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はてなキーワード: こおろぎとは

2026-04-23

anond:20260423184346

 こうなってくると何をいうても、直ぐそこへ持ってくるので話がゆきつまってしまう。二人の内でどちらか一人が、すこうしほんの僅かにでも押が強ければ、こんなに話がゆきつまるのではない。お互に心持は奥底まで解っているのだから吉野紙を突破るほどにも力がありさえすれば、話の一歩を進めてお互に明放してしまうことが出来るのであるしかしながら真底からおぼこな二人は、その吉野紙を破るほどの押がないのである。またここで話の皮を切ってしまわねばならぬと云う様な、はっきりした意識も勿論ないのだ。言わば未まだ取止めのない卵的の恋であるから、少しく心の力が必要な所へくると話がゆきつまってしまうのである

 お互に自分で話し出しては自分が極りわるくなる様なことを繰返しつつ幾町かの道を歩いた。詞数こそ少なけれ、その詞の奥には二人共に無量の思いを包んで、極りがわるい感情の中には何とも云えない深き愉快を湛えて居る。それでいわゆる足も空に、いつしか田圃も通りこし、山路へ這入った。今度は民子が心を取り直したらしく鮮かな声で、

「政夫さん、もう半分道来ましてしょうか。大長柵おおながさくへは一里に遠いッて云いましたねイ」

「そうです、一里半には近いそうだが、もう半分の余来ましたろうよ。少し休みましょうか」

わたし休まなくとも、ようございますが、早速お母さんの罰があたって、薄すすきの葉でこんなに手を切りました。ちょいとこれで結わえて下さいな」

 親指の中ほどで疵きずは少しだが、血が意外に出た。僕は早速紙を裂いて結わえてやる。民子が両手を赤くしているのを見た時非常にかわいそうであった。こんな山の中で休むより、畑へ往いってから休もうというので、今度は民子を先に僕が後になって急ぐ。八時少し過ぎと思う時分に大長柵の畑へ着いた。

 十年許り前に親父おやじが未だ達者な時分、隣村の親戚からまれ余儀なく買ったのだそうで、畑が八反と山林が二町ほどここにあるのである。この辺一体に高台は皆山林でその間の柵が畑になって居る。越石こしこくを持っていると云えば、世間体はよいけど、手間ばかり掛って割に合わないといつも母が言ってる畑だ。

 三方林で囲まれ、南が開いて余所よその畑とつづいている。北が高く南が低い傾斜こうばいになっている。母の推察通り、棉は末にはなっているが、風が吹いたら溢れるかと思うほど棉はえんでいる。点々として畑中白くなっているその棉に朝日がさしていると目まぶしい様に綺麗だ。

「まアよくえんでること。今日採りにきてよい事しました」

 民子は女だけに、棉の綺麗にえんでるのを見て嬉しそうにそう云った。畑の真中ほどに桐の樹が二本繁っている。葉が落ちかけて居るけれど、十月の熱を凌しのぐには十分だ。ここへあたりの黍殻きびがらを寄せて二人が陣どる。弁当包みを枝へ釣る。天気のよいのに山路を急いだから、汗ばんで熱い。着物を一枚ずつ脱ぐ。風を懐ふところへ入れ足を展のばして休む。青ぎった空に翠みどりの松林百舌もずもどこかで鳴いている。声の響くほど山は静かなのだ天と地との間で広い畑の真ン中に二人が話をしているのである

「ほんとに民子さん、きょうというきょうは極楽の様な日ですねイ」

 顔からから汗を拭いた跡のつやつやしさ、今更に民子の横顔を見た。

「そうですねイ、わたし何だか夢の様な気がするの。今朝家うちを出る時はほんとに極りが悪くて……嫂ねえさんには変な眼つきで視られる、お増には冷かされる、私はのぼせてしまいました。政夫さんは平気でいるから憎らしかったわ」

「僕だって平気なもんですか。村の奴らに逢うのがいやだから、僕は一足先に出て銀杏の下で民さんを待っていたんでさア。それはそうと、民さん、今日はほんとに面白く遊ぼうね。僕は来月は学校へ行くんだし、今月とて十五日しかないし、二人でしみじみ話の出来る様なことはこれから先はむずかしい。あわれッぽいこと云うようだけど、二人の中も今日だけかしらと思うのよ。ねイ民さん……」

「そりゃア政夫さん、私は道々そればかり考えて来ました。私がさっきほんとに情なくなってと言ったら、政夫さんは笑っておしまいなしたけど……」

 面白く遊ぼう遊ぼう言うても、話を始めると直ぐにこうなってしまう。民子は涙を拭うた様であった。ちょうどよくそこへ馬が見えてきた。西側山路から、がさがさ笹にさわる音がして、薪たきぎをつけた馬を引いて頬冠ほおかむりの男が出て来た。よく見ると意外にも村の常吉である。この奴はいつか向うのお浜に民子を遊びに連れだしてくれと頻しきりに頼んだという奴だ。いやな野郎がきやがったなと思うていると、

「や政夫さん。コンチャどうも結構なお天気ですな。今日は御夫婦で棉採りかな。洒落しゃれてますね。アハハハハハ」

「オウ常さん、今日は駄賃かな。大変早く御精が出ますね」

「ハア吾々なんざア駄賃取りでもして適たまに一盃いっぱいやるより外に楽しみもないんですからな。民子さん、いやに見せつけますね。余あんまり罪ですぜ。アハハハハハ」

 この野郎失敬なと思ったけれど、吾々も余り威張れる身でもなし、笑いとぼけ常吉をやり過ごした。

馬鹿野郎、実に厭なやつだ。さア民さん、始めましょう。ほんとに民さん、元気をお直しよ。そんなにくよくよおしでないよ。僕は学校へ行ったて千葉もの、盆正月の外にも来ようと思えば土曜の晩かけて日曜に来られるさ……」

「ほんとに済みません。泣面なきつらなどして。あの常さんて男、何といういやな人でしょう」

 民子襷掛け僕はシャツに肩を脱いで一心に採って三時間ばかりの間に七分通り片づけてしまった。もう跡はわけがいか弁当にしようということにして桐の蔭に戻る。僕はかねて用意の水筒を持って、

