ドメインコントローラーのポーリング

2024年12月16日

ID 166185

Kaspersky Security Center Cloud コンソールは、ディストリビューションポイントのみを使用する Microsoft Active Directory ドメインコントローラーと Samba ドメインコントローラーのポーリングをサポートしています。

Kaspersky Security Center Cloud コンソールは、Linux ディストリビューションポイントを使用してのみ Samba ドメインコントローラーをポーリングできます。Samba ドメインコントローラーの場合、 Samba 4 が Active Directory ドメインコントローラーとして使用されます

ドメインコントローラーをポーリングする時、ディストリビューションポイントはドメイン構造、ユーザーアカウント、セキュリティグループ、およびドメインに含まれるデバイスの DNS 名に関する情報を取得します。ドメインコントローラーのポーリングは、設定したスケジュールに従って実行されます。

必須条件

ドメインコントローラーをポーリングする前に、次のプロトコルが有効になっていることを確認してください:

  • 簡易認証およびセキュリティ層(SASL)
  • ライトウェイトディレクトリアクセスプロトコル(LDAP)

ドメインコントローラーデバイスで次のポートが使用可能であることを確認してください:

  • SASL の場合は 389
  • TLS の場合は 636

ディストリビューションポイントを使用したドメインコントローラーのポーリング

ディストリビューションポイントを使用してドメインコントローラーをポーリングすることもできます。Windows または Linux ベースの管理対象デバイスは、ディストリビューションポイントとして機能できます。

Linux ディストリビューションポイントの場合、Microsoft Active Directory ドメインコントローラーと Samba ドメインコントローラーのポーリングがサポートされています。
Windows ディストリビューションポイントの場合、Microsoft Active Directory ドメインコントローラーのポーリングのみがサポートされます。
Mac ディストリビューションポイントを使用したポーリングはサポートされていません。

ディストリビューションポイントを使用してドメインコントローラーのポーリングを設定するには:

  1. ディストリビューションポイントのプロパティを開きます
  2. ドメインコントローラーのポーリング]セクションを選択します。
  3. ドメインコントローラーのポーリングを有効にする]をオンにします。
  4. ポーリングするドメインコントローラーを選択します。

    Linux ディストリビューションポイントを使用する場合は、[指定したドメインのポーリング]セクションで、[追加]をクリックし、ドメインコントローラーのアドレスとユーザー資格情報を指定します。

    Windows ディストリビューションポイントを使用する場合は、次のオプションのいずれかをオンにできます:

    • 現在のドメインのポーリング
    • ドメインフォレスト全体のポーリング
    • 指定したドメインのポーリング
  5. 必要に応じて、[ポーリングのスケジュールを設定する]をクリックして、ポーリングスケジュールオプションを指定します。

    ポーリングは、指定されたスケジュールに従ってのみ開始されます。ポーリングを手動で開始することはできません。

ポーリングが完了すると、ドメイン構造が[ドメインコントローラー]セクションに表示されます。

デバイス移動ルールを設定し有効にしている場合、新たに検出されたデバイスは自動的に[管理対象デバイス]グループに含まれます。移動ルールがオンでない場合、新たに検出されたデバイスは自動的に未割り当てデバイスグループに含まれます。

検出されたユーザーアカウントは、Kaspersky Security Center Cloud コンソールでのドメイン認証に使用できます。

ドメインコントローラーのポーリング結果の表示

ドメインコントローラーのポーリング結果を表示するには:

  1. メインメニューで、[検出と製品の導入]→[検出]→[ドメインコントローラー]の順に選択します。

    検出された組織単位のリストが表示されます。

  2. 組織単位を選択し、[デバイス]をクリックします。

    組織単位に含まれるデバイスのリストが表示されます。

リスト内を検索したり、結果をフィルターすることができます。

関連項目:

ネットワークポーリング

ネットワーク接続されたデバイスの検出シナリオ

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Kaspersky Endpoint Security for Business Advanced:企業のための適応型セキュリティ
Web とデバイスをコントロール。データの暗号化。単一のコンソールから便利かつシンプルにセキュリティ管理。
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