任天堂を始め、過去のハードから発売されたソフトをダウンロードできるバーチャルコンソール。各ハード(Wii・Wii U・3DS)によって対応しているハードは違いますけれども、たいていファミコン・スーパーファミコン・ニンテンドウ64・ゲームボーイシリーズ・セガマークⅢ・メガドライブ・PCエンジンシリーズ・ネオジオ・MSXのソフトが販売されており、将来的にはゲームボーイアドバンスにも対応予定となっております。
そこに、Wii Uのみになりますが、DSのソフトが対応することになりました(現在Wii Uはファミコンとスーパーファミコンのソフトに対応している)。
Wii UでDSのソフトを出す理由はただ一つ。Wii Uの現状から来ているわけです。
発売してから1年経った中、Wii Uはかなりの苦戦が報じられており、任天堂の赤字の元凶になっているのではないかと推測が立てられているほどです(日本での販売台数は160万台ほどかと)。そのような苦境の中で、Wii U(特にWii U GamePad)を最大限に生かすためには、ダブルスクリーンの機能という結論に達したんでしょうね。ちなみに、これ以外にもNFC(近距離無線通信技術、いわゆるおサイフケータイで使われている技術)を生かした作品の作成や高速起動できるメニューの実現を図るとしています。
確かにDSは日本で3000万台以上売れているわけで、中にはダブルミリオン以上のソフトもあるわけなんですけど、その過去の資産の勢いが直接Wii U販売の底上げに繋がるほど世の中は甘くないし、過去その難しさは証明されています(ドリームライブラリと称して販売していたセガのドリームキャストしかり、XBOXのソフトを遊べるようにしていたマイクロソフトのXBOX360しかり)。まずは徹底した宣伝とソフトの充実を図ることが第一になってくるんでしょうねぇ・・・。
ただ、本来これは3DSでやるべきなんだろうなぁと思ったりもするんですけど、大丈夫かねぇ、岩田君(苦笑)。