「民さん、僕は水を汲くんで来ますから留守番を頼みます。帰りに『えびづる』や『あけび』をうんと土産みやげに採って来ます

「私は一人で居るのはいやだ。政夫さん、一所に連れてって下さい。さっきの様な人にでも来られたら大変ですもの

だって民さん、向うの山を一つ越して先ですよ、清水しみずのある所は。道という様な道もなくて、それこそ茨いばらや薄すすきで足が疵だらけになりますよ。水がなくちゃ弁当が食べられないから、困ったなア、民さん、待っていられるでしょう」

「政夫さん、後生から連れて行って下さい。あなたが歩ける道なら私にも歩けます。一人でここにいるのはわたしゃどうしても……」

「民さんは山へ来たら大変だだッ児になりましたネー。それじゃ一所に行きましょう」

 弁当は棉の中へ隠し、着物はてんでに着てしまって出掛ける。民子は頻りに、にこにこしている。端はたから見たならば、馬鹿馬鹿しくも見苦しくもあろうけれど、本人同志の身にとっては、そのらちもなき押問答の内にも限りなき嬉しみを感ずるのである。高くもないけど道のない所をゆくのであるから笹原を押分け樹の根につかまり、崖を攀よずる。しばしば民子の手を採って曳ひいてやる。

 近く二三日以来の二人の感情では、民子が求めるならば僕はどんなことでも拒まれない、また僕が求めるならやはりどんなことでも民子は決して拒みはしない。そういう間柄でありつつも、飽くまで臆病に飽くまで気の小さな両人ふたりは、嘗かつて一度も有意味に手などを採ったことはなかった。しかるに今日は偶然の事から屡手を採り合うに至った。這辺このへんの一種云うべからざる愉快な感情経験ある人にして初めて語ることが出来る。

「民さん、ここまでくれば、清水はあすこに見えます。これから僕が一人で行ってくるからここに待って居なさい。僕が見えて居たら居られるでしょう」

「ほんとに政夫さんの御厄介ですね……そんなにだだを言っては済まないから、ここで待ちましょう。あらア野葡萄えびづるがあった」

 僕は水を汲んでの帰りに、水筒は腰に結いつけ、あたりを少し許り探って、『あけび』四五十と野葡萄一もくさを採り、竜胆りんどうの花の美しいのを五六本見つけて帰ってきた。帰りは下りから無造作に二人で降りる。畑へ出口で僕は春蘭しゅんらんの大きいのを見つけた。

「民さん、僕は一寸『アックリ』を掘ってゆくから、この『あけび』と『えびづる』を持って行って下さい」

「『アックリ』てなにい。あらア春蘭じゃありませんか」

「民さんは町場もんですから、春蘭などと品のよいこと仰おっしゃるのです。矢切百姓なんぞは『アックリ』と申しましてね、皸あかぎれの薬に致します。ハハハハ」

「あらア口の悪いこと。政夫さんは、きょうはほんとに口が悪くなったよ」

 山の弁当と云えば、土地の者は一般に楽しみの一つとしてある。何か生理上の理由でもあるか知らんが、とにかく、山の仕事をしてやがてたべる弁当不思議うまいことは誰も云う所だ。今吾々二人は新らしき清水を汲み来り母の心を籠こめた弁当を分けつつたべるのである。興味の尋常でないは言うも愚おろかな次第だ。僕は『あけび』を好み民子は野葡萄をたべつつしばらく話をする。

 民子は笑いながら、

「政夫さんは皸の薬に『アックリ』とやらを採ってきて学校へお持ちになるの。学校で皸がきれたらおかしいでしょうね……」

 僕は真面目に、

「なアにこれはお増にやるのさ。お増はもうとうに皸を切らしているでしょう。この間も湯に這入る時にお増が火を焚たきにきて非常に皸を痛がっているから、その内に僕が山へ行ったら『アックリ』を採ってきてやると言ったのさ」

「まアあなたは親切な人ですことね……お増は蔭日向かげひなたのない憎気のない女ですから、私も仲好くしていたんですが、この頃は何となし私に突き当る様な事ばかし言って、何でもわたしを憎んでいますよ」

「アハハハ、それはお増どんが焼餅をやくのでさ。つまらんことにもすぐ焼餅を焼くのは、女の癖さ。僕がそら『アックリ』を採っていってお増にやると云えば、民さんがすぐに、まアあなたは親切な人とか何とか云うのと同じ訣わけさ」

「この人はいつのまにこんなに口がわるくなったのでしょう。何を言っても政夫さんにはかないやしない。いくらだってお増が根も底もない焼もちだ位は承知していますよ……」

「実はお増も不憫ふびんな女よ。両親があんなことになりさえせねば、奉公人とまでなるのではない。親父は戦争死ぬ、お袋はこれを嘆いたがもとでの病死、一人の兄がはずれものという訣で、とうとうあの始末。国家のために死んだ人の娘だもの、民さん、いたわってやらねばならない。あれでも民さん、あなたをば大変ほめているよ。意地曲りの嫂にこきつかわれるのだから一層かわいそうでさ」

「そりゃ政夫さん私もそう思って居ますさ。お母さんもよくそうおっしゃいました。つまらないものですけど何とかかとか分けてやってますが、また政夫さんの様に情深くされると……」

 民子は云いさしてまた話を詰らしたが、桐の葉に包んで置いた竜胆の花を手に採って、急に話を転じた。

「こんな美しい花、いつ採ってお出でなして。りんどうはほんとによい花ですね。わたしりんどうがこんなに美しいとは知らなかったわ。わたし急にりんどうが好きになった。おオえエ花……」

 花好きな民子は例の癖で、色白の顔にその紫紺の花を押しつける。やがて何を思いだしてか、ひとりでにこにこ笑いだした。

「民さん、なんです、そんなにひとりで笑って」

「政夫さんはりんどうの様な人だ」

「どうして」

「さアどうしてということはないけど、政夫さんは何がなし竜胆の様な風だからさ」

 民子は言い終って顔をかくして笑った。

「民さんもよっぽど人が悪くなった。それでさっきの仇討あだうちという訣ですか。口真似なんか恐入りますナ。しかし民さんが野菊で僕が竜胆とは面白い対ですね。僕は悦よろこんでりんどうになります。それで民さんがりんどうを好きになってくれればなお嬉しい」

 二人はこんならちもなき事いうて悦んでいた。秋の日足の短さ、日はようやく傾きそめる。さアとの掛声で棉もぎにかかる。午後の分は僅であったから一時間半ばかりでもぎ終えた。何やかやそれぞれまとめて番ニョに乗せ、二人で差しあいにかつぐ。民子を先に僕が後に、とぼとぼ畑を出掛けた時は、日は早く松の梢をかぎりかけた。

