これまでミニアルバムを制作していたことはありますが、フルアルバムを制作したのは初めてになります。しかもまだシングル1枚(注:それ以前に3枚のキャラソンやインディーズ時代のCD制作あり)でのフルアルバム(注:同じく1枚のキャラソンとしてのアルバムはあり)発売は異例なのではないのでしょうか?
こちらのアルバムは3種類あり、写真のものはBlu-ray Disk付の初回限定盤。他にもDVD付の初回限定盤(写真のものと同じジャケットなので、購入の際注意)と通常盤があります。
なお、初回限定盤に収録されている映像は、ミニアルバム♪Letters to Uに収録されている曲のミュージッククリップと同じくライブで歌ったものになっています。
彼女の曲を聞いた人にはよくわかるかと思いますが、バリバリのロックで、ともすればヘビーメタルチックな曲調のものもあります(歌ってる曲の中には、アメリカのロックバンドであるパラモアっぽいところもある)。それでいて、収録曲の中には、力強いメッセージ性の強いものやロックなのにメッセージが優しい穏やかなものもあったりと、単なるロック一辺倒ではなく、強弱緩急を付けることで彼女の色彩の幅広さを同じジャンルの曲でありながら表わせているなと感じています。
そういった点を踏まえて、このアルバムの中でオススメなのは、
- 2曲目のシングルカットされている♪oath sign(これはスペシャルトラックに入っているアコースティックバージョンと対比して聞くとその凄さがよくわかる)
- 3曲目の♪now and future
- 4曲目の♪EGOiSTiC SHOOTER
- 7曲目の♪ROCK-mode
- 10曲目の柏原竜二選手の応援歌として作られた♪ジェットロケット
- 11曲目のタイトルチューンになっている♪LOVER“S”MiLE
そして
ですね。
いずれも先述したバリバリのロックを感じさせる曲になっていますが、タイトルチューンの♪LOVER“S”MiLEはソフトなロックに仕上がっており、ロックが苦手な人にも受け入れやすい曲ではないかと思います。
そして、♪終わりのない歌だけは少々毛色が違い、メッセージ性の強い、ロックではなくアコースティック色の強いものになっています。この曲、9分半ほどある長い曲ではありますが、一遍の叙事詩的な雰囲気も醸し出している大作です。
でも、この子すごいわ。若いからエネルギッシュな曲を歌える部分もあるんでしょうけど、そのエネルギッシュさに負けない歌唱力を持っているわけですから。