現在、名古屋市ではSRT(スマート・ロードウェイ・トランジット)というバス型の路面交通システムを検討しています。計画としては、現在の都心ループバスC-758系統となごや観光ルートバス「メーグル」(共に市バスのいちルート)を組み合わせたようなルート、名古屋駅~名古屋城~栄~大須~名古屋駅の循環になるのではないかと思われます。
今回、このシステムの検討のために試験車両が導入されることになりました。残念ながら新型コロナウイルスの影響で乗降不可となってしまいましたが、2台試験運行されるとのこと。
1台はトヨタ自動車から燃料電池バス、もう1台は岐阜乗合自動車から連節バスを借りることになりました。この岐阜乗合自動車の連節バスというのが、何と岐阜バスの清流ライナーだったのです。
こちらが、清流ライナー。車種はメルセデス・ベンツ・シターロ / エボバスという、あの高級外車のベンツを製造している会社(メルセデス)のバスですよ。かなり古い写真ですが、それだけ昔から走っており、岐阜の街に馴染んでいるわけでして。
このバスは、日中(昼間)にだいたい1時間1本のペース(2020年現在、4台で運行)で岐阜市内を循環するルートなど3路線で運行されています。東海地方で、この連節バスを見られるのは岐阜市内だけでしたが、いよいよ名古屋市内でもその雄姿を見られるのですよ。
ものすごくびっくりするよ(ニヤニヤ)。既に千葉市内と岐阜市内と町田市内で乗った身としては、斬新さは薄れ、もう見慣れたものですがね(ギャハ)。
試験運行は10月中旬の予定だそうです。平日のみの運行になるのでしょうけど、街中で見掛けたら、思わず写真を撮ってしまいそうだなぁ(苦笑)。来年度以降は市民の体験乗車などを行う方針だそうなので、そこまでに新型コロナウイルスが収束してほしいなぁ・・・。
社会実験の結果などを鑑みて、問題無ければリニア開業に合わせて運行される予定とのこと。観光客などが大勢名古屋に来るという見込みが外れないことを願うばかりです。