と言っても阪神の和田監督ではありません(ニヤニヤ)。今年は猛虎復活とか言ってる人がいますけどね。それだけ藤浪・福留・西岡3選手の加入がよかったんでしょうかねぇ・・・。
まぁ、そんな話は置いておいて(笑)、今回はスクエニの和田さんの話。
スクエニの社長(代表取締役社長)であった和田洋一さんが、この度の決算報告で赤字に落ちたのをきっかけに降板することに。和田さんの後任には代表取締役兼取締役経理財務担当の松田洋祐さんが就任することになりました。平たく言えば、「赤字に落ちたから和田君はクビ。財産管理のできる松田君に任せる」・・・というわけです。
スクエニことスクウェア・エニックスは2003年にエニックスとスクウェアが合併してできた会社というのはご存知の人も多いことでしょう。その後、タイトー・アイドスなどを買収。エニックス時代から行っていた出版部門・マーチャンダイジング(グッズ・アクセサリー)部門などを拡充し、スクウェア・エニックス・ホールディングスという持ち株会社に移行しました。いわゆるコングロマリットになったとも言えるわけです。
ところが、ここ数年は赤字続きで、2013年3月期も35億円の黒字予測を立てていたものの、ふたを開けてみれば130億円の赤字(純損失。営業赤字は60億円)。しかも開発方針の変更などに伴う再編で100億円の特別損出を叩き出す可能性も出てきたこともあり、スクエニ本体への大ダメージは避けられないという判断から、和田社長は更迭されたというふうになったのでしょう。
海外(特に欧米)のコンシューマーの伸び悩み、国内でもネームバリューのあるタイトル以外は売れなかった(しかもネームバリューのあるドラクエでさえも、Ⅹに関しては60万本ほどと、スクエニから見たら満足のいく数字ではなかったのかもしれない)こともあり、厳しい1年だったのだろうと推測できます。
今後、スクエニそのものがどういうふうに動くのかが何とも分からないですね。試金石になるのが「ファイナルファンタジーXIV」。この作品は一度コケているので、今回のリニューアルでもコケるようであれば、かつて映画産業でこけた時のように致命的なダメージになりかねないと思っています。
いい作品が多いだけに、何とかそれだけは回避してくれよ・・・とも思っております。