大晦日 - 2011.12.31 Sat
あと2時間半で2011年が終わる。
例年なら、私の実家に帰省し、今頃じいちゃんばあちゃんとTEAMたけの3人、コタツで紅白歌合戦なんぞを見ているところなんだけど。
今年は、私一人で帰省することにした。こぐまが受験勉強の正念場だからだ。それよりも、風邪で体調を崩すことの方が心配だ。だから、妻とこぐまは家で留守番、ということにしていた。
だが、昨日になって実家の母から、
「元日は雪が降りそうじゃ。無理して帰らんとき。」という電話。
「大丈夫ッちゃ。俺一人ぐらい。これでも雪深い所に勤務したこともあるんぞ。」
といきがってみたけれど、母は、雪の中を車に乗って帰省すると、私が実家に着くまで気が気じゃないから、と、そう言ってきかない。そこでここは母の言いつけを守ることにした。
今日の昼、まだ雪は降っていなかった。天気もいいので、今日のうちに車で帰省し、日暮れまでに自宅に帰るということにした。
12時過ぎに家を出て、娘の書いた年賀状を郵便局に持って行き、親戚の家に届け物をして、少しブラブラしてから実家に行くと、着いた時刻は午後3時半。父が、
「お前、いつになったら帰るんかと心配しちょッたぞ。」と一言。
先日、伯母が交通事故で入院し、父も母もそれを聞いて、私が車で帰るのを本当に心配していたみたい。
心配かけちゃったなあ、も少し早く帰ってやればよかったなあと思う気持ちが半分と、このところ気持ちまで細ってきた父母にやるせない思いを感じて、余計に申し訳なく思った。
母が畑でできたキャベツと白菜を一玉ずつ、抱えて私の車に持って行こうとする。
「ああ。おふくろ、ええよ。俺が持っていく。」
「けど、こりゃ重いぞ。大丈夫か。」と母。
持ってみると、全然重くはない。母の筋力が衰えただけだったのだ。
それが分かると無性に悲しくなった。
父は、今年、数え年で80になる。
膝が痛くてやれんと言う。
会うたびに体が小さくなっている。
父は、畑で「広島菜」を摘んでくれた。
「親父、俺がやるいね。」
私はそう言って父と代わろうとするのだが、父は、頑として私と交代しようとはしない。
「いや、わしがやる。」
その言葉、そして、悪い膝を庇いながら緩慢な動作で、私のために広島菜を摘む父の姿。
その姿に、私は、どうにも目頭が熱くなってしまうのだ。
野菜や漬物やなんやかやを車に積み、5時前には帰路に着いた。
「お前、家に帰ったらすぐに電話を入れるんぞ。」と父。
今度は私の帰り道が心配になったようだ。
「たかだか1時間半じゃん。そんなに心配すんなって。」その言葉を飲み込み、
「分かった。分かった。すぐ電話する。」と私。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
帰りに車を運転しながら考えた。
これまで、父母に反発しながら生きてきた。
結婚してからも、時に、まるで目の上のたんこぶみたいに感じていた。
だが、いつの間にか父も母も老いていき、私の反発、反抗を跳ね返すほどの力も気持ちも萎えてしまっている。
もう、親子喧嘩さえできないのだろうか。
ふとそう思った。
父にも母にも、まだまだ言ってやりたい不平不満は山ほどあるというのに。
これまで我慢してきた思いが山ほど残っているというのに。
もう、喧嘩さえできなくなるのか。
反抗することさえできなくなるのか。
親が「老いる」とは、そういうことなのか。
まだ若かった頃の父母の姿を思い出す。
年老いた今の姿と重ねてみる。
私は耐え切れなくなって、路肩に車を止め、しばし泣いた。
親孝行、したいときには親はなし
いまだに父と私には心の距離がある。
父が生きている間に、その溝は埋まるだろうか。
そんなことを心配する今年の大晦日である。
例年なら、私の実家に帰省し、今頃じいちゃんばあちゃんとTEAMたけの3人、コタツで紅白歌合戦なんぞを見ているところなんだけど。
今年は、私一人で帰省することにした。こぐまが受験勉強の正念場だからだ。それよりも、風邪で体調を崩すことの方が心配だ。だから、妻とこぐまは家で留守番、ということにしていた。
だが、昨日になって実家の母から、
「元日は雪が降りそうじゃ。無理して帰らんとき。」という電話。
