人並みのことが何一つできない、 と書いていると、卑屈になっているように見えるでしょうけど、 事実だから仕方がないわけで。
もちろん、好きなことや仕事に関することは、人並みに近づくように、努力はする。けれど、「人並み」というレベルがどのあたりかを見定める能力がないうえに、努力の方向がどうもヘンで、要領が悪いので、成果が出ない、ということなのだろう。
が、あえて人並み以上の才能があるとすればなんでしょうね、 と前、里帰りしたときに、家族に聞いてみた。
父がいうには、 「普通の人なら気づかずに済ますこととか、面倒がることでも、敏感に感づいて、逃げないところだよ。これは、本当の意味で頭のいい人のやれること」 ‥‥過敏なことの裏返しだけど、 そういう「才能」は確かにあるな、と昔から気づいていた。 だけど、それが、世の中‥‥いや、周りの数人に対してすら、役立つことがない。 だから、やりきれない。 役立たない才能は、お金にもならないし、まさに、ないのと同じだから(いや、現実問題として、嫌味な人間に見えかねない。それには自覚もあって、最近直そうとはしているけれど)。
兄は憐れむように言う。 「問題意識が高くて敏感だからといっても、世の中が平穏がときには、バカにしか見えない。それは仕方のないことやん、坂本竜馬みたいになれるには、時代が合わないんだよ。今、坂本竜馬がいたとしても、役立たずの単なるほら吹きと見なされているはず、てのは、想像つくだろ?」
坂本竜馬、あはは、畏れ多いです。 むしろ、坂本竜馬のような人間的な魅力のなさ(素直になれないところとか)で、一番の問題を抱えているのまでは、兄すらもわかってないのかな(苦笑) [READ MORE...]
テーマ:大人のアスペルガー症候群 - ジャンル:心と身体
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