インベーダー、ゲーム業界の『コングロマリット』に飲み込まれる
今日のニュースでちょっとビックリする。10時のNHKニュース10で知ったんですが、遂に大手・老舗の一つが傘下に入りますか。
今年はナムコとバンダイの合併、トミーとタカラの企業統合、そのタカラはコナミからインデックスへ買収・・・と激震状態の中、さらに揺さぶられる出来事やなぁ。
これにより、スクウェア・エニックス(以下スクエニ)はタイトーの技術力やノウハウを今後の開発に生かせるし、開発会社として扱うことも。
タイトーはスクエニ流通という独自販売網(タイトー自身はD3などの流通も抱えているが、逆に言うと『お荷物』を押し付けることもできる)とメディアミックス戦略(特に書籍での宣伝)に有利に働くのではと推測できます。
今回スクエニのタイトー傘下に言えるのは、コナミのようなゲーム業界のコングロマリット(複合企業)を目指しているのだろうか?
コナミはまだ本格的にネット産業は吸収していないように思える(あくまで推測)が、
スクエニはFFXIなどのPC・モバイル(ケータイ)オンラインの経験豊富なところと、トライエース・レベルファイブなどの(外注を含む)技術力のある『子会社』、そしてタイトー傘下にみられるような儲かり、開発力のある『中間企業』を押さえる。
3つ(自社開発も含めれば4つ)の柱を備え、磐石の経営体制にしたいと思えてならない。
遂にゲーム業界も格差の時代が表面化してきたか?
これだけあると、まだ出てきそうな気もするのは、気のせいか?
Posted by alexey_calvanov at 22:53│
Comments(4)│
TrackBack(0)│
│
ゲーム系
この記事へのトラックバックURL
h-taniさん>確かにそうですね。開発費の高騰も避けがたい要因と考えられます。タイトー自身にヒット作が出ていないという潜在的な原因もあるかと。マイクロソフトがSCE的に動く(ハード・サードパーティメイン)か任天堂的に動く(ソフトメイン)かで、次世代機や日本のゲーム業界の動きも変わるだろうと思ってます。
NEO!さん>銀行や生保と違うのは、元々積極的に進出して、ことごとく帰り討ちにあっていることですか(笑)。ただ、最近の洋ゲー(外資)もいいのが出てますんで。もし注目するならEA(エレクトロニクス・アーツ)。あとはアタリ(旧インフォグラム)やアイドス・インタラクティブを注目したほうがいいですよ。ソフトだけならロックスターゲームス。GTA作ったあの会社です。
この前ある本で読みましたが、最近のゲーム業界はPS2などに
代表されるようにハードウェアのスペックが高くなったことによって、
ソフトの開発費もかなり高くなっているようです。また、ここに来て
資金や人気タイトルを持つところと持たないところ
の格差もはっきりしてきたようです。
そうなると、この買収劇も自然な流れなのかな、と思います。あとは、
世界との競争も激しくなるのではないでしょうか。そうなると、
外資も積極的に入ってくることにはなるんでしょうね。(特にMS?)
ゲーム業界も銀行、生保と同じだなぁ(苦笑)
合併、吸収が進んで・・・
ん?じゃ、外資も積極的に参入してくるのか?