 半分道も来たと思う頃は十三夜の月が、木この間まから影をさして尾花にゆらぐ風もなく、露の置くさえ見える様な夜になった。今朝は気がつかなかったが、道の西手に一段低い畑には、蕎麦そばの花が薄絹を曳き渡したように白く見える。こおろぎが寒げに鳴いているにも心とめずにはいられない。

「民さん、くたぶれたでしょう。どうせおそくなったんですから、この景色のよい所で少し休んで行きましょう」

「こんなにおそくなるなら、今少し急げばよかったに。家の人達にきっと何とか言われる。政夫さん、私はそれが心配になるわ」

「今更心配しても追おっつかないから、まア少し休みましょう。こんなに景色のよいことは滅多めったにありません。そんなに人に申訣のない様な悪いことはしないもの、民さん、心配することはないよ」

 月あかりが斜にさしこんでいる道端の松の切株に二人は腰をかけた。目の先七八間の所は木の蔭で薄暗いがそれから向うは畑一ぱいに月がさして、蕎麦の花が際きわ立って白い。

「何というえい景色でしょう。政夫さん歌とか俳句かいものをやったら、こんなとき面白いことが云えるでしょうね。私ら様な無筆でもこんな時には心配も何も忘れますもの。政夫さん、あなた歌をおやんなさいよ」

「僕は実は少しやっているけど、むずかしくて容易に出来ないのさ。山畑の蕎麦の花に月がよくて、こおろぎが鳴くなどは実にえいですなア。民さん、これから二人で歌をやりましょうか」

 お互に一つの心配を持つ身となった二人は、内に思うことが多くてかえって話は少ない。何となく覚束おぼつかない二人の行末、ここで少しく話をしたかったのだ。民子は勿論のこと、僕よりも一層話したかったに相違ないが、年の至らぬのと浮いた心のない二人は、なかなか差向いでそんな話は出来なかった。しばらくは無言でぼんやり時間を過ごすうちに、一列の雁がんが二人を促すかの様に空近く鳴いて通る。

 ようやく田圃へ降りて銀杏の木が見えた時に、二人はまた同じ様に一種感情が胸に湧いた。それは外でもない、何となく家に這入はいりづらいと言う心持である。這入りづらい訣はないと思うても、どうしても這入りづらい。躊躇ちゅうちょする暇もない、忽たちまち門前近く来てしまった。

「政夫さん……あなた先になって下さい。私極きまりわるくてしょうがないわ」

「よしとそれじゃ僕が先になろう」

 僕は頗すこぶる勇気を鼓こし殊に平気な風を装うて門を這入った。家の人達は今夕飯最中で盛んに話が湧いているらしい。庭場の雨戸は未だ開いたなりに月が軒口までさし込んでいる。僕が咳払せきばらいを一ツやって庭場へ這入ると、台所の話はにわかに止んでしまった。民子は指の先で僕の肩を撞ついた。僕も承知しているのだ、今御膳会議で二人の噂が如何いかに盛んであったか

 宵祭ではあり十三夜ではあるので、家中表座敷へ揃そろうた時、母も奥から起きてきた。母は一通り二人の余り遅かったことを咎めて深くは言わなかったけれど、常とは全く違っていた。何か思っているらしく、少しも打解けない。これまでは口には小言を言うても、心中に疑わなかったのだが、今夜は口には余り言わないが、心では十分に二人に疑いを起したに違いない。民子はいよいよ小さくなって座敷中なかへは出ない。僕は山から採ってきた、あけびや野葡萄えびづるやを沢山座敷中じゅうへ並べ立てて、暗に僕がこんな事をして居たから遅くなったのだとの意を示し無言の弁解をやっても何のききめもない。誰一人それをそうと見るものはない。今夜は何の話にも僕等二人は除のけものにされる始末で、もはや二人は全く罪あるものと黙決されてしまったのである

「お母さんがあんまり甘過ぎる。あアして居る二人を一所に山畑へやるとは目のないにもほどがある。はたでいくら心配してもお母さんがあれでは駄目だ」

 これが台所会議の決定であったらしい。母の方でもいつまで児供と思っていたが誤りで、自分が悪かったという様な考えに今夜はなったのであろう。今更二人を叱って見ても仕方がない。なに政夫を学校へ遣やってしまいさえせば仔細しさいはないと母の心はちゃんときまって居るらしく、

「政や、お前はナ十一月へ入って直ぐ学校へやる積りであったけれど、そうしてぶらぶらして居ても為にならないから、お祭が終ったら、もう学校へゆくがよい。十七日にゆくとしろ……えいか、そのつもりで小支度して置け」

 学校へゆくは固より僕の願い、十日や二十日早くとも遅くともそれに仔細はないが、この場合しかも今夜言渡いいわたしがあって見ると、二人は既に罪を犯したものと定められての仕置であるから民子は勿論僕に取ってもすこぶる心苦しい処がある。実際二人はそれほどに堕落した訣でないから、頭からそうときめられては、聊いささか妙な心持がする。さりとて弁解の出来ることでもなし、また強いことを言える資格も実は無いのである。これが一ヶ月前であったらば、それはお母さん御無理だ、学校へ行くのは望みであるけど、科とがを着せられての仕置に学校へゆけとはあんまりでしょう……などと直ぐだだを言うのであるが、今夜はそんな我儘わがままを言えるほど無邪気ではない。全くの処、恋に陥ってしまっている。

 あれほど可愛がられた一人の母に隠立てをする、何となく隔てを作って心のありたけを言い得ぬまでになっている。おのずから人前を憚はばかり、人前では殊更に二人がうとうとしく取りなす様になっている。かくまで私心わたくしごころが長じてきてどうして立派な口がきけよう。僕はただ一言いちごん、

「はア……」

 と答えたきりなんにも言わず、母の言いつけに盲従する外はなかった。

「僕は学校へ往ってしまえばそれでよいけど、民さんは跡でどうなるだろうか」

 不図ふとそう思って、そっと民子の方を見ると、お増が枝豆をあさってる後に、民子うつむいて膝の上に襷たすきをこねくりつつ沈黙している。如何にも元気のない風で夜のせいか顔色も青白く見えた。民子の風を見て僕も俄に悲しくなって泣きたくなった。涙は瞼まぶたを伝って眼が曇った。なぜ悲しくなったか理由は判然はっきりしない。ただ民子が可哀相でならなくなったのである民子と僕との楽しい関係もこの日の夜までは続かなく、十三日の昼の光と共に全く消えうせてしまった。嬉しいにつけても思いのたけは語りつくさず、憂き悲しいことについては勿論百分の一だも語りあわないで、二人の関係は闇やみの幕に這入ってしまったのである