「大丈夫ッちゃ。俺一人ぐらい。これでも雪深い所に勤務したこともあるんぞ。」
といきがってみたけれど、母は、雪の中を車に乗って帰省すると、私が実家に着くまで気が気じゃないから、と、そう言ってきかない。そこでここは母の言いつけを守ることにした。
今日の昼、まだ雪は降っていなかった。天気もいいので、今日のうちに車で帰省し、日暮れまでに自宅に帰るということにした。
12時過ぎに家を出て、娘の書いた年賀状を郵便局に持って行き、親戚の家に届け物をして、少しブラブラしてから実家に行くと、着いた時刻は午後3時半。父が、
「お前、いつになったら帰るんかと心配しちょッたぞ。」と一言。
先日、伯母が交通事故で入院し、父も母もそれを聞いて、私が車で帰るのを本当に心配していたみたい。
心配かけちゃったなあ、も少し早く帰ってやればよかったなあと思う気持ちが半分と、このところ気持ちまで細ってきた父母にやるせない思いを感じて、余計に申し訳なく思った。
母が畑でできたキャベツと白菜を一玉ずつ、抱えて私の車に持って行こうとする。
「ああ。おふくろ、ええよ。俺が持っていく。」
「けど、こりゃ重いぞ。大丈夫か。」と母。
持ってみると、全然重くはない。母の筋力が衰えただけだったのだ。
それが分かると無性に悲しくなった。
父は、今年、数え年で80になる。
膝が痛くてやれんと言う。
会うたびに体が小さくなっている。
父は、畑で「広島菜」を摘んでくれた。
「親父、俺がやるいね。」
私はそう言って父と代わろうとするのだが、父は、頑として私と交代しようとはしない。
「いや、わしがやる。」
その言葉、そして、悪い膝を庇いながら緩慢な動作で、私のために広島菜を摘む父の姿。
その姿に、私は、どうにも目頭が熱くなってしまうのだ。
野菜や漬物やなんやかやを車に積み、5時前には帰路に着いた。
「お前、家に帰ったらすぐに電話を入れるんぞ。」と父。
今度は私の帰り道が心配になったようだ。
「たかだか1時間半じゃん。そんなに心配すんなって。」その言葉を飲み込み、
「分かった。分かった。すぐ電話する。」と私。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
帰りに車を運転しながら考えた。
これまで、父母に反発しながら生きてきた。
結婚してからも、時に、まるで目の上のたんこぶみたいに感じていた。
だが、いつの間にか父も母も老いていき、私の反発、反抗を跳ね返すほどの力も気持ちも萎えてしまっている。
もう、親子喧嘩さえできないのだろうか。
ふとそう思った。
父にも母にも、まだまだ言ってやりたい不平不満は山ほどあるというのに。
これまで我慢してきた思いが山ほど残っているというのに。
もう、喧嘩さえできなくなるのか。
反抗することさえできなくなるのか。
親が「老いる」とは、そういうことなのか。
まだ若かった頃の父母の姿を思い出す。
年老いた今の姿と重ねてみる。
私は耐え切れなくなって、路肩に車を止め、しばし泣いた。
親孝行、したいときには親はなし
いまだに父と私には心の距離がある。
父が生きている間に、その溝は埋まるだろうか。
そんなことを心配する今年の大晦日である。
「TEAMたけ」の1年を振り返ってみる - 2011.12.28 Wed
暮れも押し迫ってきた。早いものだ。もう1年が終わろうとしている。
TEAMたけのこの1年を漢字1文字で表わすとしたら・・・、
あんまり明るい言葉ではないけれど、「忍」ではないだろうかと思う。
こぐまが、一番耐え忍んだ1年ではなかったかと思う。もちろん、受験生だからだけど。だが、その努力が報われるか否かは、年が明けないと分からない。今はまだ、不安の真っ只中で耐えている時期だ。
私はというと、職場をかわって慣れない仕事に耐え忍んだ1年だった。
妻は、・・・・・・うーん。結構色々なアクシデントが彼女の身に起きて、それに耐えた1年だった。
耐え忍んだ1年。・・・いや、ちょっと大げさな表現だったかもしれない。
でも、不幸せだったわけではない。苦しい時も家族の笑い声は絶えなかった。
だから、これでいい。
いい1年だったのだ。
そして、
春はきっと来る!!
