どもども、森田です。
まず、宣伝を。『不戦無敵の影殺師(ヴァージン・ナイフ)』、3月の18日に発売です! こちら、特典情報もいずれ発表していきます! かなり気合入れて書いた新作ですのでどうかよろしくお願いします!
今回も前回に続いて加古川線沿線に近い寺社をめぐっていきます。はからずも、黒田官兵衛とつながりがあるかもしれない寺社を訪問することになりました。はっきり言ってただの偶然です。
まず、式内社の兵主(ひょうず)神社から。住所でいくと、今は合併して西脇市です。なお、西脇は播州ラーメンというご当地ジャンルのラーメンがあるようで、車でここに行く途中、たしかに行列らしきものができてる店がありました。いずれ、食べてみたいものです。
黒田官兵衛に関する伝説。事実かどうかは本人じゃないので知りません。
官兵衛が再建に関わっているとされている兵主神社の拝殿。事実かどうかはわかりませんが、とにかくこのわらぶきのインパクトはすごい! なお、安土桃山時代、1591年の建築です。たしかに官兵衛の時代ではある。県の文化財。
記憶がすでにあいまいなのですが、多分、ここと、このあと取り上げる荘厳寺は大河ドラマのあとのミニ歴史コーナーみたいなやつで、紹介されてた気がします。果たして本当に黒田一族の出身地なのか(定説では近江の一族で播磨に移り住んできて、小寺家に仕えたことになってて大河でもその設定)、たん黒田という地名が偶然かぶってただけなのか。
今度は正面から撮影。奥に本殿もあるのですが、圧倒的に拝殿のほうが目立ってます。
この、組み合わさってる感じがいい。
ついでに逆方向からも一枚。
続いて、本黒田駅から2キロ強ぐらい離れた荘厳寺へ。ここにも黒田家に関することが書いてある。ただ、本当かどうかは官兵衛じゃないのでわかりません。
メインの建物はけっこう奥にあるので、駐車場からまた歩かされます。
かなりの迫力のある多宝塔。
鎮守の社もかなりいい雰囲気です。雪が降る前に行きましたが、このへんはいかにも積もる時は積もりそう。
なお、本堂は工事中のため撮影できず。
石垣が昔は隆盛していたって感じをかもし出してます。
こういう屋根つきの橋ってけっこう珍しいですよね。似たものだと河内長野の金剛寺で見た。
続いて播磨二宮に当たる荒田神社へ。
こういう、くぐっていく構造になってるの、個人的に好きです。
拝殿はかなり立派。さすが、二宮だけある。播磨の二宮なんてはっきり言って、播磨に住んでるほとんどの人に知られてないですが、せっかくなので、もうちょっと広まってほしい。
兵庫県はかなり古い本でめぐってるのですが、昔は檜皮葺だったようです。たしかに銅板がちょっと新しい感じがした。
続いて、延喜式内社の天目一(あめのまひとつ)神社へ。まあ、見たとおり、平野神社も合祀されてるんですが。
目が一つの神様というとイコールでタタラの神様、つまり鍛治の神様ですが、どうも、古くはこのあたりで鍛治をしていたようです。そういえば生野銀山なども割りと近いし、山陰は石見をはじめ鉱業にはゆかりが深い土地です(播磨は厳密には山陰じゃないけど、ここはかなり内陸部)。
これは、割と露骨に痕跡が残っていて、JR鍛冶屋線というのが平成の頭まで西脇のあたりを走っていました。鍛冶屋って地名がもう、そのまんまですよね。なお、荒田神社とかかわりのある伝承も残っているのですが、あまりにも話題がマニアックなので割愛します。
拝殿はかなりオーソドックス。
しかし、拝殿と本殿をつなぐ変な廊下みたいなものが。これは様式としては何造と呼ぶのでしょうか。
というわけで、兵庫県内陸部の史跡をめぐりました。おそらく、大半の兵庫県民にはなじみがないところばかりだと思いますが、昔、都に近かっただけあって、全国的に見れば史跡がかなり残っています。ぜひ、みんなで観光して兵庫県にお金を落としてください!
