fc2ブログ

竹駒神社など岩沼の史跡と仙台駅東の孝勝寺など(宮城県岩沼市・仙台市)

好きなテレビ番組はアド街ック天国とタモリ倶楽部です、森田、森田です。

今回は宮城県の岩沼を巡ります。
また、仙台駅東の寺町の寺で過去に行ってないところを少し巡りました。

DSC09714 - コピー
岩沼は駅前にかつての宿場がありました。


DSC09721 - コピー
岩沼は仙台から見ると奥州街道から江戸浜街道が分岐する街で、重要な宿場でした。


DSC09722 - コピー
看板。ちなみに、今でもJRの東北本線と常磐線の分岐駅ですね。


DSC09724 - コピー
岩沼といえば竹駒神社です。日本三大稲荷の一つとも言われているというか、言ってます。この手のはだいたい自分が言う奴なので。なお、竹駒というのは武隈という地名がなまったもので、たとえば清酒の名前などに武隈も残っています。


DSC09730 - コピー
随神門は1812年の建築で市指定文化財。


DSC09736 - コピー
唐門は1842年の建築で県指定文化財。


DSC09739 - コピー
社殿は新しいです。前の社殿は平成の頭に過激派に焼かれています……。


DSC09740 - コピー
摂社にも古いものがけっこうあります。総社宮は江戸時代後期の建築で市指定文化財。


DSC09742 - コピー
八幡神社は江戸時代中期以降の建築で市指定文化財。


DSC09745 - コピー
愛宕神社は江戸時代中期の建築で市指定文化財。


DSC09748 - コピー
社殿の下をくぐることができる構造になってます。


DSC09750 - コピー
社殿の裏側には命婦(みょうぶ)社があります。


DSC09755 - コピー
神社の近くには歌枕だった武隈の松があります。


DSC09759 - コピー
駅をはさんで逆側のちょっとした丘はかつての岩沼要害(要害と呼ばれてますが、実質、城の異名です)がありました。


DSC09768 - コピー
さらっと終わってしまったので仙台駅近くの寺町へ移動。前に行けなかった寺などをいくつか回ります。金勝寺。


DSC09769 - コピー
こちらは天保大飢饉で亡くなった人を埋葬した塚の石碑が。


DSC09772 - コピー
正雲寺。


DSC09774 - コピー
続いて大林寺へ。


DSC09778 - コピー
こちらは土井晩翠の墓があります。

DSC09780 - コピー
こちらは善導寺。


DSC09780 - コピー (2)
孝勝寺は前回にも行ったのですが、諸事情で再訪。山門は仙台城のものを移築したものだとか。


DSC09784 - コピー
たしか前回は釈迦堂が工事中で見られませんでした。こちらの釈迦堂は1695年の建築で県指定文化財。再訪の理由はこれです。
こんな感じの岩沼と仙台駅東の寺町巡りでした。
次回は山形市内の博物館などを巡ります。

行き方
岩沼の史跡……岩沼駅から徒歩。
仙台駅東の寺町……仙台駅か榴ケ岡駅から徒歩。

村田の街並み(宮城県柴田郡村田町)

好きなテレビ番組はアド街ック天国とタモリ倶楽部です、森田、森田です。

今回は村田の街並みを巡ります。村田ってどこやねんという話ですが、宮城県の内陸にある街で、仙台駅からバスで30分ほどで到着します。
街並みが重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定されています。重伝建に指定されてる場所イコール昔からの景観が残ってる街ということなので行ってきました。

DSC09572 - コピー
村田にやってきました。意外と仙台から近い。


DSC09574 - コピー
願勝寺の門は村田城大手門を移築したと言われています。


DSC09579 - コピー
こういう土蔵造りの建物がたくさん並んでます。1919年築の大沼家住宅。村田はベニバナの集積や繭の集散地として栄えました。


DSC09583 - コピー


DSC09585 - コピー
左の工事中の建築は村田商人やましょう記念館。店部分は1874年の建築で重要文化財。一番左の表門は1899年の建築で重要文化財。その他、後ろの蔵などの建物も重要文化財に指定されています。


