我が郷里近江に現在住んでおられるShokoさんの、琵琶湖の水位についての記事を読み、思い出したこと。
また、元滋賀県人のヒガミが始った、パート3かよ、という人が多いかと思いますが、 読み飛ばさず見ていって考えて欲しいのです。
わずか標準水位+40cmで水害が起きる、という県庁の危惧、県外の人にはオーバーに見えるでしょうね。が、これはオーバーでないのです。 今から10年くらい前にも梅雨が長引き、+70cmくらいまで増えたことがあったのですが、そのときには水泳場(「ビーチ」のこと。断じて「海水浴場」ではない!!)の砂浜が完全に水没してました。
こんな不自然なことになるのは、琵琶湖の標準水位の基準を動かすことなく、最低水位が人為的に引き下げられたという理由があります。-1.0mまで水位が下がっても周囲の川へ逆流しないように、川底を1m掘ったのです。当然それにつれて湖岸の田んぼも1m低くして……という大改造もされています。それは今から約30年前……'70年代~'80年代に行われた「琵琶湖総合開発」という事業でした。 (今度知事にならはった嘉田サンは、ちょうどこの事業が進行しているころに湖岸のフィールドワークをされています。前に紹介した彼女の見解は、琵琶湖総合開発の前後を見ていたからこそ出てきた、とも言えるる) [READ MORE...]
テーマ:地震・天災・自然災害 - ジャンル:ニュース
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