管理サーバーの階層構造
管理サーバーは、「プライマリ」と「セカンダリ」の階層に配置できます。各管理サーバーは、階層の複数のネストレベル上に複数のセカンダリ管理サーバーを保持できます。セカンダリ管理サーバーのネストレベルに制限はありません。プライマリ管理サーバーの管理グループには、すべてのセカンダリ管理サーバーのクライアントデバイスが含められます。
Kaspersky Security Center Cloud コンソール管理サーバーはプライマリ管理サーバーとしてのみ動作でき、セカンダリサーバーとして、オンプレミスで実行されているセカンダリ管理サーバーのみ保持できます。
オンプレミスで実行されている管理サーバーから Kaspersky Security Center Cloud コンソール管理サーバーへの移行時に、管理サーバーを階層に配置できます。その後、移行を緩和するため、管理対象デバイスを一部のみ Kaspersky Security Center Cloud コンソール管理サーバーの管理下に移動できます。その他の管理対象デバイスは、オンプレミスの管理サーバーの管理下に残ります。これにより、Kaspersky Security Center Cloud コンソールの管理機能を、限られた数の管理対象デバイスに対してテストできます。同時に、ネットワーク全体の管理と監視をテストするためのポリシー、タスク、レポート、その他のオブジェクトを設定できます。これにより、オンプレミスの管理サーバーで設定されているオブジェクトに、必要に応じて切り替えることができます。
管理グループの階層に含まれる各デバイスは、1 台の管理サーバーにしか接続できません。デバイスから管理サーバーへの接続を個別に監視する必要があります。ネットワーク属性に基づいて様々な管理サーバーの管理グループ内でデバイスを検索する機能を使用してください。