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ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
プロフィール

デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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Free Trade
震災以来、自分が本当にリバタリアンなのか、よくわからなくなってきている。

その最たる文章が、
富士山の宝永大噴火の項で書いた、
「当時の幕藩体制の行政の規模で、十分に対処できないような大きな災害だった」
なんてあたり。
思わず出てしまった表現だけど、ほんと怒られそうですね、
今までお前が書いてきたこととの整合は!!って。

整合ってありません(きっぱり)

と開き直ってどうするんだ、と自分に突っ込みを入れるのも、疲れるだけなのですが。

そんな中で、私の琴線に触れ、考え込んだ話がある。
東南アジアとのEPAにあるゴミ輸出条項についてだ。

被災地の「ガレキ」の持っていき場は、
このまま埒のあかない議論が続いたとしたら、行場はどこになるのだろう、と想像するうち、
ふと思い出したのだ。

売り手と買い手があって、取引が成立する以上、ゴミであっても取引を認める、
「自由交易」を唱える立場からは、ゴミ輸出もまごうことなき「取引」だ。
だから、私は消極的ではあるが、そのような取引を是認する
(派生する環境問題や健康問題への原状回復義務を負うことを前提にして)。

が、問題はそのEPAの規定にある。

日本からのゴミ輸出は許されているが、東南アジア諸国からの日本への輸出が禁じられている、という規定が添えられているのだ。
これはあきらかに、原始からある「自由交易」を妨害している。

「国益」を守るためにという、「政府の正しい努力」が実った結果だ、と、
おそらく多くの人にとっては、内心では「是」とする‥‥というのか、「ホッとする」規定で、
強いて反対する人はいないだろう。

が、政府が「2国間の形式的な平等」をすら条約で否定する、という現象を見ると、

われわれが、政府という「代理人」を用いて、自由を力づくで捻じ曲げようのにも使っているというのがわかる。

そして、その規定が使われて、
日本国内で引き取り手のなかった、「放射性のガレキ(とみなされるもの)」が輸出されかねないことを考えると、
やはりリバタリアンはやめられないな、と思ってしまうのだった。

テーマ:TPP - ジャンル:政治・経済

disorder
カミングアウト、なんて大仰なものではない。
私には、コミュニケーションを取る上で、いろいろ支障があるような、癖や思考傾向がある。
それは、私にかかわった人なら、大なり小なり気づいておられることだろうから、
今更何を言っているのか、と笑われそうだが。

誰だったろう、昔、私を新自由主義者と認定して、「新自由主義者とは、金の繭に閉じこもった自閉症者である」と言い放った人があった(それにしても、意味のわかったようには感じても、何を言わんとしているかがよくわからない形容である)。
当時、私も仙人への境地に程遠かったから、「自閉症」という言葉に過剰反応し、
「近所の子供さんを相手に星見のレクチャーをすることが苦にならない程度には、社会性持った人間だ!」
とムキになって反論したけれど、
‥‥ある種の「自閉傾向」があって、自意識にもがいている人間なのは、最近わかってきた。

このような「ふつーじゃない傾向」を英語では、disorderといっているらしい。‥‥オーダーから外れた状態、というニュアンスだな。けれど、カオスというのとは違うようだ。オーダーとのずれは、あくまでもズレ。ズレの傾向に気づいたら、実はこっちのモノなのだ。


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テーマ:自分にできる事から - ジャンル:心と身体

頭が塗りつぶされてく
頭が真っ白になる、という表現がある。
私も、相手に一方的にまくしたてられたりすると、そんな状態になって、一言も出なくなることがある。

私は、その現象がほかの人がいう「真っ白になる」という状態は、こんなのなのだろうな、と勝手に想像していた。
他の人の頭の中、見られたわけでもないし、自分の頭の中を見てもらったわけでもないのに、そう思い込んでいた。
先日、月一回の産業カウンセラーさんの面談を受けた。
今回のは、メールの書き方を例にした、情報の整理の仕方、だった。

そのときに、指摘されて、はじめて思い当たったことがある。
 私は、やたらと頭の中に情報を溜めすぎる人間なのだ、と。
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テーマ:言えないコトバ。 - ジャンル:心と身体

黙々と歩いてた
私と行動を共にしたことがある方だったら知っているかもしれないけれど、
私は、黙々と歩くことができない質だ。

そんな私が、去る3/11に、反原発デモに出かけた。
できる限りの言葉を、発してみたいと思ったからだ。

私のデモの経験が、大学時代に、在日韓国人である大学の先輩が地方公務員に成れないことへの抗議デモと
大学自治会に対する学生部の締め付けが強くなったことに対するデモが二回と
計3回しかなく、
しかもそれらは25年近く前。

それでもねぇ。後者は、音楽系サークルの人たちが、当番を組んで、通用門の前の広場で、抗議ライブをぶっ続けでやったりして、TVで取り上げられたりしていた。「学生運動もすっかり雰囲気が変わったものですねぇ」ってアナウンサー(女性)がシミジミいってったっけ。

そんな私だから、ひそかに最近はやり始めている「サウンドデモ」というやりかたにすら興味があったくらいで、派手に立ち回れる、と思ってたくらいなのに。

なのに、
チキンだねぇ、と自分を嗤ってしまう。
ほとんど声が出なかったのだ。
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テーマ:日本の未来 - ジャンル:政治・経済

酒や酒や~(爆)
本日も午後から県立図書館に籠城。

16日には、原子力損害賠償紛争審査会がかなり詳細に、賠償基準案を定めたのを見て、
「これは過去の事例から見て、何が足りなくて、何が足りているのか」と疑問を感じ、
勉強に行った‥‥はずだった。

私としては、大筋からそれたつもりはないのだけど、
まず目が行ったのは、新しく到着した本の棚にあったこの本でした。

「新たなリスク管理と認証制度の構築 放射性物質による食品汚染の現実」(横田茂永 筑波書院2012)
正直いって、私のように食品のリスク管理に関して予備知識がない者にとって気軽に読みこなせる代物でないのだけど、
食材に含まれる放射性セシウム濃度規制を検証している章だけはつまみ食いで読めた。

おちゃらけてる、と批判しないでくださいね。
真面目に大笑いしてしまったのですから。

この本のP36~37に内部被曝の試算という表があります。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済