野球日本代表(侍ジャパン)の監督に、稲葉篤紀さんが内定しました。
稲葉さんは1995年にヤクルトスワローズに入団。2005年にフリーエージェントで大リーグ移籍をしようと思ったものの、かなわず北海道日本ハムファイターズに移籍。どちらのチームでも強打者として活躍し、守備の上手さでも定評がありました。通算2167本打ち、2014年に引退しています。
稲葉さんの特徴として国際試合の経験が多いところで、2008年の北京オリンピックや2009年と2013年のワールド・ベースボール・クラシックに出場しています。その中で、2009年のワールド・ベースボール・クラシックでは優勝選手の1人になっています。
引退前から日本ハムで打撃コーチを兼任したり、2015年に行われたWBSCプレミア12の打撃コーチ、2016年の侍ジャパンの強化試合で打撃コーチと総合コーチを任されています。監督経験はないものの、地道にコーチとしての経験を積み重ねています。卓越した評論もテレビやラジオの解説の中で見せていますしね。
小久保裕紀さんのように、いきなり監督というふうではないものの、プロ野球の監督経験が無いのは確か。不安視される声も聞かれるものの、若さでまずは人心を掌握してほしいですね。経験は間違いなくあるので、特に打撃陣からは厚い信頼を得られることでしょう。投手陣には、自身が打者に立った時の嫌な経験を余すことなく伝え、こうすれば打者が嫌がるというものを伝えれば、上手く関係を築けるのではないのでしょうか。まずは信頼のおける投手コーチの選定が第一ですけど。
任期は東京オリンピックまでの3年なので、長いようで短いです。とにかく今年中に基礎を築いてほしいですね。

