東京電力の株は、半分売って、まだ手元に半分残してある。 このところの「脱原発?当たり前だろ、今頃何言ってるんだよ」的な多くの意見に、 半信半疑ながら、期待を残しているからだ。
とりわけ東京電力について、脱原発を迫るうえで、 今年の初夏までに2つ大きな山があるので、お知らせしておきます。
(1)東京都知事選挙 意外と知られていない事実ですが、東京都が東京電力の大株主になっています。順位は第五位。役員にも都庁幹部のOBを送り込んでいます。都知事候補たちが、この事実をどう考えるか。東電の企業統治がなっていない、と株を手放すか、あるいは経営陣の入れ替えを要求するか、あるいは‥‥ かなりの公共資産を私企業に突っ込んだ結果、今回の株価下落で東京都も400億円もの資産減になっているので、 このあたり争点となって不思議でない。というのか、ノーコメントは、卑怯だとさえ思う。 各候補の見解を待ちたいと思う
(2)株主総会 今年も、脱原発を規定する定款の変更を株主提案で提出されます。 ・原子力発電からの撤退 だけに絞って、もう一回提出する予定です。 大口の株主の態度も、かなり成否をわけますが、 (都知事になる人に、この提案への態度を聞いてみるのもいいでしょう)
個人株主の票の積み上げも重要です。 株主のみなさんには、ご注目いただきたく。また、東電へなんか言ってやりたい、と思う方も、 一単位(100株)での参加をご検討いただきたく。今なら90000円弱で株主になることができますので(涙)
また、主要株主の上位をみると、信託銀行の信託口‥‥つまり企業年金だとか、ファンドの類の投資分を代行している機関です。これら機関の投票行動に影響を与える「議決権行使助言機関」の判断も問われます。 (こちらへは、個人的に手紙を書こうと思っています)
テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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