 十四日は祭の初日でただ物せわしく日がくれた。お互に気のない風はしていても、手にせわしい仕事のあるばかりに、とにかく思い紛らすことが出来た。

 十五日と十六日とは、食事の外用事もないままに、書室へ籠こもりとおしていた。ぼんやり机にもたれたなり何をするでもなく、また二人の関係をどうしようかという様なことすらも考えてはいない。ただ民子のことが頭に充ちているばかりで、極めて単純に民子を思うている外に考えは働いて居らぬ。この二日の間に民子と三四回は逢ったけれど、話も出来ず微笑を交換する元気もなく、うら淋しい心持を互に目に訴うるのみであった。二人の心持が今少しませて居ったならば、この二日の間にも将来の事など随分話し合うことが出来たのであろうけれど、しぶとい心持などは毛ほどもなかった二人には、その場合になかなかそんな事は出来なかった。それでも僕は十六日の午後になって、何とはなしに以下のような事を巻紙へ書いて、日暮に一寸来た民子に僕が居なくなってから見てくれと云って渡した。

 朝からここへ這入ったきり、何をする気にもならない。外へ出る気にもならず、本を読む気にもならず、ただ繰返し繰返し民さんの事ばかり思って居る。民さんと一所に居れば神様に抱かれて雲にでも乗って居る様だ。僕はどうしてこんなになったんだろう。学問をせねばならない身だから学校へは行くけれど、心では民さんと離れたくない。民さんは自分の年の多いのを気にしているらしいが、僕はそんなことは何とも思わない。僕は民さんの思うとおりになるつもりですから、民さんもそう思っていて下さい。明日は早く立ちます。冬期の休みには帰ってきて民さんに逢うのを楽しみにして居ります

  十月十六日

政夫

民子

 学校へ行くとは云え、罪があって早くやられると云う境遇であるから、人の笑声話声にも一々ひがみ心が起きる。皆二人に対する嘲笑かの様に聞かれる。いっそ早く学校へ行ってしまいたくなった。決心が定まれば元気も恢復かいふくしてくる。この夜は頭も少しくさえて夕飯も心持よくたべた。学校のこと何くれとなく母と話をする。やがて寝に就いてからも、

「何だ馬鹿馬鹿しい、十五かそこらの小僧の癖に、女のことなどばかりくよくよ考えて……そうだそうだ、明朝あしたは早速学校へ行こう。民子は可哀相だけれど……もう考えまい、考えたって仕方がない、学校学校……」

 独口ひとりぐちききつつ眠りに入った様な訣であった。

 船で河から市川へ出るつもりだから、十七日の朝、小雨の降るのに、一切の持物をカバン一個ひとつにつめ込み民子とお増に送られて矢切の渡へ降りた。村の者の荷船に便乗する訣でもう船は来て居る。僕は民さんそれじゃ……と言うつもりでも咽のどがつまって声が出ない民子は僕に包を渡してからは、自分の手のやりばに困って胸を撫なでたり襟えりを撫でたりして、下ばかり向いている。眼にもつ涙をお増に見られまいとして、体を脇へそらしている、民子があわれな姿を見ては僕も涙が抑え切れなかった。民子今日を別れと思ってか、髪はさっぱりとした銀杏いちょうがえしに薄く化粧をしている。煤色すすいろと紺の細かい弁慶縞べんけいじまで、羽織も長着も同じい米沢紬よねざわつむぎに、品のよい友禅縮緬ゆうぜんちりめんの帯をしめていた。襷を掛けた民子もよかったけれど今日民子はまた一層引立って見えた。

 僕の気のせいででもあるか、民子十三日の夜からは一日ひとひ一日とやつれてきて、この日のいたいたしさ、僕は泣かずには居られなかった。虫が知らせるとでもいうのか、これが生涯の別れになろうとは、僕は勿論民子とて、よもやそうは思わなかったろうけれど、この時のつらさ悲しさは、とても他人に話しても信じてくれるものはないと思う位であった。

 尤もっと民子の思いは僕より深かったに相違ない。僕は中学校卒業するまでにも、四五年間のある体であるのに、民子は十七で今年の内にも縁談の話があって両親からそう言われれば、無造作に拒むことの出来ない身であるから、行末のことをいろいろ考えて見ると心配の多い訣である。当時の僕はそこまでは考えなかったけれど、親しく目に染しみた民子のいたいたしい姿は幾年経っても昨日の事のように眼に浮んでいるのである

 余所から見たならば、若いうちによくあるいたずらの勝手な泣面と見苦しくもあったであろうけれど、二人の身に取っては、真にあわれに悲しき別れであった。互に手を取って後来を語ることも出来ず、小雨のしょぼしょぼ降る渡場に、泣きの涙も人目を憚はばかり、一言の詞ことばもかわし得ないで永久の別れをしてしまったのである。無情の舟は流を下って早く、十分間と経たぬ内に、五町と下らぬ内に、お互の姿は雨の曇りに隔てられてしまった。物も言い得ないで、しょんぼりと悄しおれていた不憫ふびんな民さんの俤おもかげ、どうして忘れることが出来よう。民さんを思うために神の怒りに触れて即座に打殺さるる様なことがあるとても僕には民さんを思わずに居られない。年をとっての後の考えから言えば、あアもしたらこうもしたらと思わぬこともなかったけれど、当時の若い同志どうしの思慮には何らの工夫も無かったのである八百屋お七は家を焼いたらば、再度ふたたび思う人に逢われることと工夫をしたのであるが、吾々二人は妻戸一枚を忍んで開けるほどの智慧ちえも出なかった。それほどに無邪気な可憐な恋でありながら、なお親に怖おじ兄弟に憚り、他人の前にて涙も拭き得なかったのは如何に気の弱い同志であったろう。

 僕は学校へ行ってからも、とかく民子のことばかり思われて仕方がない。学校に居ってこんなことを考えてどうするものかなどと、自分自分を叱り励まして見ても何の甲斐もない。そういう詞の尻からすぐ民子のことが湧いてくる。多くの人中に居ればどうにか紛れるので、日の中はなるたけ一人で居ない様に心掛けて居た。夜になっても寝ると仕方がないから、なるたけ人中で騒いで居て疲れて寝る工夫をし

