ポリシー
ポリシーとは、管理グループとそのサブグループに適用される一連のカスペルスキー製品の設定です。管理グループのデバイスに複数のカスペルスキー製品をインストールできます。Kaspersky Security Center Cloud コンソールは、管理グループ内のカスペルスキー製品ごとに 1 つのポリシーを提供します。ポリシーには、次のいずれかのステータスがあります(以下の表を参照)。
ポリシーのステータス
ステータス | 説明 |
---|---|
アクティブ | 現在デバイスに適用されているポリシー。各管理グループ内のカスペルスキー製品に対してアクティブにできるポリシーは 1 つだけです。デバイスは、カスペルスキー製品のアクティブポリシーの設定値を適用します。 |
非アクティブ | 現在デバイスに適用されていないポリシー。 |
モバイルユーザー | このオプションをオンにすると、デバイスが企業ネットワークから離れるとポリシーがアクティブになります。 |
ポリシーは、次のルールに従って機能します:
- 1 つのアプリケーションに対して、異なる値を持つ複数のポリシーを定義することができます。
- 現在のアプリケーションに対してアクティブにできるポリシーは 1 つだけです。
- 特定のイベントが発生した時に、非アクティブポリシーを有効化できます。たとえば、ウイルスアウトブレイク中に、より厳格なアンチウイルスによる保護設定を適用することができます。
- ポリシーには子ポリシーを設定できます。
一般には、ウイルス攻撃などの緊急事態への備えとしてポリシーを使用できます。たとえば、フラッシュドライブを介した攻撃が発生した場合は、フラッシュドライブへのアクセスをブロックするポリシーを有効化できます。この場合、現在アクティブなポリシーは自動的に非アクティブになります。
異なる状況で複数の設定の変更のみが想定される場合などで、複数のポリシーを管理することを防ぐために、ポリシープロファイルを使用できます。
ポリシープロファイルとは、ポリシーの設定値の代わりに使用される、指定されたポリシー設定値のサブセットです。ポリシープロファイルは、管理対象デバイスでの有効な設定の形成に影響を与えます。有効な設定とは、デバイスに現在適用されている一連のポリシー設定、ポリシープロファイル設定、およびローカルアプリケーション設定です。
ポリシープロファイルは、次のルールに従って機能します:
- ポリシープロファイルは、特定の有効化条件下で有効になります。
- ポリシープロファイルには、ポリシー設定とは異なる設定値が含まれます。
- ポリシープロファイルを有効化すると、管理対象デバイスの有効な設定が変更されます。
- 1 つのポリシーに最大 100 個のポリシープロファイルを含めることができます。