ゆったりした敷地に、2~3階建ての建物が4棟。これから発掘される分のために、敷地が取ってあるのかもしれませんが、博物館というより公園です。 印象に残ったのは、 ・金冠の元素分析 ・仏像でよく使われる、厚ぼったい目(まぶた) ・エミレ鐘の表面に残る、鋳型の凹凸 (下の写真を見て下さい、この味わいぶかさ、わかりますよね)

・古墳の枕元にあったという、男女神像のレリーフ
男女神像のレリーフには、じつはかなり興奮し、学芸員さんを引っ張り出して質問攻めしました。(このとき、最初、私がなぜ興味持ったかを英語で話したのですが、あっさり「日本語で結構ですよ」といわれてしまいました-恥ずかしい)。 なぜそれほどに興味を持ったか。時期的に、北九州に数例ある古墳の磨崖仏(穴観音)と大きさ、役割が似ていると感じたためでした(いずれも8世紀はじめ)。 女性の神の頭上には、月と北斗七星、男性の神の頭上には、太陽と南斗六星。 確かに、北斗七星の神様は女神様だ(中国神話)というのを聞いたことがあります。陰陽の対象・表裏一体さを表したものだと理解はしたのですが……。 どうしても、女性が僧形に見えるんです。私には。また北斗は道教に結びつくことも多く、道教-儒教の対称の意味もあるのかな、とか。 いろいろ想像はしたのですが、「正直よくわかっていないのですよ」とは、学芸員さんの答えでした。
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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術
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