先日、ヴァンフォーレ甲府×FC岐阜の試合を観に山梨県甲府市に行ってきたのですが、「青春18きっぷ」開始期間ではなかったことを知らずに使おうとしたため、駅員に止められるというチョンボを犯す(泣)。ちゃんと下調べしたつもりなのにこれだから、バカ丸出しですわ。そんなんだったら高速バスで行くという手段もあったし、前もって予約しておけばよかったと思ったのも後の祭り。仕方ないので、しなの→あずさの特急リレーで甲府に向かうことになりました。
朝8時過ぎに出れば間に合うと思っていたので、4時間時間が空いてしまった。じゃあどうしようと思ったら、丁度午前10時からテラスポ鶴舞(つるま)でFC岐阜SECOND(以下セカンド)の試合(FCゴール×セカンド)をやるじゃないかと。現状を確認するためとテラスポってどうなんだろうと思っていたフシもあったので、鶴舞駅で途中下車。
施設の紹介の前にセカンドの現状をば。
昨年まで東海社会人リーグ1部に在籍していたセカンドは8チーム中7位に終わり、7年ぶりに2部落ちに。しかも2部にいたのはわずか1年(2010年のみ)。否が応でもプレッシャーが掛かる1年になりました。
その東海社会人リーグ2部も1部と同じく8チームでのリーグ戦。ホーム&アウェイ方式(計14試合)で行われます。
1位・2位で1部への自動昇格なのは変わらないのですけど、落ちた時が悲惨。
7位・8位になった場合は、各県リーグへの降格となります。セカンドの場合は岐阜県リーグへの降格となります。さすがにプロチームのセカンドとはいえ、屈辱ですわな。正直岐阜県リーグに落ちたら存在意義を問われかねないでしょう(個人的には2部降格でも存在意義を問われかねないと思うのだが・・・)。
そんな2部はセカンド以外に、中京大学FC(豊田市)・リヴィエルタ豊川・豊田自動織機サッカー部(豊田市)・常葉大学浜松キャンパスFC(浜松市)・名古屋クラブ・FCゴール(名古屋市)・長良クラブ(岐阜市)の7チームが所属しています。
現在セカンドは中京大学FCに次いで2位。自動昇格は狙えるものの、本来なら圧倒的な力を持ってダントツの首位であってほしいよね・・・。それだけ2部とはいえ実力者揃いなのかな。
さて、テラスポ鶴舞にやって参りました。
こちらは今年完成した人工芝2面のサッカー場。フットサルも行えるように整備されています。
元々は土の陸上競技場で鶴舞公園陸上競技場(鶴舞公園スポーツコミュニティセンター)と呼ばれていました。
その時の名残りは、写真左隅に写っているスタンド跡なのかな。
まだ出来立てなので人工芝はきれいですね。下は砂が敷かれているようで、ボールが跳ねると砂が舞い上がるふうでしたね。左奥にはクラブハウスもあります。自販機も設置されていて、案外充実。
なお、遥か奥にはセカンドの横断幕が。実は相手のFCゴールの横断幕は全く無かったので、その点においては、2部の中では熱心な方になるのでしょう。
午前10時に始まった試合は、暑い中で行われたため、前後半の合間のハーフタイム以外にも前後半25分過ぎてから3分の給水タイムが設けられました。
そんな試合は前半に関しては、セカンドの動きが重く、FCゴールの選手に振り回されているのではないかと思わされました。開催時間が朝早くになるので、身体が動かないのかなと思えてきたほど。だからといって、2部の新参チームにこの有様だと、後半大丈夫なんかいな・・・と思わされました。
そして後半、無事に先制点は上げられたものの、すぐに同点に追い付かれてしまいます。ギアが入ったかなと思った時に同点にされるというのは、かなりキツい・・・。
そう思っていたら、後半半ばからゴールラッシュになりました。3点目を取られた時にはFCゴールの選手達の気持ちが切れてしまったのかなと思えるほど、飛ばし過ぎたのかとも思いましたが、動きに緩慢なところが垣間見られました。そうなったら伊達に7年1部にいたチームじゃないセカンド。オウンゴールのオマケ付で1-5で快勝となりました。
・・・いや、最終的なスコアは快勝だけど、このスコアに至るまでのプロセスが最悪。相手に尻を叩かれ、火が付いてやっとだもの。これは試合後の監督がおかんむりになっても仕方ないんじゃないかな・・・。1部の試合でこれなら勝てばよかろうと言われるかもしれないけど、完膚なきまでに勝つを信条としなければ、この試合は負けになってもおかしくない勝ちだったと気を引き締めてほしいです。他もこんな試合だったら、今年昇格できてもまた来年落ちかねないなぁ・・・。
厳しい見方をしていると言うかもしれないですけど、長い間1部にいて何を学んだのか、何をやりたいのかというビジョンを見せなかったら、ホントに存在意義が無い。岐阜県のアマチュアNO.1のチームであり続けるのか、JFLまで上がってJリーグを窺いたいのか、トップチームに出られるような選手を育成したいのか、このあたりをそろそろはっきりさせようや。
おまけ
こちらは動物園の入口跡。その昔、東山動植物園ができるまでは、鶴舞公園の片隅に動物園があったのだ。
当時としてはまま大きいものだったそうな。