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ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
プロフィール

デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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言葉の事故「X時に持っていくから」
昨日の夜、職場で起きた言葉の事故……意思疎通の失敗。

ある商品の試作品を組み立てていた私たち2人に、課長氏がやってきていった。
「それを明日朝X時に持っていくけど、間に合うよね」
その時点で21時前。けれど、組み立ての残り作業は30分弱と見込めたから、
「間に合いますよ」と安易に答えた私。
課長が言った時間は確かに早いが、普通に出社してから1時間は余裕があるから、今晩中に組み上げて、明日梱包と輸送車への搬入すればよい、と踏んでの答だった。
そして約30分後、終わったね~と若い相方と「お疲れさ~ん」なんてやっていると、また課長氏がやってくる、……ずいぶんと心配そうな顔をしている。
「まだ梱包を終えてなかった?明日朝X時に持っていくのだから、車に積むところまで終えといて」
「え?X時に搬出ですよね」
……いやな予感が頭をよぎって、私が聞き返す。
案の定、答えはこうだった。
「え、違う違う。X時に先方へ搬入だから、7時には車を出さないと」
というわけで、昨夜は23時まで残業となってしまった

「持っていく」という言葉がアイマイだったから、こんな疲れる誤解を生む。
言葉は的確に選ばないと。

テーマ:( ´ー`)y-~ ふー - ジャンル:日記

2つの合理性
経済合理性、という言葉を説明もなく使うと、こんなニュアンスに映るだろうか。
「ある経済的な目的を一定期間の間に達するために、もっとも労力とコストとを小さくするように、手段を合理的に選択する。そんな風にして、人は経済活動を行っている」。
このように書くと、確かにドグマっぽく、また実態に合わないかもしれない。現にこのモデルに対する批判でもっともよく見るのは、「人間はそこまで合理的に行動できない」というものだ。
この強力な批判に押され、経済合理性で市場での行動原理を説明しようとする我々市場原理主義派は、「原理主義」と揶揄されるわけだろう(ドグマにしがみついているように見えるから)
しかし、経済合理主義というものは、そんなに狭い概念だろうかとわたしは疑いを持ち始めた。
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テーマ:経済 - ジャンル:政治・経済

日吉山王の廃仏毀釈の闇
この前の3連休、高知の東部に磨崖仏の取材で行った。……そう、高知にもあると知って、慌ててその真偽をただしてきたのだ。
現場は北川村……幕末の志士中岡慎太郎の出身地。彼が子供の頃高飛び込みしたという淵の断崖に、その磨崖仏があることを確認することができた。

さて、それはそれとして。
近くに彼の生家が復元してあり、さらに記念館もあったので見学した。
常設展はまあよく知られた話だから、省略するけれど、2階の特別展「続・陸援隊」という展示で、あっと声を挙げた。
中岡慎太郎の死後、陸援隊がどのような活動をしたか、展示だったのだが、その中に隊士の一覧があった、それを見てのことだ。

生源寺某、と今はぼかして書いておく(というのは、これから書くことは、必ずしも裏が取れていない内容を含むからだ)わたしは、この名前に全く別なことで見覚えがあったのだ。
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テーマ:歴史 - ジャンル:政治・経済

映画3題
図書館に涼みにいって、映画雑誌の新刊・バックナンバーなどを眺めていて、気になった映画を3つ紹介します。

「剣岳・点の記」
新田次郎サンの、わりと地味な小説を実写で撮る。小説としては地味だけど、内容が結構濃い。明治時代の陸軍測地科(今風にいうと、国土地理院)の測量士達が、三角点を設営し測量するために、当時登山道がなく現地の人も恐れて近づかなかった剣岳を踏破する、というお話。かなり男臭いです。それを現地で実写するという試み。……だから相当危険ですわな。現に撮影中にスタッフが落石で大けがして、いちど撮影を中断と、映画会社が発表していたのだそうです。
夏の登山シーズンを前にクランクアップし、来年公開。
地味な作品なだけに、どれだけお客が入るかわかりませんが、わたしは楽しみ。

「ハッピーフライト」
あの「Swing Girls」を撮ったあと、矢口史靖監督がどういう方向にいくのかと思ったら……。旅客航空機のスタッフ、整備士さんやら空港側の人も含めての群像劇を撮るのだとか。そのために羽田空港を使うというのだから、Jazzオタから、工場萌えに興味が移ったということかもしれず、それだけもで興味深いところです。

「テラビシアの橋」
知る人ぞ知るUSの児童文学の大家、キャサリンパターソンさんの初期の代表作、……今から30年くらい前の作品が、実写映画に去年なっていたのですね。DVD評でようやく知ったわたし。「指輪物語」に刺激された当時の子供達が繰り広げる、ファンタジックな空想と小さな冒険談……、わたしも8年ほど前にペーパーバック版を読んだことがあります。たしかに、心理描写は卓越したものがあるが、正直これなら「Great Gilly Hopkins」(日本題「ガラスの家族」)の方が読み応えがあった……。なんというのかな、大人の目で見たときの物語の説得力がない、ファンシーなのは認めるけどさ(爆)
そんな作品が、純粋な子供向け映画として撮られることは、それはそれでいいけれど、彼女の作品って、「Jacob Have I Loved」とか、他にも大人が読んでも読み応えがある作品が多い。そのあたりを、次は映画化してほしいところです。

※日本でミュージカルになったことがあります。今でも”おやこ劇場”向けの演目でどこかの劇団がやっているかもしれません。

テーマ:映像・アニメーション - ジャンル:学問・文化・芸術

磨崖仏界の噛ませ犬
Wikipediaの磨崖仏の記述に、これから意見を入れようと思っているのですが、
わたしって、気付かぬ内にキツイことを書きそうで、自重しているんです。
こんな感じでNoteに書いて、いいものでしょうかね、皆さんにアドバイス頂きたく。

わたしが修正を促したい記述

「中でも大分県には全国の磨崖仏の8割近くが集中していると言われる」
・そもそも、大分に8割がある、という文言をだれが言い出したか、出典不明である。
・わたしの実地調査では、大分以外の府県(計39府県)に91箇所あることを確かめている。また実地調査を終えていないが、所在が確定的な遺跡として、16箇所が大分以外にあることを、把握している。大分に全国の8割の磨崖仏遺跡があるとすると、364~428箇所あるとの主張しているに等しい。
・日本文理大の実地調査・研究では、大分県内に約80箇所あると報告されている。この数をわたしの調査結果とを比較し、その大分県に所在するものの、全国総数に占める割合は、40%台である。
・地域的な偏りを特記するならば、むしろ中央構造線の北側約20kmの帯域に多くの例が見られる、との記載が適切である(当尾、狛坂、笠置山、大野川流域の諸遺跡がすべてこの位置関係にある)

「磨崖仏」の定義について
本来は、「磨崖(崖の表面を磨いて滑らかな面とする)」という彫刻の技法を使って彫った仏の意味であるはず(「磨崖種子」「磨崖板碑」という用語があることからの類推。ただし、裏付ける出典なし)
この定義から考えると、代表的な作例とされる「臼杵石仏」も半分くらいが「磨崖」の技法を使っていないことになり、定義から外れる。
つまり、現状大型の天然石の表面のうちの1面を加工し、仏像を形作ったもの」という広い定義で考えるのが妥当である(すると、万治の石仏が磨崖仏に含まれることになる)

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