2012年06月29日

わからなくもないが、『前科持ち』では・・・

私達の交通機関に欠かせないものの一つ、バス。公共バス・私営バス様々ありますが、とにかく私達の足になってくれるものです。その際、運転手の方は、乗客の安心・安全に携わらなければならないのですが、先日とんでもないことが起こったわけです。


悲しいことに、地元名古屋の話。
市バスの中川営業所の運転手が路線バスを運転中、始発停留所で道案内していて1分遅れたのに腹を立てた70代の男性が運転手に繰り返し叱責したのをきっかけに、始発停留所から700mほど走った後に路肩に急停車エンジンキーを付けたまま降りてしまい、男性運転手は営業所に1時間後に帰還。そして、バスにそのまま残された8人は代行バスに乗るか再び始発停留所に戻るかさせられることになりました
もちろん、前代未聞の出来事。市交通局も運転業務から外しただけでなく、それ以上の処分を検討する事態に至っています。


今回の件、初犯行為であれば、置き去りにするのはいけないものの、まだ同情の余地があるかと。繰り返し叱責した男性にも少々非があると思うからです。
道案内をしていることであるなら、少々遅れることは仕方がない。パンクチュアルに運行してもらいたいのはごもっとも。でも、困っている人に少しでも・・・と思っての行為なのだから、そこは叱責した男性は大目に見てあげられなかったのだろうかそれをしつこく繰り返されれば、怒って出て行きたくなるのもわかる。しかし、そこはプロのバス運転手なのだから、そこは堪えて運転を続行させるべきだったはずそれができなかったから同情の余地はあっても、厳重注意クラスの処置を取るべきだと思うわけです。

しかし、今回これが『初犯』ではなかったというのが大きなポイント。実は、わかっているだけで2度目だったのだ。
その運転手は昨年末に一般車の男性と揉め、その際110番通報を3回繰り返していたということがあったそうだ。恐らく事故関連の揉めごとなのではないかと思うのですが、3回も警察を呼ぶ時点で異常。少なくとも交通局の関係者と調整を取った方が早かったと思うわけです。ちなみに、その件で3ヶ月の停職処分を下されています。
このことを考えると、懲戒解雇クラスは免れないのではないかと推測されます。先述の件をやってしまった後、そして7年以上働いている運転手ということも考慮すれば、今までよくやってこれたと思う方にシフトせざるを得ません。


今後こんなことがないように・・・はもちろんのこと、運転手に対するカウンセリングや精神的なケアも測れるようにしてもらいたいと思うし、もちろん交通局が行っている接客サービスコンテストでは測れない接客に対する意識向上を局内全体で考えていかなければならないのではと思っています。


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Posted by alexey_calvanov at 23:15Comments(0)TrackBack(0)
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