行き方
基本的に、車で行くことを推奨しますが兵主神社と荘厳寺はどうにか徒歩でも行けます。
・兵主神社
JR加古川線黒田庄駅からかなり近い。徒歩7分ぐらいか。ただし、肝心の鉄道の本数が少ない。
・荘厳寺
同じく、JR加古川線本黒田駅てくてくと40分ほど歩いていけばハイキング感覚でたどりつけなくもないが、おすすめはしない。なお、現在本堂工事中のようです。
・荒田神社
おそらく、車で行くしかない。
・天目一神社
おそらく、車で行くしかない。
次回は京都の宇治の三室戸寺などをまわります。
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今回も前回に続いて加古川線沿線に近い寺社をめぐっていきます。はからずも、黒田官兵衛とつながりがあるかもしれない寺社を訪問することになりました。はっきり言ってただの偶然です。
まず、式内社の兵主(ひょうず)神社から。住所でいくと、今は合併して西脇市です。なお、西脇は播州ラーメンというご当地ジャンルのラーメンがあるようで、車でここに行く途中、たしかに行列らしきものができてる店がありました。いずれ、食べてみたいものです。
黒田官兵衛に関する伝説。事実かどうかは本人じゃないので知りません。
官兵衛が再建に関わっているとされている兵主神社の拝殿。事実かどうかはわかりませんが、とにかくこのわらぶきのインパクトはすごい! なお、安土桃山時代、1591年の建築です。たしかに官兵衛の時代ではある。県の文化財。
記憶がすでにあいまいなのですが、多分、ここと、このあと取り上げる荘厳寺は大河ドラマのあとのミニ歴史コーナーみたいなやつで、紹介されてた気がします。果たして本当に黒田一族の出身地なのか(定説では近江の一族で播磨に移り住んできて、小寺家に仕えたことになってて大河でもその設定)、たん黒田という地名が偶然かぶってただけなのか。
今度は正面から撮影。奥に本殿もあるのですが、圧倒的に拝殿のほうが目立ってます。
この、組み合わさってる感じがいい。
ついでに逆方向からも一枚。
続いて、本黒田駅から2キロ強ぐらい離れた荘厳寺へ。ここにも黒田家に関することが書いてある。ただ、本当かどうかは官兵衛じゃないのでわかりません。
メインの建物はけっこう奥にあるので、駐車場からまた歩かされます。
かなりの迫力のある多宝塔。
鎮守の社もかなりいい雰囲気です。雪が降る前に行きましたが、このへんはいかにも積もる時は積もりそう。
なお、本堂は工事中のため撮影できず。
石垣が昔は隆盛していたって感じをかもし出してます。
こういう屋根つきの橋ってけっこう珍しいですよね。似たものだと河内長野の金剛寺で見た。
続いて播磨二宮に当たる荒田神社へ。
こういう、くぐっていく構造になってるの、個人的に好きです。
拝殿はかなり立派。さすが、二宮だけある。播磨の二宮なんてはっきり言って、播磨に住んでるほとんどの人に知られてないですが、せっかくなので、もうちょっと広まってほしい。
兵庫県はかなり古い本でめぐってるのですが、昔は檜皮葺だったようです。たしかに銅板がちょっと新しい感じがした。
続いて、延喜式内社の天目一(あめのまひとつ)神社へ。まあ、見たとおり、平野神社も合祀されてるんですが。
目が一つの神様というとイコールでタタラの神様、つまり鍛治の神様ですが、どうも、古くはこのあたりで鍛治をしていたようです。そういえば生野銀山なども割りと近いし、山陰は石見をはじめ鉱業にはゆかりが深い土地です(播磨は厳密には山陰じゃないけど、ここはかなり内陸部)。
これは、割と露骨に痕跡が残っていて、JR鍛冶屋線というのが平成の頭まで西脇のあたりを走っていました。鍛冶屋って地名がもう、そのまんまですよね。なお、荒田神社とかかわりのある伝承も残っているのですが、あまりにも話題がマニアックなので割愛します。
拝殿はかなりオーソドックス。
しかし、拝殿と本殿をつなぐ変な廊下みたいなものが。これは様式としては何造と呼ぶのでしょうか。
というわけで、兵庫県内陸部の史跡をめぐりました。おそらく、大半の兵庫県民にはなじみがないところばかりだと思いますが、昔、都に近かっただけあって、全国的に見れば史跡がかなり残っています。ぜひ、みんなで観光して兵庫県にお金を落としてください!
行き方
基本的に、車で行くことを推奨しますが兵主神社と荘厳寺はどうにか徒歩でも行けます。
・兵主神社
JR加古川線黒田庄駅からかなり近い。徒歩7分ぐらいか。ただし、肝心の鉄道の本数が少ない。
・荘厳寺
同じく、JR加古川線本黒田駅てくてくと40分ほど歩いていけばハイキング感覚でたどりつけなくもないが、おすすめはしない。なお、現在本堂工事中のようです。
・荒田神社
おそらく、車で行くしかない。
・天目一神社
おそらく、車で行くしかない。
次回は京都の宇治の三室戸寺などをまわります。