TEAMたけのこの1年を漢字1文字で表わすとしたら・・・、
あんまり明るい言葉ではないけれど、「忍」ではないだろうかと思う。
こぐまが、一番耐え忍んだ1年ではなかったかと思う。もちろん、受験生だからだけど。だが、その努力が報われるか否かは、年が明けないと分からない。今はまだ、不安の真っ只中で耐えている時期だ。
私はというと、職場をかわって慣れない仕事に耐え忍んだ1年だった。
妻は、・・・・・・うーん。結構色々なアクシデントが彼女の身に起きて、それに耐えた1年だった。
耐え忍んだ1年。・・・いや、ちょっと大げさな表現だったかもしれない。
でも、不幸せだったわけではない。苦しい時も家族の笑い声は絶えなかった。
だから、これでいい。
いい1年だったのだ。
そして、
春はきっと来る!!
サンタの独り言 - 2011.12.25 Sun
今、午前3時半。
うっかり寝過ごすとこだった。
アブねえアブねえ。。。
・・・・・・わしはサンタじゃ。
これからこぐまのプレゼントを枕元に置こうと思っておる。
去年はデジカメ。
今年のリクエストは”ipod touch”とな。
年々贅沢になりよるわい。
まあ、今年は受験で、我慢の1年だったからな。
こぐまのわがまま、きいてやろう。
ただし、今年はラッピングも無しじゃ!
ヤマダ電器の袋ごと置いといてやるわい。
ふふふ・・・。
サンタがすぐそばにいるのも知らんと、
ぐーぐーと、よく寝ておるわい。
寝顔はちっちゃい頃から全然変わっておらん。
・・・さてと、
プレゼントを持って来ようかの。
・・・うー、さぶいさぶい・・・・・・。
うっかり寝過ごすとこだった。
アブねえアブねえ。。。
・・・・・・わしはサンタじゃ。
これからこぐまのプレゼントを枕元に置こうと思っておる。
去年はデジカメ。
今年のリクエストは”ipod touch”とな。
年々贅沢になりよるわい。
まあ、今年は受験で、我慢の1年だったからな。
こぐまのわがまま、きいてやろう。
ただし、今年はラッピングも無しじゃ!
ヤマダ電器の袋ごと置いといてやるわい。
ふふふ・・・。
サンタがすぐそばにいるのも知らんと、
ぐーぐーと、よく寝ておるわい。
寝顔はちっちゃい頃から全然変わっておらん。
・・・さてと、
プレゼントを持って来ようかの。
・・・うー、さぶいさぶい・・・・・・。
こぐまのクリスマス料理 - 2011.12.24 Sat
クリスマス・イブ - 2011.12.24 Sat
今日は、クリスマスイブ。
年々ショボくなっていく我が家のクリスマスだが、今年はなんと娘が料理を作るという。果たしてどうなることやら分からないが、娘はやる気満々である。
とはいえ、今年お受験の娘は今日も塾へ。
冬休み前の、担任から配布された学級便りには、
『分かっているとは思いますが、クリスマス会だの新年会だのしている場合ではありません。塾などの特別な場合を除き、外出禁止。なお、決して寄り道をしないこと。神社やお寺などへのお参り(除夜会や初詣?)も、必ず保護者同伴です。』ときっつぅぅぅいお言葉。ははは・・・。
今年もまた、いつもと何にも変わらない、じみーな1日が過ぎようとしている。
私がクリスマスソングと言われて一番に思い浮かぶのは、『ホワイト・クリスマス』。
小学生の頃、父が、ビング・クロスビーのLPレコードを買ってきた。その中に収録されていたのがこの曲だった。
「『ホワイト・クリスマス』っちゅうのは名曲じゃ。ま、子供にはこの良さは分からんじゃろうがの。」と父。
クリスマスは子供のお祭り(?)であるからして、その頃知っていた曲は、「ジングルベル」とか、「赤鼻のトナカイ」とか、「サンタが町にやってくる」とか。クリスマスに大人の歌があるなんて知らなかったし、こんな静かなクリスマスソングを聴くのも初めてだった。