DSC09587 - コピー
この目立つ店蔵は大養家住宅。明治の建築。ところで苗字の読み方わからないのですが、多分「おおわい」の可能性が高いです。


DSC09589 - コピー
こちらの大沼家は江戸時代の建築。なお、大沼という苗字の家が多いです。大正の建築。右奥の店蔵は大沼屋。1914年の建築。


DSC09591 - コピー


DSC09595 - コピー


DSC09600 - コピー
山田家の店蔵は1917年の建築。


DSC09602 - コピー
こちらの山田屋は1822年の建築。かなりの古株。


DSC09609 - コピー
田専商店は1900年の建築。


DSC09619 - コピー
通りの裏側に回り込みました。こちらはやましょう記念館の裏側。大半の建物は重要文化財だと思いますが、どれがどの建物にあたるかあまりわかりません。


DSC09620 - コピー
裏門をアップで。


DSC09623 - コピー
大通りに戻りました。升屋は明治の建築。


DSC09627 - コピー
大沼屋は明治の建築。


DSC09634 - コピー
赤間家の店蔵、右の大沼家の店蔵、どちらも明治の建築。


DSC09645 - コピー
けっこう歩いたので休憩。


DSC09649 - コピー
続いて、白鳥(しろとり)神社へ。


DSC09651 - コピー
巨大な藤が境内にあります。こちら、源義家が危機に陥っている時、大蛇が出てきて守ってくれて、そのあと藤になったという伝説があります。


DSC09656 - コピー
こちらが拝殿。


DSC09663 - コピー
龍島院は代々の領主の菩提寺です。


DSC09671 - コピー
武家屋敷が一件残っています。村田町指定文化財。土蔵は大正のものです。


DSC09689 - コピー
街の後ろ側には村田城があります。ただ、あんまり遺構は残ってないもよう。これはおそらく堀か。


DSC09694 - コピー
こんな感じの村田巡りでした。
写真は資料館の横にいたキャラ。
次回は宮城県の交通の要衝、岩沼を巡ります。

行き方
仙台駅から特急バスで30分で村田に到着する(もよりバス停は複数あり)。
本数は少ないが、東北本線大河原駅に出るバスもある。帰りはそちらを使った。

東北大学の文化財建築(仙台市青葉区)

好きなテレビ番組はアド街ック天国とタモリ倶楽部です、森田、森田です。

じゅうにまきDSC03956
12月12日、「スライム倒して300年」コミカライズ12巻が発売しました! よろしくお願いいたします!

今回は東北大学を巡ります。旧帝大というと、戦前の建築が多く残ってるので、文化財も多いということで。

DSC09516 - コピー
さて、地下鉄の五橋駅から歩いていると、東北大学の前に東北学院大学の横を通ります。東北学院大学本館は1926年の建築で登録有形文化財。こういうの、カレッジ・ゴシック様式というそうです。

DSC09518 - コピー
東北学院大学正門は1926年の建築で登録有形文化財。


DSC09519 - コピー
裏側かもしれないですが、おそらくラーハウザー記念東北学院礼拝堂。1932年の建築で登録有形文化財。


DSC09522 - コピー
旧仙台高等工業学校建築学科棟は1930年の建築で登録有形文化財。


DSC09526 - コピー
東北大学のほうにやってきました。旧制第二高等学校正門は1889年の建築で登録有形文化財。


DSC09528 - コピー
こちらは現役の旧東北帝国大学正門(東北大学正門)。1926年の建築で登録有形文化財。


DSC09532 - コピー
旧東北帝国大学附属図書館閲覧室(東北大学史料館)は1926年の建築で登録有形文化財。


DSC09536 - コピー
旧東北帝国大学法文学部第二研究室は1927年の建築で登録有形文化財。


DSC09538 - コピー
旧第二高等学校書庫(東北大学文化財収蔵庫)は1910年の建築で登録有形文化財。


DSC09540 - コピー
旧東北帝国大学工学部機械学及び電気学実験室は1929年の建築で登録有形文化財。


DSC09544 - コピー
旧東北帝国大学工学部機械学及び電気学教室は1930年の建築で登録有形文化財。


DSC09547 - コピー
旧東北帝国大学理学部化学教室棟(東北大学本部棟1)は1932年の建築で登録有形文化財。


DSC09550 - コピー
東北大学というと魯迅。


DSC09551 - コピー
旧仙台医学専門学校博物・理化学教室(東北大学本部棟3)は1904年の建築で登録有形文化財。


DSC09557 - コピー
本多記念館は1941年の建築で登録有形文化財。


DSC09560 - コピー
旧東北帝国大学理学部生物学教室……の裏側。1924年の建築で登録有形文化財。

こんな感じで珍しく神社も寺も出てこない史跡巡りでした。次回は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている宮城県の村田の街並みを巡ります。

行き方
地下鉄五橋駅から徒歩、あるいは仙台駅からバス。

仙台大観音と仙台の寺町(仙台市泉区・青葉区)

好きなテレビ番組はアド街ック天国とタモリ倶楽部です、森田、森田です。

まず、宣伝から。
本日、「スライム倒して300年」コミックス12巻、発売です!
じゅうにまきDSC03956
よろしくお願いいたします!