2025-12-22

[] 海老蟋蟀(えびこおろぎ)

カマドウマの別名。

ちなみに海老アレルギーの人は、コオロギを食べてもアレルギー症状を起こしやすいらしい。

それにつけても竈(カマド)にいる馬みたいな虫ということでカマドウマと呼ばれ、便所いるから「便所虫」だのいわれたり、とかく異名に困らない奴である

2023-12-17

20231217[アタック25]Next 2023年12月17日 #91 年間チャンピオン大会Final Round/セミファイナル 2023-12-17結果

BSジャパネクストで日曜昼などに放送

日曜日の本放送だけ1時「25」分から

BS1からボタン2回(今だけ?)とか

ケーブルテレビSTBでは見られない場合が多いようなのでBSパススルーとか

地域によってはSTBで見られるようになったかもしれないので最新情報確認

つながるジャパネットアプリ放送同期・見逃し配信あり

 

北村諒太29@鹿児島 2.5

今林雅秀治22@福岡 2.19

野村毅43@京都 4.9

村田全弘62@愛知 6.4

五島俊太朗38@神奈川 6.18

高野望29@兵庫 9.24

渡邊一美52@岡山 11.5

峯智41@福岡 4.16

 

今日の答え(放送とは表現が異なる場合があります

・1-01 アトランティック(オーシャン

・1-02 パラグアイ

・1-03 [共通][アルファベット]w

・1-04 ヤマザキマリ

・1-05 近畿大学

・1-06 江崎玲於奈 えさきれおな

・1-07 『坂の上の雲

・1-08 太安万侶 おおのやすまろ

・2-01/3 [近似値]4805.59(メートル

・2-02/3 [近似値]66メートル73

・2-03/3 [近似値]8324(億円

・3-01 [生き物][以下、読みましょう]となかい

・3-02 おうむ

・3-03 なまけもの

・3-04 う

・3-05 こおろぎ

・3-06 やもり

・4-01 川淵三郎 かわぶちさぶろう

・4-02 パッタイ

・4-03 東洲斎 とうしゅうさい

・4-04 [いくつ]13

・4-05 シルベスター・スタローン

・4-06 拍車(をかける

・4-07 磯山さやか いそやまさやか

・4-08 [国]デンマーク

・4-09 シャトル(コック

・4-10 玄奘 げんじょう

・4-11 ホース(ラディッシュ

・4-12 シャーウッド(の森

・4-13 山崎育三郎 やまざきいくさぶろう

2023-10-15

愛されてる虫、ギリ許されてる虫、嫌われてる虫

【愛されてる虫】

・蝶🦋

カブトムシ

クワガタ

テントウムシ🐞

バッタ

こおろぎ

・スズムシ

ホタル

トンボ

【ギリ許されてる虫】

・小さい蜘蛛

・黒蟻🐜

カマキリ

ハチ🐝(はちみつをくれるので)

・蚕(絹を作ってくれるので)

【嫌われてる虫】

・その他全て

2023-03-02

anond:20230302135613

てかティラミス好きがスイッチ入っちゃって何度説明されても話の主旨を理解できずに粘着してるだけじゃん

で今流行に乗ってるつもりでこおろぎ食ってゴキブリミルク飲んで嫌がるやつを陰謀論者呼ばわりするんだろ

最近増田は元の発言がどういう流れでされたもの理解しないまま絡むバカが増えて気持ち悪いわ

からないならそのまま放っておけや知ったか的外れなこと言って絡むな

昆虫レストラン誕生日を祝ってもらった

コロナの前(※調べたら、2020年12月だったわ。19年と勘違いしてた。失礼!)に

昆虫食のフルコース自分誕生日祝いで行ったことがある。

自分は食の仕事してるので、世界中の色々なものを食べたくてしょうがないのだけど、

パートナーは、まあ普通の食いしん坊という感じ。

最初は「えー、気持ち悪い」「私食べられないやつあるかも」といわれつつも、

美しく盛り付けられた料理写真を見せたり、シェフエルブリスペインの超有名なイノベーティブレストラン)での修行経験あることを伝えたり、などなど精一杯プレゼンして何とかOKをもらった。

