異例づくめの日本ハムのコーチ陣。
あれだけ中日のことだけだと思っていた投手コーチとの確執が、実は吉井さんとの間にも起こっていて、吉井さんが栗山監督への不満をぶちまけちゃったり、参謀格だった福良さんまでも辞めてしまった(その後、オリックスのコーチに内定)りとある意味監督には人徳がないのか、梨田時代の一掃を計り始めたのかよくわからない動きを見せる中、さらによくわからない動きを見せてきました。
前代未聞とも言えるその行動は、現在埼玉県の川越東高校の監督を務める阿井英二郎さんがヘッドコーチに就任するのではないかということ。
阿井英二郎さんは、栗山監督とは同じ釜の飯を食べてきた関係でもあり、投手として1983年~1990年までヤクルトに在籍。その後は2年間ロッテに在籍していたものの、肩の故障をきっかけに引退。その後は社会科(地理歴史)の教員免許を取り、教員として活躍し、つくば秀英高校の野球部監督を足掛かりに監督を務めるようになりました(現在務める川越東高校の監督は2005年から)。
どうやら人間教育の重視と常に情熱を持った選手への成長を手助けしたということが評価されての抜擢だそうですが、こういう言い方はおかしいのかもしれないのですけど、プロはファンサービスも大事ですが、勝つのが最大の仕事でもあるわけです。アマチュア時代は勝利至上主義ではないと納得してやっているので、切り替えてくれるとは思うものの、アマチュア時代の経緯が邪魔をしてプロ選手との確執が起こらないか心配な面もあります。もし同じ務めるのならば1軍ではなく2軍のヘッドコーチじゃないのかとも思えてならないですし・・・。
プロでの監督・コーチ経験がなくても何とかなるのは、落合さんや栗山監督が証明してきました。ただ、それが万人に通用するのかはまだわかりません。そういう意味では試金石になるのかもしれませんけれども、正直入れ替わりの激しい日本ハムの首脳陣の中で大丈夫なのかというのも・・・(汗)。
ともあれ、仮に決定したら非常に楽しみな要素でもあるわけで。来年は面白くなるな(ニヤニヤ)。