よくエラーコインというのを聞くことがあると思います。有名なのは5円玉や50円玉で、穴の位置がずれているというのがありますね。
またエラー印刷というのもあります。切手界隈では有名な話で、印刷のずれや抜けがあるケースを指します。
エラー関連のものは、流通しないというのが是となっているため、世に出る機会はないはずなのに、手違いで出てしまって、見抜かれずに流通するというケースで世に残ることがあるそうです。そのため、市場価値はかなり高く、数百万円は下らないものもあるとかないとか・・・。
今回紹介するのは、エラー印刷の一種なんだろうけど、印刷のずれとかじゃないのよね。今回のケースは誤植なので、見抜かれにくいと言えばにくいのか。
ナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)からファミコン用ソフトとして販売された「ドルアーガの塔」。元はアーケードの人気作で、ファミコンに移植された作品なんですね。そのファミコン版のパッケージに問題があった。
正面から見ると至って普通。先程も言ったように、印刷のずれとかでは無いので、ホントにどこが悪いのと思わされるわけですね。
問題は側面にあった。商品には、JANコードというバーコードが据えられているのですけど、その横に書いてあるタイトルが問題だったのです。
よーく見てみると、「ドルアーガの塔」なのに、「ドルアーガーの塔」になってる!そうです伸ばし棒が一個多かったんです。これは見抜かれにくい誤植。もちろんパッケージの誤植だけなので、ソフトには一切問題はありません。
実は、JANコードが据えられているのは、後期バージョンのパッケージで、販売当初はJANコードが無かったのです。何で間違えたのかは不明ですけど、JANコードを据えるということでデザインをし直す過程で間違えたのではないかと思われます。
そんなある意味プレミアムなソフトが、BEEP秋葉原店で販売されることになりました。ナムコにちなんだ価格にするということだったので、販売価格も76,500円(765でナムコと読む)になりました。
・・・惜しい!どうせなら76510円にすればいいのに(ニヤニヤ)。<昔のブランド名になるナムコットってわけね。
さすがにすぐに売れるとは思っていませんけど、実物を見たい方は、お早めに・・・。