先日、サッカー観戦のために岡山に行ったのですが、その時岡山駅西口で降りず、夜行バスの終点だった倉敷駅北口で降りることに。追加料金が掛かったものの、200円で済んだ。買い直さなくて、よかったよかった。
さて、こちらは終点の倉敷駅北口。夜行バスが停泊する場所でもあり、スクールバスも往来する場所で、そばにはアリオ倉敷(セブン&アイ系)・三井アウトレットパーク倉敷というショッピングモールもあります。このアリオ倉敷・三井アウトレットパーク倉敷、元々は倉敷チボリ公園(以下チボリ公園)という北欧を題材にしたテーマパークだったところ。その前はクラボウという紡績会社の工場でした。
このチボリ公園構想も紆余曲折があったらしく、当初は岡山市でやろうと思ったら、経営会社のずさんさで立ち消えになって岡山市が反対に転じることに。そのため推進派の岡山県が工場跡地のこの場所に目を付け、1997年にオープン。しかし、右肩下がりの来場者数で赤字運営だったので、2008年にライセンス更新を行わないことで運営終了となったわけです。
この駅前にある広場は、チボリ公園時代の名残なんですね。その名もアンデルセン広場。そこにたたずむのは、からくり時計で、その形はデンマークのコペンハーゲンの市庁舎がモデルになっており、周囲(四方)にはバイキング像があります。定時になると、からくり時計からモデルになった北欧の物語が奏でられる・・・のですが、ここ数年は劣化によって不具合が発生しており、突如止まることもあるんだとか。そりゃ20年以上経ってるんだかからねぇ・・・。
今だと違和感アリアリなんでしょうけど、当時の経緯を知っている人達なら、数々の思い出の詰まった場所として残してほしいとも思いますわね。行ったことのない私でも、調べてそう思いましたわ。
北口には、「がんばろう! 倉敷・真備」という弾幕が張られていました。
南口にも同様の弾幕が。こちらの方が駅の正面出てすぐにあるので、目に入りやすい(わかりやすい)ですね。
こちら、倉敷市の広域図。
以前、市の南部の児島地区(旧児島市)、駅南の美観地区には行っていますが、今回は駅北側にあるイオンモール倉敷に行きます。その先に、去年(2018年に)大規模水害(西日本豪雨)の起こった真備地区(旧真備町)があります。
今でも真備地区は復旧に時間が掛かっているとされていますが、その後に起こった大規模水害などでかき消されている状況になっています。仕方のない部分もあるものの、こういう時だからこそ、ここで得た教訓や地元の問題をもっと積極的にメディアは出す時があるのだとも思います。時間は限られますけれども、少しずつ情報を出していただければ、私達にできることは何かを思い巡らすことができると思うのです。
さて、そこからバスに乗ってイオンモール倉敷に向かったものの、朝一番に乗ったバスでは、まだ開場していない。30分以上待って開いたわ。
しかし、倉敷くんだりまでなぜ行ったのか?その理由は、岡山市内の映画館では放映していなかったから。その映画とは、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-」。名古屋で見ればよかったんですけど、混んでるんだろうなと思ったのと、アウェイの時間潰しも兼ねて。なんでか知らないけど、岡山市ではやってなかったのよね。配給会社のせいなのかしら。
見た感想なんですけど、すごくよかったです。
主人公と依頼人の家族の女性とのやり取りが、アニメ本編を見ていると、主人公の経緯とオーバーラップして感動的なんですよね。そこで泣けてきたと思ったら、まだそこに彼女の妹(義理の関係ではあるが)とのやり取りでさらに号泣。妹の姉へ思いを伝えたいという心が本当にまっすぐなんですよ。素晴らしかった。また見に行けたら見に行きたいけど、3週間のみの放映なので、映像ディスクを買うか・・・。
で、もう一本見てきた。それが「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」。
紅魔族ゆんゆんの里帰りを描いたものですが、まぁアイツらのことだから、やらかしてるね(笑)。毎度毎度主人公のカズマはクズマさんだったし、アクアは駄女神だし、ダクネスは相変わらずのドM。ゆんゆんは爆裂魔法で窮地に陥るのも相変わらずだが、これのおかげで彼女のアイデンティティとパーティーの窮地を救ってくれているのだから、ある程度は感謝しないといかんのだけど、その代償があまりに大き過ぎて見過ごされているんだよね(ニヤニヤ)。だから終盤泣いちゃったじゃないか(爆)。おかしい、何で(以下略)。
どちらも好対照ですが、さわやかな最後を迎えらえれるのは変わりません。どちらもいい映画なので、本編をしっかり見てからというふうにはなるものの、ぜひともそれを行ってでも見てほしいです。