【先に結論

ここから延々と食レポ書いていくのだけど、食べ終わった感想はこんな感じ。

出汁材として使われたら、ほぼ昆虫だと判別不可能

・幼虫系は普通に柔らかくて食べやす

・成虫系は硬い。川海老唐揚げかいければいける

・肉や魚では感じたことない果物/花のようなフレーバーがするものがあった

・それらは人口的に作られた香料と違って自然ほのか香りで洗練されていて、普通に感動した

・常食はしないかもだけど、出汁パックとかだったら使ってみたい

食レポ

19時に一斉にスタートするタイプコース形式で、

お店に入るとまずはウェルカムドリンクスナック

一品目)コオロギせんべいコオロギビール

コオロギスナック

コオロギ出汁を煮詰めたもの小麦粉を混ぜて固めて焼いたせんべい

前評判通りのエビ風味。食感も少し硬めで、「坂角本店海老せんべい」によく似てる。

マッシュルームトウガラシの粉をかけて少しスパイシー&うま味盛りしてあった。

コオロギビール

こおろぎ発酵時に入れたフレーバー黒ビール

黒ビール特有チョコレート風味はあるが、甲殻類感などは全くない。

苦味と濃さも強め。で、とても好み。そういえばむかし、

ヤッホーブルーイングが「前略好みなんて聞いてないぜSORRY」という

ビール鰹節を入れて発酵させた物があったが、それと同じロジックのようだ。

(2品目)ガンもどき春菊コオロギ出汁で炊いたん

コオロギ乾燥させる時に出てきたエキスと、

椎茸出汁を合わせて作った出汁で、ガンもどき春菊を炊いた料理

ガンもどき特に昆虫使ってるとかではない、普通のガンもどき

まぁ、海老出汁という感じだけど、濃厚なタイプエビ感は無い。

普通に和割烹とかで出てきても良いような感じの上品さ。

コオロギってわざわざ言われないと気づかないので、

こういう形で広まるかもなあと思ったりした。

解説によると小麦ふすまを与えて養殖したコオロギらしい。

特に小麦香とかは無かったけど、餌によって味は変わるんだろうな。

(3品目)コオロギ醤油雲丹

雲丹に、コオロギだけを熟成させて作った醤油を塗った物。

下には最初コオロギせんべいが添えてある。

マリアージュで合わせる酒は加世田30年という熟成させたコーン焼酎

大豆を使わずコオロギだけを8ヶ月発酵させた醤油だそう。発酵するんだな・・・

作り方は乾燥させて砕いたコオロギと麹を混ぜて発酵させるとのこと。魚醤ならぬ虫醤。

うま味はきちんとあるものの、甘味がかなり少ない。

薄口の大豆醤油もっとキリッとさせたみたいな感じ。

香りは麹の香りがメインでこちらも特に昆虫フレーバーは無し。

いわゆる魚醤のような癖のある臭いではまったくない。

甘味が少ないので、甘めの食材と合わせると良さそうということで雲丹なのだろう。

コーン焼酎もおそらくフレーバーは香ばしさで合わせて、甘い香りを補う狙いだと思う。

(4品目)カボチャスープ蜂の子ソース

ここでようやく新しい昆虫日本でも昔から食べられた蜂の子

料理の前に「この子たちですよー」と、アクリルボックスに入った蜂の巣を見せてくれるプレゼンテーション。

集合恐怖症の自分には正直かなり厳しい。(まあ絶対こういう演出あるだろう覚悟はしてたからいいけど)

まり直視しないように解説に集中する。

さて、料理の方は甘しょっぱく煮込んだスズメバチの幼虫とサナギソース

カボチャポタージュに落としながら飲むスープ

まあ見た目は幼虫とサナギそのままなので、ザ・虫。

とはいえソースも濃厚な茶色なので凝視しなければあんまりからない。

キャラメリゼされたナッツ香が特長的で、レーズンのような舌が少し収斂するような味わい。

バター感のあるカボチャスープと合わせると、プチプチとした食感とも合わさってなかなかに良い。

マリアージュで合わせるのはボタニカルジンキハダトニックウォーターで割ったもの

スープソースの濃厚さを上手く柑橘香で流してくれた。


(5品目)セミの幼虫&樹液気分ジュース

さぁ、いよいよ昆虫感が出る料理が増えてくる。

植木鉢のような器に木の枝。その先の葉っぱには蝉の幼虫がくっついている。

小学校の時に夏休み集めまくった、抜け殻のあれである

やばいかなと、パートナーをチラッと見るが、全く大丈夫のようだ。

アブラゼミミンミンゼミの幼虫を乾燥させてカラッと揚げたとのこと。

中は思ったよりもジューシーでプチュっとした食感。味は出汁感が強い。

海老唐揚げのような香ばしい感じかなと思ったけど、思ったより香ばしくはない。

香りアーモンドとかのナッツかにかい。成虫になるともっと香ばしくなるらしい。

食感が柔らかめなので、個人的には殻付きの甲殻類唐揚げより好きかもしれない。

合わせた樹液ジュースは、*****と******、***と**(注:これ演出としてクイズだった!ネタバレしないほうがいいと思うので伏せ字にしました)を合わせたもの

ストローセミになった気分で飲む演出。味は、まあ不味くはないけど普通材料の味がする。

(6品目)イナゴトルティーヤ

このコースで一番食べたかったメニューがこれ。

仕事タコスを作ったりしているので、「オアハカ昆虫タコス」は昔から気になっていたので

非常に食べてみたかった一品

イナゴパウダーを練り込んだトルティーヤ生地ベース

焼いてパリパリにしているので、トスターダというのが正しいかな。

イナゴの味的には先程のスズメバチソースのような甘酸っぱい系に仕上げてある。

ベリー感が来るので、ラズベリー系のソースで煮てあるんだと思う。

下にフリホーレス南米黒豆の煮込み)が敷いてあり、味の緩衝材になっている。

見た目はイナゴ佃煮大丈夫なら問題ないレベル

食感は比較バリバリしていて、イメージしてる昆虫食に近かった。

そのまま使う昆虫(成虫)はやはり「硬さ」が一つネックになりそうで、

それを他の食材パリパリに焼いたトスターダ)とかで合わせるのがコツのようだ。


(7品目)イノシシローストイナゴ醤油ソース、韮の蕾のケッパー添え

メインディッシュ

ロゼ色に綺麗にローストされた猪の上に黒ニンニクイナゴ醤油を使ったソースがかけてある。

昆虫の見た目は全くない。普通に美味しい。

イナゴ感みたいなのはからない。パートナー的には一番美味いとのこと。

普通食事が良かったんだね。ごめんよ。と少し思う。

(追加ドリンクタガメハイボール

名物ということで飲んでみたかったタガメハイボール

タガメ発情すると青リンゴに似た香りが出るようで、

かにジムビーム アップルっぽい感じがする。

ただ、それよりももちょっと繊細のような感じで、

人口的な強さがない。個人的には青リンゴよりも洋梨香を感じた。

話を聞いたら、ベースウイスキーブラックニッカとのことらしい。

タガメ漬けるだけで、あれこんなに美味しくなるんか。

(8品目)コオロギラーメン

昼間ランチで出してるというラーメンを〆めで出してくれた。

ヨーロッパエコオロギと二星コオロギの合わせ出汁ということ。

エビ系のあっさりした醤油ラーメン

出汁感はとても強く感じた。だいぶ酔っ払ってきたので、この辺りのメモ適当になってる。

デザートカイコの糞のアイスクリームアップルタルト

今回、全ての料理の中で一番美味しかった。カイコの糞を混ぜ込んだアイスクリーム

ほうじ茶香りのするアイスクリームで絶品。

アイスほうじ茶は入れておらず、桑の葉っぱを食べたカイコの糞を混ぜて香りを作ってるらしい。

これ以外も桜の葉っぱを食べさせると桜餅香りのする糞だったりと、

非常に面白い食材可能性を感じた。

糞を食べるのは結構抵抗感がすごいけど、

カイコの糞は、蚕沙というちゃんとした漢方にもなってるくらい昔から食べられていたらしい。


という、感じで全9品。店名は書かないけど調べれば出てくると思うので、

チャレンジャーは試してみても良いかなと思いました。

追記

いっぱいブコメどうもです。ちょっとだけ返信。

>どっかから依頼されてるの?電通か?

いや全然wなんとなく最近コオロギがすげえ叩かれてるから

結構美味しいのになあと思ったので、書きたくて書いただけ。

オーナー料理説明を毎回してくれるんだけど、

本当に虫取り小学生みたいにキラキラ語ってて本当に好きなんだろうなーと思ったんよね。

なんとなく、そういう人が流れ弾で叩かれたら嫌だなってのがあったかな。

>Antcicadaでしょ?