ほんの少し大人になった気分で、父親がいない隙に、こっそりこの曲を聴いていた。
今日の山口県は寒い。
山間地では雪。
今夜は、もしかしたら私が住んでいる街も、『ホワイト・クリスマス』になるかもしれない。
妻の言葉「お金」 - 2011.12.23 Fri
「お金は、人生という旅のパスポート」
妻の言葉「貯蓄ちょきんぎょ」 - 2011.12.07 Wed
ボーナスの使い道について、TEAMたけ、作戦会議。
妻、たけに一言。
「ねえねえ、『ちょきんぎょ』何個欲しい??」
・・・・・・・・・はじめっから、全額貯める気満々・・・。
妻、たけに一言。
「ねえねえ、『ちょきんぎょ』何個欲しい??」
・・・・・・・・・はじめっから、全額貯める気満々・・・。
ツリーまつり - 2011.12.04 Sun
TEAMたけは、「周南冬のツリーまつり」を見に行った。
私がまだ独身の頃に始まったイベントだから、もうかれこれ20年ほど、毎年この時期に行われている。
昔は今よりもっと広範囲にイルミネーションが飾られていたものだが、年々縮小傾向ではある。でも、今年は昨年よりも電球、LEDの数を増やしたそうだ。夜の帳に鮮やかなイルミネーション。何だか異空間に迷い込んだような錯覚に陥る。
TEAMたけは、毎年このツリー祭りを見に行く。
見に行くとはいっても、車で通るだけなのだが・・・。
このツリーを見ると、年の瀬なんだなあとしみじみするのである。
↓車窓から携帯のカメラで取った画像。分かりにくいだろうケド。
地元ニュースから
周南冬のツリーまつり
こぐま語録「焼肉」 - 2011.12.03 Sat
こぐまの期末テストも終わったことだし、夕方家族でどっかで外食しようと、妻の車で出かけた。
週末でどこのレストランも人が多く、待つのも面倒なので市街地を車であてどなくぐるぐると。
焼肉レストランのそばの横断歩道で信号待ちをしていると、焼肉の香ばしい香りが・・・。
あー、いい匂い。
焼肉の香りの芳香剤があったら、あたし絶対買う!
週末でどこのレストランも人が多く、待つのも面倒なので市街地を車であてどなくぐるぐると。
焼肉レストランのそばの横断歩道で信号待ちをしていると、焼肉の香ばしい香りが・・・。
あー、いい匂い。
焼肉の香りの芳香剤があったら、あたし絶対買う!
TEAMたけ語辞典「おそよう」 - 2011.12.03 Sat
【おそよう】
<意味>
休日の朝、一番最後に起きた家族に浴びせられる、屈辱的な挨拶。
言われた回数 第1位:こぐま 第2位:たけ
<例文>
土曜日
7:00am.
休日とはいえ、妻はほどほどの時刻には起きる。
8:30am.
こぐま起床。
妻
「おはよー!」
こぐま
「フッフーン。おはよー!」
11:00am.
たけ起床。
妻
「あ、おとーさん、おそよー!」
こぐま
(半分ドヤ顔、半分小馬鹿にしたような笑顔で。)
「おそよー!! ・・・・・・フッ・・・。」
たけ
「お、おそよう・・・。」
く、くっそーぉぉぉぉ・・・。
<意味>
休日の朝、一番最後に起きた家族に浴びせられる、屈辱的な挨拶。
言われた回数 第1位:こぐま 第2位:たけ
<例文>
土曜日
7:00am.
休日とはいえ、妻はほどほどの時刻には起きる。
8:30am.
こぐま起床。
妻
「おはよー!」
こぐま
「フッフーン。おはよー!」
11:00am.
たけ起床。
妻
「あ、おとーさん、おそよー!」
こぐま
(半分ドヤ顔、半分小馬鹿にしたような笑顔で。)
「おそよー!! ・・・・・・フッ・・・。」
たけ
「お、おそよう・・・。」
く、くっそーぉぉぉぉ・・・。