DSC09395 - コピー
今回は都市部に建つ巨大な仏像、仙台大観音を巡ります。
仙台駅からバスに揺られて北上すると、目立つフォルムが。


DSC09400 - コピー
こちらの観音様、内部にも入れます。入口は文字通り、口。


DSC09401 - コピー
拝観料を払って中に。


DSC09408 - コピー
内部の上の階からの眺め。


DSC09410 - コピー
一気に最上階にエレベーターで上がって、そこから螺旋階段を下りていきます。サイバーパンク感がすごい。


DSC09419 - コピー
このあと、大観音からバスで市街地に戻る途中、輪王寺横を通ります。輪王寺山門は1691年頃の建築で市指定文化財。
ここから仙台の寺町を巡ります。


DSC09426 - コピー
続いて永昌寺へ。こちらは伊達政宗の母親の灰が埋められた場所です。


DSC09428 - コピー
本堂。


DSC09432 - コピー
続いて昌繁寺へ。こちらの本堂は江戸時代後期の建築で市指定文化財。


DSC09435 - コピー
境内の観音堂も市指定文化財。こちらも江戸時代後期の建築か。


DSC09437 - コピー
荘厳寺山門は江戸時代初期の建築で市指定文化財。


DSC09444 - コピー
こちらは満勝寺。


DSC09451 - コピー
続いて龍雲院へ。


DSC09454 - コピー
こちらは林子平の墓があります。


DSC09457 - コピー
正圓寺は松が目立つ。


DSC09459 - コピー
大願寺の山門は1709年に四代藩主の夫人の門として作られたもので、市指定文化財。


DSC09463 - コピー
続いて、稱念寺へ。


DSC09466 - コピー
こちらの本堂は多分19世紀初期ぐらいの建築で市指定文化財。


DSC09470 - コピー
ここから北仙台駅西側のエリアに並ぶ寺社のほうへ。こちらは資福寺。


DSC09473 - コピー
次に覚範寺へ。山に面して寺社が並んでるので、その都度階段を上り下りするのが疲れる。


DSC09477 - コピー
伊達政宗の母親である保春院の墓があります。向かって右です。左側のほうは政宗三男の供養塔です。


DSC09482 - コピー
続いて青葉神社へ。伊達政宗を祀る神社です。旧愛姫社鞘堂は1931年の建築で登録有形文化財。


DSC09483 - コピー
拝殿は1927年の建築でこちらも登録有形文化財。


DSC09486 - コピー
神饌所及び伝供廊は1929年の建築で登録有形文化財。神饌所が建物、そのあとの聞き慣れない単語は見えてる廊下のことです。


DSC09488 - コピー
かなりわかりづらいですが中門及び祝詞舎も1927年の建築で登録有形文化財。あと位置的に見えませんが、本殿も登録有形文化財です。


DSC09500 - コピー
東昌寺のマルミガヤは国の天然記念物です。


DSC09509 - コピー
光明寺境内には伝支倉常長の墓があります。
こんな感じで仙台大観音と仙台の寺町を歩きました。次回は東北大学あたりを巡ります。

行き方
仙台大観音……仙台駅からバス
寺町界隈……北仙台駅から徒歩。今回はバスが輪王寺あたりを通る系統だったのでそこから歩いた。

円通院・瑞巌寺など松島の史跡(宮城県宮城郡松島町)

好きなテレビ番組はアド街ック天国とタモリ倶楽部です、森田、森田です。

まずは宣伝から。
12月12日、「スライム倒して300年」コミックス12巻発売します! なにとぞよろしくお願いいたします!
じゅうにまきDSC03956
よろしくお願いします!!!