うそう。1コメ目で店名当てられてびびった。

俺のレポよりもずっと詳細で写真付きの記事あったので、恥ずかしいわ。

ちゃんと調べなくて書いたけど、結構な有名店にだったのね。

パートナーの食後の感想はどうだった?

普通に美味しかったし、楽しかったって言ってくれたよ。

彼女がおおらかな性格なのもあるかもしれんけど、

「食べてるうちに、あんまり気にならなくなった」らしい。

>そこ、もう予約取れなくなってるらしい

そうだろうなと思う。最近2万円弱くらいの客単価のコース系の

レストランは本当に予約取れないよね。

俺も勉強を兼ねて色んなレストラン回るけど、

真っ当な個人店はほとんど紹介じゃないと無理。

いいなと思った店は次回の予約も入れる(人はその後に集める)ことが多いなあ。

>休業中だって

3月から再開みたいだけど、まだ告知HPには来てなかったね。

新しいシェフになると味も変わるだろうし、また食べに行きたいなあ。

2023-02-27

anond:20230227184550

最近こおろぎ話題見かけるけど食えるように加工してるやつでしょ

話題になるほど抵抗感があるのがよーわからん

エビとかカニの仲間だし

2023-02-25

こおろぎ食ったらうんこはどんな感じになるんだろう

2023-02-23

anond:20230223093133

もう限界なの?

こおろぎ育てる代わりにかいこを育てるのは無理か?

2021-09-03

イケメン美女美少女に全く興味がないというか世間様が何でそれらを魅力的に感じてるのか理解できないという人はいるのか。

特別嫌悪するとかじゃなく、人間の顔立ちにおける造形の美しさを理解するような認識の枠組み自体がないような人といえばいいか

中国言葉でいえば沈魚落雁かいうやつ。そういう美を感受する部分だけ魚や雁と同等の人間はいるのだろうか。

特別嫌悪するとかしないとかいうのは、たとえば俺はscatで抜ける奴が理解できないかつscatに生理的嫌悪感を覚える。

一方ぜんまいこおろぎで抜く奴は理解できないけど自分自身がそれを見ることで苦痛を感じるというものでもない。ただどうすればあの作品で興奮できるのかが分からないだけで。

同じようにどうして造形の整った人にメロメロになるものなのか、そもそもメロメロになるとはどういうことなのか、実感としてどうしても理解できないという人間はいるのだろうか。

アセクシャルというものがあるがこういう人たちにしても性的に魅力を感じることがないだけで、世間的にこれはカッコいいと言われるべき人間なんだと理解することはできる。もし人間における顔立ちの魅力そのもの理解できないような人がいるとすればアセクシャル以上に奇妙な存在ということになる。

よく二次元キャラに恋してるとかい人間にまつわるネタ三次元に興味はない」というのがあるが、あれはほとんどが強がりだろう。もしも本気でそう言ってる事例も混じってるなら上記の条件を満たす存在ということになるが、はたして。

2021-01-28

こおろぎは草葉の陰の水滴に我が身を映し月星を観る

2020-12-31

太陽と豆のスープに山樝子の酒をそえよう今日の午餐に

喧騒をとおざけたくて丘にのぼる喧騒を憎むわたしときはなつため

南山こおろぎ

2020-08-23

すずしい

一雨きて急に涼しくなった。こおろぎまで鳴いている。楽園は常夏よりも常秋なのでは。

2011-12-14

[][]5

傾城の美女

践祚 せんそ

櫛比 しっぴ

折伏 しゃくぶく

不如意 ふにょい  生計の困難なこと

佞弁/佞辯 ねいべん 心がねじけていて口先の巧みなこと

金打 きんちょう かたい約束。誓い。

夷狄 いてき

西陬 せいすう 西の果て

日照雨・戯 そばえ

詫びる わびる

詫く あざむく

瘧 おこり

同衾 どうきん

紊乱 びんらん

誼 よしみ  *喧嘩けんか

凱 かちどき

蒼氓 そうぼう

弄ぶ もてあそぶ 弄る いじる 弄る まさぐる

罪あるは斬る。怯懦なるは斬る。隊法を紊すは斬る。隊の名を瀆す者は斬る。

猖獗を極める・蔓延する・彌漫する

尿 ゆばり

筵 むしろ

膩 あぶら

うなじ

葦笛 あしぶえ、よしぶえ

玉蜀黍 とうもろこし cf玉黍(たまきび)唐黍(とうきび) 

糸瓜 へちま

鰐梨 あぼかど alligator pear

酸漿 ほおずき

とき

鵯 ひよどり

金糸雀 かなりあ

雪洞 ゆきどう せっとう、ぼんぼり、せつどう、ゆきあな

野衲 やのう、やどう

盂蘭盆 うらぼん

点綴 てんてい

羆 ひぐま

紙縒 こより

十露盤 そろばん

肋 あばら

蛞蝓 なめくじ

蚯蚓 みみず

蟋蟀 こおろぎ

飛蝗 ばった、ひこう

鰍 甑 帳 骸 疹 匁 蹄 厩 蔀

鐙 樵 厨 廓 硲 瓢 葎 椛 櫓 蕨

2010-07-20

借りぐらしのアリエッティ」をdisりまくるぜ


ネタばれありますよーご注意ください!


感想をさ、書くよ。ママエッティもでてくるよ




じゃ、順番にいくよー



0.借りぐらしとは(借り、狩り、仮り)

当り前だけどさ、人にものを借りたら、どんな形でもいいから返そうよ。違うのかな。

返さないんだったらさ、人間あっての生活なんだしさ、当然さ、質素に生きろよ。

じゃなきゃ、スピラー的な狩り暮らししようぜ。

スピラーが折角くれようとした、カエルの足見て、気色悪くなってるようなさ、動物としての本来の生き方放棄した、仮ぐらしなんて止めよう!

1.食物連鎖

捕食関係がいまいちわからんかったのよね。

今回はさ、、宮崎アニメと違って魔法とかなくて人間離れしすぎないお話だよね。

だれかが言ってたけど、アニメって2通りあって、

屋根から落ちたら死ぬタイプアニメと、死なないタイプアニメあるじゃん。前者はサザエさんで、後者攻殻機動隊とかさ。

この物語は前者だよね。

だから、リアル世界での位置づけって言うか、食物連鎖ピラミッドのどこにアリエッティたちが位置づけされるか、気になっちゃったよ。


人間たぬきねこ>からす>ねずみ、カエル、ごきぶり>アリエッティこおろぎ、だんごむし、あり


こんな感じ?

