au編の最後は学生・シンプルユーザー向けの1X編です。
最初の記事(詳しくは『春の新機種 出揃う ~au編~ WIN前編』参照)にも書いたとおり、auの春モデルは新入生獲得のため、ガク割の利く1Xモデルを中心に発売していたし、現に先に発表があったのはこのモデルだった。
加えて家族割ワイドサポートがあるため、かなり力を入れてくるだろうと思われていたが、現状は三洋からの3機種のみ。今回の春商戦は定額・多機能のWINが中心になる初めての商戦となった。
しかしながら、今回の1XモデルはA55XXシリーズ。1Xの中ではランクが高く、かつてのハイスペックモデル。決して手を抜いていない。
①A5518SA
声で目的地検索等ができる、新EZナビウォークに対応。またHello Messegenerにも対応しており、ハイスペックでもランクはA5515Kレベル級。また遠隔操作でのロックが可能で、今回の発表機種の中では唯一外部メモリ対応。
個人的な感想
薄い。ボタンもでかく、色も意外に高級感がある。かつて薄型モデルとして出したA5503SAやA5507SAと同じくらい完成度が高い。
1Xで良ければ、この機種はオススメ。強いてあげるなら、カメラが130万画素なので、高機能カメラが欲しければ、A5515Kにするのがベター。
②Sweets pure(A5519SA)
ローティーン女子向けのモデル。四角い形ではあるが、全体的には角を取って丸みを帯びさせている。
新EZナビウォーク機能を搭載。♯ボタンを押すことで防犯ブザーになる機能も搭載。またジュニアモード(子供向けモード。ウェブ等の利用を制限できる)も搭載。
個人的な感想
とにかくターゲットを絞ったモデル。
防犯ブザー機能は、昨今の世相を反映させたローティーン女子向けといえよう。ただローティーン向けにはやや大きい?しかしながら、ポップな色合いはかなりウケそう。
③A5520SA
こちらもジュニアモード搭載。Sweets pureと違うのは自分の身を守る機能が充実していること。ココセコムEZやHELPNETケータイに対応。また防犯ブザーにも対応。
個人的な感想
子供だけでなく、お年寄り等にも使えそうな機種ではあるが、いかんせん色がそらいろのみ。もっとカラフルになったらありがたい・・・。なお、大きさは3機種の中では中間。
1Xはどちらかというと機能を求めるというより、ケータイ入門機の側面が強くなっているような気がします。ここでパケ代がかかるようならば、WINへ・・・という布石が打てるようになっているのでしょう。そのあたりがドコモやボーダフォンではなかなかできないところ。
WINを持っている人達には、既に『時代遅れ』の感が強いのかもしれませんが、家族割ワイドサポートの登場で安くておトクで使いやすい機種としての地位を確立していくかもしれません。
次回はドコモの新機種紹介予定。