今回は松島の史跡を巡ります。

松島は過去も行ってるのですが、今回のほうがしっかり回っています。というか、前回は国宝の瑞巌寺が工事中で、一部拝観できなかったので、そのリベンジでの再訪です。
※ただし、前回の時しか見られなかった陽徳院霊屋(たまや)などもあります。そちらについては、過去のブログをご覧ください。
塩竈神社・円通院・瑞巌寺(宮城県塩竈市・宮城郡松島町)
 http://moritarail.blog108.fc2.com/blog-entry-400.html

松島の五大堂と雄島・仙台東照宮と大崎八幡宮・瑞鳳殿(宮城県宮城郡松島町・仙台市)http://moritarail.blog108.fc2.com/blog-entry-401.html


DSC09279 - コピー
松島はだいたい最初に向かうルートが決まりがちなのですが、多分前回とあまり変わらず天鱗院から。


DSC09281 - コピー
五郎八姫の霊屋。これは新しい建物ですね。伊達政宗と妻の愛(めご)姫の長女です。


DSC09284 - コピー
霊屋の裏手には洞窟群が並んでいます。松島町の文化財。


DSC09291 - コピー
天鱗院境内の墓地の階段から日吉山王神社のほうへと行けます。あまり地図などでは表示されないルート。


DSC09295 - コピー
こちらの本殿は江戸時代中期の建築で県指定文化財。


DSC09300 - コピー
続いて円通院へ。こちらは伊達光宗という政宗の孫の菩提寺です。
山門は開山の1647年頃の建築で松島町の文化財。


DSC09304 - コピー
こちらの庭はかなりかっこいいです。


DSC09305 - コピー
こちらの霊屋は重要文化財。1647年に完成したもので三慧殿という名前です。


DSC09308 - コピー
アップで。


DSC09314 - コピー
こちらも洞窟群が。


DSC09321 - コピー
三慧殿の内部はこんな感じです。


DSC09322 - コピー
本堂の大悲亭は江戸で光宗が納涼のために使っていた建物を運んできて利用したもの。松島町指定文化財。


DSC09326 - コピー
円通院から外に出てきました。このあたりはいろんな建物が移築されてます。この民家は藩主の御座船を扱った水主(かこ)の水主町のもので松島町の文化財。


DSC09328 - コピー
三聖堂は1682年の建築で町の文化財。


DSC09330 - コピー
樹齢700年以上とされるビャクシン。こちらも松島町の文化財。


DSC09334 - コピー
続いて瑞巌寺へ。


DSC09338 - コピー
メインの場所へ、中門は1609年頃の建築で重要文化財。


DSC09340 - コピー
左側の御成門も1609年頃の建築で重要文化財。なお、塀(太鼓塀)も重要文化財。


DSC09343 - コピー
中門にさらに近づく。


DSC09344 - コピー
前回は見られなかった本堂は1609年の建築で国宝。伊達政宗がお寺を再興した時の方丈です。


DSC09349 - コピー
玄関は文化財指定はされてません。


DSC09350 - コピー
こちらの庫裏は1609年頃の建築で国宝。国宝は何度見てもよいものです。


DSC09353 - コピー
庫裏を正面から。国宝は何度見てもよいものです。


DSC09360 - コピー
瑞巌寺の隣の陽徳院の山門は松島町の文化財。こちらにある霊屋はふだんは拝観できないのですが、数年前の瑞巌寺の工事の時に見られる時期がありました。そちらの写真は過去のブログにて。


DSC09365 - コピー
松島町は洞窟群が本当に多いです。


DSC09369 - コピー
瑞巌寺の参道のかなり手前にある総門も県指定文化財。


DSC09370 - コピー
また、瑞巌寺の五大堂は境内の外の、海に面したところにあります。五大堂ということは100%密教なので、瑞巌寺が元は臨済宗寺院ではなくて密教寺院だということを伝えています。


DSC09377 - コピー
今の五大堂は1604年の建築で重要文化財。


DSC09379 - コピー
海のほうを眺めます。


DSC09386 - コピー
観瀾亭(かんらんてい)は豊臣秀吉から伊達政宗が拝領した伏見桃山城の一棟――と言われていたのですが、今の建物は17世紀中ごろの火事の後に再建したものだそうです。どっちみち古いですけどね。県指定文化財。


DSC09391 - コピー
松島海岸駅近くの解脱院は江戸時代初期の建築で、松島町の文化財。
こんな感じの松島巡りでした。次回は仙台大観音を巡ります。

行き方
松島海岸駅から歩くのが一般的ルート
円通院拝観料 300円
瑞巌寺拝観料 700円
カウンター
検索フォーム
最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
プロフィール

森田季節

Author:森田季節