6月になり、季節は夏へとかじを切りつつありますが、まだまだ朝晩の寒暖の差は大きいですね。それでも、日本のほとんどの地域で梅雨が始まって、家で遊ぶことも多くなるでしょう。そんな時、ゲーム業界は何か打って出られるのでしょうか。
・・・ラインナップを見る限り、その期待に応えるのは厳しいのかな。それでも意欲的な作品は揃えてきています。
では、注目作の紹介です。最初はマルチ展開の作品から。
今回唯一のマルチ展開作品は、「鉄拳7」(PS4・XBOX ONE)(★)。
シリーズ最新作で、2015年にアーケードで稼働した同作品の移植版です。PC版でもダウンロード販売のみですが購入可能です。
奥行きのある3D格闘ゲームでありながらも、シンプルで遊びやすい操作性を持っており、初心者や格闘ゲームの苦手な人も、できる限り同じ土俵で戦えるようになっています。
コンシューマー版への移植に際し、新キャラの登場・新ステージの追加の他に、PS4版のみジュークボックスモードとプレイステーションVRに対応しています。プレイステーションVRで遊べる部分は限定的なものの、まるでそこにいるかのような迫力を感じられるとのこと。
オンライン対戦やプラクティスモードもあるので、練習から実践までだけでなくアーケードデビューをしたい人にもいい作品なのではないのでしょうか。
続いては、Nintendo Switchから。
最初は、ARMS(★)。
サードパーソン系の3D格闘ゲームながら、伸びる腕を利用しての殴り合いがメインというシンプルな構成に。伸びる腕は組み合わせが自由なので、様々なスタイルの戦闘が組めるようになってもいます。
操作体形も独特で、通称「いいね持ち」というJoy-Conを縦に持ち、突き出すような操作でプレイしていきます(もちろん、他の操作もあります)。
多彩なステージ・様々なプレイスタイル・個人対戦からチーム対戦、そしてミニゲームまである充実のプレイモード・オンライン対戦とプレイヤーを飽きさせないようになっています。
もう一つは、聖剣伝説コレクション(★)。
シリーズ25周年を記念して、初期の聖剣伝説3部作を収録した移植版です。
内容は、ファイナルファンタジー外伝としてゲームボーイで発売された「聖剣伝説 ~ファイナルファンタジー外伝~」、スーパーファミコンで発売された「聖剣伝説2」・「聖剣伝説3」が、オリジナルのまま移植されます。リメイク版は収録されないものの、オリジナルそのままを遊びたい人にとっては、またとないチャンスになると思いますし、過去に遊んだ人は懐かしいのではないのでしょうか。
次回はPC作品の紹介です。