鴨居 玲 - 2010.05.23 Sun
鴨居玲の絵が好きである。
何年か前、広島に鴨居玲展が来た時、家族で見に行った。ますます好きになった。
鴨居の作品から、私の好きなものを幾つか。
「静止した刻」
サイコロが投げられたその瞬間。緊張感に満ちた画面。息を呑む人々。空中で静止するサイコロ。静寂。
「おっかさん」
飲んだくれて帰ってきた息子のむなぐらをつかみ、叱責する年老いたおっかさん。ユーモラス!!
「出を待つ」
舞台の出番を待つ道化師。はっとするような激しい赤! びっくりした。
その激しさと相反して、だらしないピエロの姿。(ピエロは鴨居自身がモデルだそうだ。)
ポケットに手を突っ込み、腹を突き出し、目は・・・、目は何を見ているのか・・・。
↓ そしてこれが鴨居玲。なかなかの男前!
(もう1つ作品を。題は、「私の話を聞いてくれ」)
何年か前、広島に鴨居玲展が来た時、家族で見に行った。ますます好きになった。
鴨居の作品から、私の好きなものを幾つか。
「静止した刻」
サイコロが投げられたその瞬間。緊張感に満ちた画面。息を呑む人々。空中で静止するサイコロ。静寂。
「おっかさん」
飲んだくれて帰ってきた息子のむなぐらをつかみ、叱責する年老いたおっかさん。ユーモラス!!
「出を待つ」
舞台の出番を待つ道化師。はっとするような激しい赤! びっくりした。
その激しさと相反して、だらしないピエロの姿。(ピエロは鴨居自身がモデルだそうだ。)
ポケットに手を突っ込み、腹を突き出し、目は・・・、目は何を見ているのか・・・。
↓ そしてこれが鴨居玲。なかなかの男前!
(もう1つ作品を。題は、「私の話を聞いてくれ」)
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● COMMENT ●
マサキンさん
確かに日本の洋画家っぽくない印象がありますね。
鴨居は、パリだけでなく、遠く南米にまで渡って絵を描いています。そのへんの影響でしょうか・・・。
構図。特に背景が何かしら物語るものがある。
それまで、私は、絵の主体となる物が絵を支配し、背景はせいぜいその引き立て役としか認識していなかったけれども、絵は、全体の構成によって表現するということを、これらの絵が再認識させてくれました。
もう一個、昨日の記事に画像を貼り付けておきます。
背景の広さが大胆です。その空間が物語っています。
作品名「私の話を聞いてくれ」
確かに日本の洋画家っぽくない印象がありますね。
鴨居は、パリだけでなく、遠く南米にまで渡って絵を描いています。そのへんの影響でしょうか・・・。
構図。特に背景が何かしら物語るものがある。
それまで、私は、絵の主体となる物が絵を支配し、背景はせいぜいその引き立て役としか認識していなかったけれども、絵は、全体の構成によって表現するということを、これらの絵が再認識させてくれました。
もう一個、昨日の記事に画像を貼り付けておきます。
背景の広さが大胆です。その空間が物語っています。
作品名「私の話を聞いてくれ」
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でも何となく作品は記憶に有る様な・・・・
イラストレーションにも通じる配色に構図。
それも日本画家っぽくない、あか抜けた感じですね!
「出を待つ」に至っては、余りにも鮮烈で一度見ただけで忘れられない様な感じですよ!