こちらは周辺機器としては初登場。
auでは7/3、ドコモでは9/15に骨伝導レシーバーマイクが登場することになりました(auでの商品名は「骨伝導レシーバーマイク」、ドコモでの商品名は「Sound Leaf」)。
骨伝導と言われてもなかなか理解できないと思われますので、かいつまんで説明しますと、普通は人間は鼓膜(外耳・中耳)を介して物の音を聞いているわけですが、骨伝導の場合にはその鼓膜を通さず、直接内耳に伝える方法を取るわけです。
この骨伝導の場合、俗に耳の遠いお年寄りや、聴覚機能が死んでいない聴覚障害者には特に有効と言われています。
実際、この骨伝導を活用したケータイはツーカーのTS41(ソニックスピーカー)として商品化されていますが、ツーカーというキャリアが災いして必ずしも成功したとは言い切れないものでした。
しかしながら、ケータイにも字の大きい・音の大きいケータイが登場し、使いやすさとともにユニバーサル化が進み、残った大きな障害としてこの対軽易聴覚障害者への対策が残っていたわけです。
今回このような周辺機器が登場したことで、どの機種にでも対応可能となり、専用の機種をずっと持ち続けることをしなくてもよくなったので、利便性や最新モデルを持ちたいという要望にも叶えられるようになったと思います。
さて、この骨伝導レシーバー、どちらのものも圧電式の骨伝導を利用していて、うるさいところでもクリアに聞こえるようになるとのことです。またテレホンコイル付の補聴器を付けている人にも対応できるとのことです。
価格はauのものは10,395円、ドコモのものはオープン価格(推定相場1万円前後)になるそうです。
かつて時代の先を行っていたツーカーの概念はこのような形で結実したことになり、方向性としては間違っていなかったのだなと痛感しています。