水の話なのに、『飛び火』とはこれいかに。それは集中豪雨の展開がそうだから。
7月は島根県と九州(特に福岡県と大分県)で大雨が降り、九州では九州北部豪雨という名称が付くほどの大規模な豪雨災害になりました。もちろん、その周辺地域でも大雨が降っているのですが、左記の地域の降り方は尋常じゃないんですよね。
その尋常ではない降り方が、先日東北地方にも襲い掛かりました。そのターゲットになったのが秋田県。秋田県内(特に山間部)で大雨になり、河川の氾濫が起こっておりました。今のところ、大きな被害に遭った中でも人的被害の少なさに少し安堵しておりますけど、まだこれから被害状況が明らかになってくると思うので、気は抜けない状況ですね。
ちなみに、こんな状況下で、酷くなる前の日から知人と宮城県へゴルフに行っていて、へべれけになっていたから秋田県に帰れなかったという県知事は喝ですな。へべれけになってでも帰れと。帰っていれば、あとは何とかできる部分もあるんですから。
あとは、この状況下でJ3の試合を強行したブラウブリッツ秋田の運営も喝を入れたい。お客様の安全を第一にしなさいと。J3は中断期間があるんですから、そこに振ればよかったんじゃないのと。経費をケチって人命を脅かすのは得策じゃないよ。現に1000人ちょっとしか来ていないんだし。
今秋田はJ2昇格を見越して新スタジアム建設に動いており、今こそ秋田県民が総力を挙げての支援をもらいたいのに、今回の件は見事に県民からそっぽを向かれかねないものになりそうです。
今日は新潟県でも強い雨が降っており、佐渡島で特に酷かったようです。北陸、中でも石川県でも強い雨が降っており、今年は米どころでこれだけ降っているので、米(新米)が高くなりそうです。
この大雨をもたらす前線は、少しずつ下がっているようで、これから岐阜県で酷くなるようです。既に飛騨地方では、その兆候が出ているんですけど、これが岐阜県内のほぼ全域で見られる可能性もありそうです。
状況によっては愛知県の一部や長野県の一部など周辺地域にも飛び火しかねないので、都市部ではアンダーパスやマンホールの場所に注意(雨でわからなくなるので)。農村部では、被害が出ていないかの様子を見に行くのは控えて下さい。総じて言えるのは、避難準備であっても避難すべきだと思って、早めの行動をしていきましょう。水かさが増えてからでは遅いです。