こおろぎとか、だんごむし、群れたアリって結構、貪欲で凶暴だから気を付けた方がいいよ。

ちょっと、俺の話で申し訳ないけどさ、

ちいさいころ、「だれも知らない小さな国」っていうコロボックル小人)が出てくる本が好きだったの。

人間との共存の難しさとか自然の怖さが描かれててさ、今回も勝手にそんな感じだと思ってたから、

やっぱり捕食関係がぜんぜん描かれていないことに気になったよ。


2.「絶滅危惧種」発言

「君たちは滅びゆく種族なんだよ。君はこの世界にどのくらいの人間がいるか知ってる?67億人だよ」

これはさ、生物多様性の話じゃないよ。


ま、ヤンデレ翔くんだから、ついつい自分より弱い存在に対して、ひどいこと言ってしまったのはわかる。

でもさ、そこで突然「オレ、心臓悪いんだ」っていうオレかわいそうな奴発言は、浅ましくない?


3.「僕の心臓」発言

「君はぼくの心臓の一部だ」

あのさ、アリエッティの逞しさ、ほんとに伝わったてたのかな。突然出てきた、その言葉だけじゃわからないんだ。


4.劇的ビフォワアフターなリフォーム

翔くんの大きな手で、いきなりアリエッティ家のリフォーム始めたよね。

やっぱり、リフォームは、キッチンからなんだ!

あの欲深いというか、あざといママエッティに、「ここが地獄かあああ」って形相にさせるとはね。


秘密の花園」読んじゃうくらい繊細な翔くんなんだし

親切心が裏目に出ちゃっただけなんだよね、ドールハウス、美しいから。


でもさ、知的翔くんなら、リフォームじゃなくて、

小人さんにとっては、テラフォームくらいの勢いの、恐怖を与える想像力はあったと思うんだ。


それに、翔くんは知らないかもしれないけど、もともとのキッチン、なかなか使い勝手も良く綺麗で良かったんだ。

リフォームの必要性なかったよね。


5.アリエッティ、外の世界に出る

とりあえず、脱出はしたし、新しい世界がはじまるんだよね。

でもさ、また、この家であったことと同じこと繰り返すよ。

だって、ただ逃げただけでしょ?

ぜんぜん成長してないじゃん。ママエッティも、パパエッティも。

アリエッティなんかはさ、かなり前向きな女の子だから成長要素なかったじゃん。


6.最後によかったところ(フォローするよ)

アリエッティの軽やかに飛び回る姿、ホッチキスの針の階段、水滴の質感、小人さんの生活を楽しんでみて!という描写がアニメならではで、素晴らしかったよ




ここまで読んでくれてありがとう、まあさ、キャラを掘り下げられなかっただけなんだろうなってのが感想

鈴木敏夫が言ってた3つのキーワード「静かで、ひっそり、そして質素に」の正反対だった。


あざとく、あさましく、そして浅い

2010-07-09

いなす、いなす、絶対いなす

世間では、いなすとは軽くあしらうことを意味するようですが、私の育った街の中学校では、喧嘩をして相手を泣かせるという意味でした。

ちなみに隣の校区では怒る、または喧嘩を売るといったいなす一歩手前の状態をいなると使い分けていたようですが、どちらにしても綺麗な言葉ではありませんでした。

そして時は流れ高校進学となります。

地元の高校はショボかったので隣町の高校に進学することにしました。

当時人口数十万くらいのそれなりに大きな街の進学校を目指しました。

残念ながら進学校へは行けず、傷を舐め合う高校へ行くことになりましたがその話はここでは出てきません。

そして傷を舐め合う高校でさきほどのいなす、という単語クラスメートの会話で時々出てくるのですが、どうも意味が通じません。

「昨日○○でいなしてやった」「マジで?」

「○○いなしてやろうか」「やめとけよ」

とりあえずダーティなイメージは合っているようですが○○には人の名前ではなく、店舗名が入るのです。

店員と喧嘩でもしたのかな、と考えればそれなりに話は合いますが、そんなに頻繁に喧嘩するのかとだんだん疑問がわいてきました。

そしてよーく話の流れを追っていると、言葉意味がまったく違うことに気付いたのです。

その街では、いなすとは商品を盗むことだったのです。

恐る恐る聞いてみると、

「それは○○って言わない?」

「いや、それは▲▲だよ」

「え、ふつう××でしょ!」

それぞれの出身中学校ごとに違う単語が飛び出します。

古文におけるこおろぎときりぎりすみたいなもので、まったく違うならその場で気付きますが、意味微妙に入れ違いになっているものなどは言われなければなかなか気づきません。

それから1年は話しかけるたびに意思疎通できているか、確認のために違う言い方を織り交ぜながら話すという回りくどいことをしながら傷を舐め合いました。

2009-08-31

鹸あく

菠薐草ほうれんそう

目眩くめくるめく

紅娘てんとうむし

馴致じゅんち

人熟れひといきれ

旗幟きし

為人ひととなり

俗諺ぞくげん

諫言かんげん

猫糞ねこばば

禦ぐふせぐ

僑るやどる

大鋸屑おがくず

些細ささい

泡沫うたかた

吹聴ふいちょう

三槲みつがしわ

侠客きょうかく

海豹あざらし

狢むじな

嗽うがい

苦参くらら

鉄桶てっとう

入内じゅだい

羸馬るいば

太々しいふてぶてしい

鴛鴦おしどり

紗うすぎぬ

弛むたるむ

背馳はいち

蔑ろないがしろ

乍寒水さかんすい

翳すかざす

からむし

碑いしぶみ

湛えるたたえる

蟋蟀こおろぎ

鴫しぎ

奢侈しゃし

鋤除じょじょ

洋燈らんぷ

跪くひざまづく

矜持きょうじ

蠕動ぜんどう

膾炙かいしゃ

所縁ゆかり

嫉むそねむ

讒言ざんげん

馘首かくしゅ

嘶くいななく

栖すみか

倦むうむ

煽てるおだてる

所為せい

躊躇うためらう

目眩めまい

俯くうつむく

櫛比しっぴ

車前草おおばこ

佳肴かこう

隘路あいろ

喇嘛らま

快哉かいさい

瑕疵かし

勤しむいそしむ

郁しいかぐわしい

公孫樹いちょう

和布わかめ

蝌蚪おたまじゃくし

仕りつかまつり

苧環おだまき

顰めるしかめる

 
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