した純損益は212億円の黒字(同245億円の赤字)になっています。
ここまで反転攻勢ができたのも、全てNintendo Switchのおかげ。実は、4~6月だけで197万台とダブルミリオン直前まで売り上げていました。
それ以外にも、ポケモン(ポケモンブランドの管理会社で、「ポケットモンスター」シリーズの販売を手掛けている)からの投資利益も32億円あり、「ポケモンGO」のブームが沈静化したとはいえ、引き続き一定の割合でプラス要素になっているのは確かです。まだまだ「ポケットモンスター」シリーズの人気もありますしね。
今後は、「ドラゴンクエストXI」の発売も控えているため、ニンテンドー3DS本体の売り上げも伸びることでしょう。Nintendo Switchの販売台数が伸びれば、更なる増益も見込めるでしょうけど、ソフトが揃うのかという懸念も潜んでいます。実はスーパーファミコンの頃から懸念されている材料。スーパーファミコンの頃はメガヒットソフトに恵まれたおかげで時間稼ぎができていたものの、ニンテンドウ64あたりから、それも苦しくなっています。Wiiで再び持ち直したかなと思ったものの、Wii Uでは再び懸念材料になっています。Nintendo Switchでもそうならないように、いい作品を揃えることは最重要課題になるのではないのでしょうか。