吉野川ツアーの3日目。 見るからに雨雲が近づきつつある空模様だったので、 バスを離れて、広葉樹林帯を歩くという行程をカットすることになった。 朝のニュースTVで、津山で竜巻発生?というニュースまで流れ、 これは、本当にヤバイかも、 などと言い合っていた。
結局徳島では豪雨にもならず、山津波はおろか落石も目撃せずに済んだ。 けれど、その同じ日、山口で土石流災害が起きてしまった。 現状、日本の……少なくとも本州以南のどの山林でも、土石流が起きる危険性は孕んでいるのでないだろうか。 しかし、それに気づかないフリして、日々をやり過ごしていないだろうか。
中国地方は、江戸期までのたたら製鉄のために、さんざん山林を皆伐している。 聞くところでは、日本刀1振作るのに(それに十分な玉鋼を得るために)1haの山林を伐採しないといけなかったという……。 皆伐のあとは、確かに植林するけれど、江戸末~明治に植えたであろう林が、倒木だらけという荒れ具合になっているのを、私はJR因美線で見ている。
みなさん、機会を見付け、地元の山林を見渡して下さい。。
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