#2304
あまりに理不尽な要求にキレてみたけれど(しまったけれど)、広がる後味の悪さ。
うまくいかない。いろんなことが。
OLYMPUS PEN-FT/ズイコー38ミリ Kodak SG400
岡山・牛窓 2014.3
あまりに理不尽な要求にキレてみたけれど(しまったけれど)、広がる後味の悪さ。
うまくいかない。いろんなことが。
「今まで、いろんなところに連れて行ってくれてありがとう。」
って君は言ったけど、冗談じゃない。
まだまだ、僕には隠し玉があったんだ。
あったのに。
そういう問題じゃないよな、わかってるんだけどな。
そしてキミがいないまま、季節が巡る。
信楽(1)
図書館で借りた、安西水丸さんの「スケッチブックの一人旅。」という本に感化されて、信楽に行ってきました。
信楽を訪れるにあたり、水丸さんは交通手段にJR琵琶湖線~草津線を利用されました。
「僕の旅の楽しみの一つに、知らない町を車窓から眺めることにある。」1)と水丸さんは書いておられます。
車窓から見る、密集した家屋や細い路地。道端で立ち話をしている大人達、ふざけあってる子供達。川の土手やそこにかかる橋。時には雨が降って車窓を濡らす雨。何もかもがきっと旅情を掻き立てると思います。
僕もそういった旅情溢れる旅には憧れを抱いていて、過去に一度、城崎まで電車で4時間かけて訪れたことがありました。が、座席に座っているとお尻が痛いし、眠くなって車窓から外を眺める事はできないし、何よりもじっとしていることが苦手な僕には、残念ながら性に合いませんでした。
昔から通信簿に「落ち着きがない。」と書かれていた僕は、オートバイを走らせたり停めてみたり、寄り道をしながらの方が性にあっていると思ったので、今回はカブに乗って信楽に行くことにしました。
1)安西水丸 1997.スケッチブックの一人旅,JTB.
信楽(4)
水丸さんは新宮神社から脇にそれた路地をスケッチされたのですが、そのイラストがとても良くて、信楽に着くなり、真っ先にそこへカブを走らせました。
実際に自分の目で見てみると、何の変哲もない路地でしたので写真を撮ることはありませんでした。
同じものを見ても、どう感じるかはその人次第なので、ここが凡人とそうでない人の境目なのかもしれませんね。
信楽焼きで有名な信楽だけに、たくさんの窯元がありますが、それらを結ぶのが窯元散策路です。
散策路には、色々な表情をしたタヌキや無造作に並べられた陶器、登り窯のほか、陶製の道しるべ、マンホールなどもあってとても楽しい散策路です。
もちろん、点在する工房をひやかしながら歩くのも一興です。
もちろん、僕もカブを駅前の駐車場に停めて、徒歩で散策しました。