伝教大師が、比叡山にこもりはじめたとき、修行の目標を明らかにしようとして、誓いを立てた。その文が『願文』という名で残っている。 当然ながら、原文は漢文である。 http://www.biwa.ne.jp/~namu007/txt/txd/016.htm
天台宗の学園を出ている関係で、 高校の時に、宗教の授業で一通り習ったが、改めて読んでみた。
『低下の最澄』という自己批判のフレーズが有名になっているけれど、 いま読んでみると、最後の方が、いいこと書いてある。 自分への戒めも込めて。
『伏し願がう。解脱之味 独り飲まず。安楽之果独り証せず。法界の衆生と同じく妙覚に登り、法界の衆生と同じく妙味服さん』
悟って学んで、楽になれたとしても、その妙味はあらゆる人と分かち合う 生き方として、この考え方が私も好きだ。
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